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あなたのお世話をすることが

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「ただいま」
  玄関に入ると小さな靴が置いてあった。これは……誰だ?
  リビングに入ると、ペリドットが子供を抱いていた。ああ、ソーダちゃんか。
「おかえりなさい、マスター。申し訳ありません、ソーダが眠ってしまったものですから……食事の用意がまだなんです」
「ああ、いいよ。動けないでしょ。何か作るよ。可愛いものだね」
「ええ、まだまだ甘えたい時期ですから」
  ペリドットの胸に抱かれて眠るソーダちゃん。遊びつかれたのかな。子供を抱くペリドットの姿もいいものだ。うらやましく思うのは気のせいだな。さて、久しぶりに料理でもするか。

  食事の支度をしている間に目を覚ましたソーダちゃんは夕食を一緒にとったあとで、ペリドットに手を引かれて帰っていった。
「ただいま戻りました、マスター。今日は申し訳ありませんでした」
「いやいや、たまに自分で料理するのも悪くない。ソーダちゃんもいい子だし」
「いつもは夕方には帰るのですが、今日は駄々をこねてしまって……あの子もまだ幼いものですから」
「妹さんたちもよく頑張ってるよね。小さい子の世話って、思ったより重労働なのに」
「ええ、みんなよくやってくれていますわ。上手に、教えたとおりに……」
「教えたんだ?」
「教えたと言うよりは、覚えているといったほうがいいかもしれません。いま、近くにいる何人かは私が面倒を見てきましたから」
「お姉さんなんだね」
「私だけではありませんけどね。こういうことは順番に巡るものです。鶏冠石黒曜石も、いずれは私と同じ立場になりますから。それに、大きくなったとはいえ、彼女たちもまだ成長途中ですから。まだまだ私が頑張らなくちゃ」
「僕の世話もしてくれているのに、大変じゃないか? せっかく姉妹が集まっているのだし、もっと姉妹の面倒をみてもいいんだよ」
「マスターのことは別です。姉妹のことは私が口を挟む機会は少ないですけど、マスターのことは全て私がすることにしていますから」
  穏やかだが有無を言わせない迫力で言い切られた。僕に、選択の余地は……ない。

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