「マスター、お髭が……」
「あ、そういえば剃ってないや……」
休日はごろごろして過ごしているから、つい不精してしまう。
「剃ってくるよ」
「マスター、私にさせて下さい。このままでいてくださいね。準備してきますから」
って、おいおい。いっちゃったよ……。
「あ、そういえば剃ってないや……」
休日はごろごろして過ごしているから、つい不精してしまう。
「剃ってくるよ」
「マスター、私にさせて下さい。このままでいてくださいね。準備してきますから」
って、おいおい。いっちゃったよ……。
「お待たせしました。始めますね。」
膝枕はデフォですかそうですか。顔に熱いタオルが掛けられる。ここまで面倒を見てもらっていいのだろうか?
タオルが外され、シャボンが塗られる。冷たい剃刀が肌を滑る感触が気持ちいい。
「はい、きれいになりました。ついでにお肌のケアもしましょうか」
彼女にされるがまま、したいようにさせてみる。と言うより、頭の芯がボーッとして照れたり、抵抗したりする気力がない。
彼女の細い指先で顔のマッサージが始まる。はぁ……脳が溶けて耳から流れていきそうだ……なんという快楽。スキンシップの破壊力を味わう……このまま……。
「はい、終わりました。マスター、そこにうつ伏せになっていただけますか」
「床に? 分かった」
あいかわらず意識は朦朧としている。今は何が起きても何もできそうにない。いや、このまどろみから出たくない。
かたわらに座った彼女が腕、肩、背中、腰、脚とマッサージをしている。体中が弛緩していく。意識はすでに別の次元に飛んでいる。与えられる快楽で壊れてしまったのだろうか……。
膝枕はデフォですかそうですか。顔に熱いタオルが掛けられる。ここまで面倒を見てもらっていいのだろうか?
タオルが外され、シャボンが塗られる。冷たい剃刀が肌を滑る感触が気持ちいい。
「はい、きれいになりました。ついでにお肌のケアもしましょうか」
彼女にされるがまま、したいようにさせてみる。と言うより、頭の芯がボーッとして照れたり、抵抗したりする気力がない。
彼女の細い指先で顔のマッサージが始まる。はぁ……脳が溶けて耳から流れていきそうだ……なんという快楽。スキンシップの破壊力を味わう……このまま……。
「はい、終わりました。マスター、そこにうつ伏せになっていただけますか」
「床に? 分かった」
あいかわらず意識は朦朧としている。今は何が起きても何もできそうにない。いや、このまどろみから出たくない。
かたわらに座った彼女が腕、肩、背中、腰、脚とマッサージをしている。体中が弛緩していく。意識はすでに別の次元に飛んでいる。与えられる快楽で壊れてしまったのだろうか……。
「終わりました。お風呂の準備ができていますから、温まってきて下さい。その間に夕食の用意をしておきますから。それとも、一緒にはいります?」
うん、と返事をしそうになった。それはダメだ、理性が保たない。ただでさえ、今は飛んでいるのだから。
「いやいや、一人で入ってくるよ」
まさに骨抜きにされた状態で、かろうじてそれだけ言う。風呂に入れば意識もはっきりするだろう。フラフラしながら風呂場へ向かった。
うん、と返事をしそうになった。それはダメだ、理性が保たない。ただでさえ、今は飛んでいるのだから。
「いやいや、一人で入ってくるよ」
まさに骨抜きにされた状態で、かろうじてそれだけ言う。風呂に入れば意識もはっきりするだろう。フラフラしながら風呂場へ向かった。
食事はあっさりと消化によさそうなものだった。満たされた胃袋がさっきとは違う心地よさを与えてくれる。
「今日は、どうしたの? いつもにも増して……」
「くつろいでいただけましたか? 最近のマスターは根を詰めていらっしゃったようですから。一晩の眠りだけでは疲れも取れていなかったようですし……集中力を高めるには完全なリラックスが必要です。身体はもちろんのこと、頭の中もです。これで、明日からのお仕事は大丈夫ですか?」
言われて気がついた。身体はすっきりしている。頭の中に渦巻いていたこともどこかにいってしまった。全てが満たされた充足感。ああ、最近は確かに追い込まれていたからなぁ……。
「それに、マスターのお世話ができることは私には嬉しいことですから。今日はたくさん甘えてもらって……」
艶めかしく見えるのは気のせいだ……気のせいだ……気のせいだ……。
でも、まあ、変に意識しすぎてスキンシップが足りなかったような気もする。触れ合える関係にあるのだから、もっと自然に接することができればいいんだ。
一線は引いたままで……。
「今日は、どうしたの? いつもにも増して……」
「くつろいでいただけましたか? 最近のマスターは根を詰めていらっしゃったようですから。一晩の眠りだけでは疲れも取れていなかったようですし……集中力を高めるには完全なリラックスが必要です。身体はもちろんのこと、頭の中もです。これで、明日からのお仕事は大丈夫ですか?」
言われて気がついた。身体はすっきりしている。頭の中に渦巻いていたこともどこかにいってしまった。全てが満たされた充足感。ああ、最近は確かに追い込まれていたからなぁ……。
「それに、マスターのお世話ができることは私には嬉しいことですから。今日はたくさん甘えてもらって……」
艶めかしく見えるのは気のせいだ……気のせいだ……気のせいだ……。
でも、まあ、変に意識しすぎてスキンシップが足りなかったような気もする。触れ合える関係にあるのだから、もっと自然に接することができればいいんだ。
一線は引いたままで……。