JPExtensions
(主に作者にとって)利便性を向上させる諸々の機能拡張と、効果音の付加、置換プラグイン管理を併せ持つ。実験的な意味合いのものも含まれるので、全てが有用なものとは限らない。
- ダウンロードリストが肥大化してきた場合での操作性の向上
- ダウンロード情報を扱いやすいファイル形式でエクスポート及びインポート
- Drug & Drop では非常にやりづらいパッケージ間のファイル移動をダイアログ選択で実行
- ダウンロード後のパッケージ内ソートを自動化
- 動作仕様の改変
- DLC 等のコンテナ, リンクプロテクトサービス, フォルダ URL 等で隠蔽されたファイル URL を開示させる
- 列タイトルソートの無効化
- 中断したダウンロードをミラーファイルで継続
- 例として、500MB のファイル hostA/filename.zip と hostB/filename.zip がダウンロードリストにあり、hostA/filename.zip のダウンロードが 400MB まで進んだところでダウンロード不能になったとする。
- hostB/filename.zip にこの機能を適用すれば、hostA/filename.zip の状態をコピーして 400MB で中断したのと同じ状態になるので、途中経過ファイル(filename.zip.part) を無駄にせずに hostB/filename.zip としてダウンロードを再開できる。hostA での分割ダウンロード数が hostB でも可能であり、当然ながら hostB はレジュームが有効でなければならない。
- ダウンロードリスト中でファイル名とファイルサイズが最初に一致したものを同一ファイルとして判断するが、ホストによってはファイル登録時に取得するファイルサイズが正確でない(バイト単位でない)ものがあるので、同一ファイルと見なされない可能性がある。そのような場合や、コピー元となるファイルがリスト上に無い場合でも、保存先ディレクトリに途中経過ファイルが存在していればそこから進捗を生成する。同様に、ファイル名が一致していない場合("file name.zip" と "file_name.zip" 等)は継続させたい方のファイル名に合わせて途中経過ファイルをリネームまたは名前を変えてコピー("file name.zip.part" を "file_name.zip.part" に)しておけば機能する。
- このときは常に分割無しとして扱うので、もし分割数が異なっているとダウンロードを再開しても破損ファイルとなってしまうので注意が必要である。
- 効果音
- 公式でもAutoItを利用したアラートが紹介されるなど要望が多そうなので、他のダウンローダーにもありそうな仕様を実装した。
- 置換プラグイン管理
- 私家版プラグインのような自作プラグインや旧バージョンプラグインを意図的に使用したい場合に、以前紹介していた *.class ファイルの上書きコピーでは
- 何れが上書きコピーしたファイルか、そうでないか、管理が面倒
- 自動アップデートを無効にしたり、タイトルバーが常時アップデート表記になる等の制約が生じる
- といった弊害があった。これらを解決すべく、通常とは別のファイル配置からプラグインを読み込むことで、最新の公式プラグインは正規の配置におきつつ、異なるプラグイン(以降、置換プラグインと呼ぶ)を利用可能にする。
アドオンメニュー
メニューバーの Addons > JPExtensions に機能を追加する。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- Export Download informations
- オプションで指定したダウンロード情報をエクスポート形式のファイルに書き出す。
- Import packages
- エクスポート形式のファイルからファイル/パッケージを読み込む。
アドオン設定
Settings > Extensions > JPExtensions の設定
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- 拡張メニュー
- ダウンロードパネルのポップアップメニュー Extra に機能を追加する。
-
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- Open file with associated software
- ダウンロード済みファイルを関連付けされたソフトウェアで開く。
- Move into existing package
- 選択したファイル/パッケージを既存のパッケージへ移動する。
- Export package as text
- 選択したファイル/パッケージの状態を外部ファイルへ保存する。
- Check Offline file status
- 同一とみなすファイルのダウンロード進捗をコピーする。または途中経過ファイルから進捗を生成する。
- Reset and Disable finished Link without remove file
- ファイル削除をしないで状態をリセットし、無効に設定する。ダウンロード済みファイルにのみ作用する。
- エクスポート
- Type of format
- エクスポートファイル形式を選択する。現状は XML のみ。
- All informations
- 下記の全ての情報を出力する。チェックを外すと個別に選択できる。
- List of packages
- ファイル/パッケージの状態
- Registerd accounts
- プレミアムアカウント及び Basic 認証アカウント
- Records of passwords
- 圧縮ファイル展開パスワード
- その他
- Disclosure actuial URL in container
- これを有効にしておくと、通常はコンテナ URL で隠蔽されるファイル URL を強制的に開示させる。ダウンロードパネルへの登録時に機能する。
Settings > Extensions > JPExtensions > Sort の設定
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- 自動ソート
- Sort files in package at finish download it
- パッケージのダウンロード終了時にファイルをソートする。
- Primary key column to sort
- プライマリキー項目を指定する。
- Order of Primary
- プライマリキーの順序を指定する。
- Secondary key column to sort
- セカンダリキー項目を指定する。
- Order of Secondary
- セカンダリキーの順序を指定する。
- その他
- Disable Sort with clicked column on Download panel
- ダウンロードパネルの列タイトルクリックによるソートを無効にする。
Settings > Extensions > JPExtensions > Sounds の設定
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- ダイアログ効果音
- Play sounds with popuped
- ダイアログ表示時に効果音を再生する。
- Style (depends on LookAndFeel, see UI setting)
- 効果音のスタイルを指定する。Java/swing では LookAndFeel で効果音が規定されるので、User Interface の Style に従ってデフォルトの音声が選択される。Windows システム音声ではサウンド設定イベントの"メッセージ(警告/情報/問い合わせ)", "一般の警告音"が割り当てられる。
(User Interface Style) |
Sound Style |
LookAndFeel Default |
Metal LookAndFeel |
Windows LookAndFeel |
WindowsStyle |
Windows システム音声 |
Java デフォルト音声 |
Windows システム音声 |
Substance |
無し |
Synthetica |
Java デフォルト音声 |
Java7 では標準 LookAndFeel である Metal に付属していた効果音ファイルが全て無音になっているため、JPExtensions のデフォルト設定そのままではダイアログ効果音が出力されない。有効な効果音を付けるには、Java6 を用いるか、または次の対処がある。
- 全てのプラットフォームで有効な方法(1)
- Java6 を使用する。Java7 と併用する場合には、システムの優先順位によって同名の実行コマンドが選択されないように確実に指定すること。JDownloader インストールディレクトリをカレントとして以下のように JavaVM を起動する。
(Windows の例)
C:\Program Files\JDownloader>"C:\Program Files\Java\jre6\bin\javaw.exe" -Xmx512m -jar JDownloader.jar
- 全てのプラットフォームで有効な方法(2)
- Java7 のリソースファイル jre7/lib/resources.jar の中の音声ファイルを差し替える。オリジナルの resources.jar を別名でバックアップコピーを残してから ZIP 圧縮ファイルを操作できる適当な圧縮ファイルマネージャーで開き、4 つのファイルを差し替える。この操作は本アドオンへの署名ファイル組み込みと同様に行うこと。
./javax/swing/plaf/metal/sounds/OptionPaneError.wav
./javax/swing/plaf/metal/sounds/OptionPaneInformation.wav
./javax/swing/plaf/metal/sounds/OptionPaneQuestion.wav
./javax/swing/plaf/metal/sounds/OptionPaneWarnning.wav
差し替えるファイルは好みのものであっても構わないが、Java6 の同名ファイルとそっくり交換するのが無難である。
- 作業は JDownloader を始めとする Java アプリケーションを終了させてから行うこと。
- Windows プラットフォームのみで使える方法
- Sound Style を Windows LookAndFeel にする。実際に使われる効果音はコントロールパネルのサウンド設定で既定のプログラムイベントに割り当てられる。
- Act only CAPTCHA window
- 効果音を CAPTCHA 入力ダイアログに限定する。
- Use custom sound
- 下記のイベントで指定した効果音を再生する。
例えば、JD2 に付属する ./themes/standard/org/jdownloader/sounds/captcha.wav を CAPTCHA 音として指定すると JD2 同様の動作になる。
- Require to input CAPTCHA
- CAPTCHA 入力ダイアログの表示時
- ダウンロード効果音
- Inform events of Downloads
- 下記のイベントに対して指定した効果音を再生する。
- Finish all Downloads
- 全てのダウンロードの終了時
- Start of Reconnection (disconnecting)
- 再接続動作の開始時(切断)
- End of Reconnection (connecting)
- 再接続動作の終了時(接続)
- その他
- Sound Level [%]
- 効果音の音量を指定する。
Settings > Extensions > JPExtensions > Patch の設定
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
- 置換プラグイン管理
- プラグインの種類に関わりなく、全てを JDownloader インストールディレクトリ下の plugins/jpextensions に配置しておけば、JDownloader 起動時にこのディレクトリに存在するプラグインを走査して置換リストを生成する。リストにはプラグインの一覧に公式プラグインとのバージョン相違が表示され、使用したい置換プラグインを選択できる。動作中に新たな置換プラグインをディレクトリに配置してもリストには表示されない。
- 以前の上書きコピー手段で利用していた場合は、改変プラグイン/新規プラグインを上記ディレクトリに移動した後、Web update を実行して最新の公式プラグインを取得しておくこと。
- Selected Patches are avaliable to use after Restart JDownloader
- 置換リストで選択したプラグインは再起動後に有効になる。Apply Patches ボタンで置換を設定して再起動する。メニューからの再起動や、終了して起動、等では置換設定を変更していても適用されない。
- Plugin for services
- 置換プラグインが対象とするサービス
- Type
- 置換プラグインの種類
- Official Version
- 公式プラグインのバージョン
- Patched Version
- 置換プラグインのバージョン
- Use Patch
- 置換プラグインを使用する
バグ報告など
最終更新:2013年11月28日 22:15