「ペリドット、髪が」
「あら」
髪留めを手に、鉄鉱石が声をかける。ペリドットの髪が、解けてふわ、と広がった。
「あらあら、外れてしまいましたね」
「ちゃんと梳かないとくしゃくしゃになるぞ」
鉄鉱石から髪留めを受け取って、ペリドットは笑った。
「じゃあ、お願いできます?」
鉄鉱石は眉をひそめた。
「何で私が」
「貴女は器用ですもの。たまにはお願いしてみたいわ」
髪留めを持ち、首を傾げるペリドット。
「姉妹を甘やかしても罰は当たりませんよ、鉄鉱石」
笑顔で差し出された髪留めをため息をついて受け取ると、鉄鉱石は櫛をとった。
「お前には逆らえんな」
ため息をつき、苦笑する。
オリーブグリーンの豊かな髪を梳いてやりながら、鉄鉱石はつぶやく。
「マスターも大変だな、ペリドット相手じゃ」
「あら」
髪留めを手に、鉄鉱石が声をかける。ペリドットの髪が、解けてふわ、と広がった。
「あらあら、外れてしまいましたね」
「ちゃんと梳かないとくしゃくしゃになるぞ」
鉄鉱石から髪留めを受け取って、ペリドットは笑った。
「じゃあ、お願いできます?」
鉄鉱石は眉をひそめた。
「何で私が」
「貴女は器用ですもの。たまにはお願いしてみたいわ」
髪留めを持ち、首を傾げるペリドット。
「姉妹を甘やかしても罰は当たりませんよ、鉄鉱石」
笑顔で差し出された髪留めをため息をついて受け取ると、鉄鉱石は櫛をとった。
「お前には逆らえんな」
ため息をつき、苦笑する。
オリーブグリーンの豊かな髪を梳いてやりながら、鉄鉱石はつぶやく。
「マスターも大変だな、ペリドット相手じゃ」

「こんな甘え方するのは、貴女にだけですよ」
照れたような微笑。
「姉妹にしか言えないことも、あります」
「……」
「鉄鉱石?」
後ろを振り向こうとしたペリドットの頬を、鉄鉱石の手が包む。
「前を向いてろ」
そのまま首の向きを戻される。
んー、とペリドットは首を傾げて、何かに思い当たったようにくすくすと笑った。
「何だ」
「照れ屋さんですね」
「誰がだ、黙れ」
「はいはい」
威圧的な台詞でも、髪を梳く手は優しい。
赤くなった頬を隠すように、鉄鉱石はペリドットの髪をゆっくりととかした。
照れたような微笑。
「姉妹にしか言えないことも、あります」
「……」
「鉄鉱石?」
後ろを振り向こうとしたペリドットの頬を、鉄鉱石の手が包む。
「前を向いてろ」
そのまま首の向きを戻される。
んー、とペリドットは首を傾げて、何かに思い当たったようにくすくすと笑った。
「何だ」
「照れ屋さんですね」
「誰がだ、黙れ」
「はいはい」
威圧的な台詞でも、髪を梳く手は優しい。
赤くなった頬を隠すように、鉄鉱石はペリドットの髪をゆっくりととかした。
◇ ◇ ◇ ◇
「い、痛っ……」
「ご、ごめんペリドット」
「ふう……ありがとうございます、マスター……後は自分でやりますので……」
「ご、ごめんペリドット」
「ふう……ありがとうございます、マスター……後は自分でやりますので……」
(髪を触ってくれるのは嬉しいんですけど……どうして男の人って、こういう所は不器用なんでしょうね)
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