勝手にTHE推理シリーズ応援中
THE推理とは、近未来を舞台にしたアドベンチャーゲームです。
主人公のボスになって、事件を解決していきます。擬人と呼ばれる人工知能と共物語は進みます。
シリーズ一作目はPSで発売され、カルトな人気を呼びました。
その後、シリーズ化し、また世界設定を共有した派生作が発売されています。THE裁判、THE鑑識官とTHE爆弾処理班。さらにはTHE密室からの脱出でも一部キャラクターが登場します(開発はトムキャットシステムではありません)。
THE推理シリーズ
1作目
THE 推理~IT探偵:18の事件簿~
シリーズの原点。主人公のボス、美人秘書のジニー、ペットの賢作という基本のフォーマットはこの時点で既に作られた。
おそらくコスト削減のためでしょうか、主人公をIT探偵という設定にして、部屋から移動せずに物語りが進んでいきます。
ゲーム自体は簡単で、証拠となる写真などから、重要そうな箇所をポインタで選びます。全ての箇所をチェックし終えたら、推理パートに移ります。推理、といっても選択肢を選ぶだけ。基本的には気軽にプレイできるシステムです。
このゲームの魅力は練り込まれたシナリオとキャラクターのほのぼのとした掛け合いでしょうか。全18話の本作ですが、シナリオ1つ1つが良くできています。テンポ良く進むため、シナリオ1本ごとのプレイ時間は短めですので、気軽にプレイするのに最適です。
そしてキャラクター。主人公のボスは酒に競馬と、ダメ親父てきポジションですが推理力は抜群。秘書ソフトのジニーはてきぱきと物事を勧める理知的な女性。そしてペットソフトであり、検索ソフトでもある賢作は事件解決の鍵となる雑学を提供してくれます。
依頼されてくる事件は、殺人事件は少なく、ちょっとした小話みたいのが多いです。事件の重大さの割りに、殺伐とした雰囲気にならないのがシリーズ全体の魅力でしょうか。
2作目
THE推理~新たなる20の事件簿~
シリーズ2作目。プラットフォームをPSからPS2にうつし、色々パワーアップ。キャラクターは(主人公以外)フルボイスになっています。また、新システムの町内掲示板や町内ニュースが物語に大きく関わっており、良く作り込まれています。全20話。
個人的にはこれがシリーズ最高傑作だと思います。ミステリとしての完成度は1の方が高いかもしれませんが、キャラゲー的な魅力に溢れています。メインキャラの掛け合いが楽しく、さらには新キャラのお嬢が話をかき回してくれます。
お嬢は中田中外務大臣の娘という設定の元気っ娘。ひょんなことから主人公ボスと知り合っては探偵事務所にちょくちょく遊びに来ます。
3作目
THE推理~そして誰もいなくなった~
PS2で発売されたシリーズ3作目。システム的には特に新要素はないですね。トリック解説モードがありましたが……まあ、おまけみたいなものでした。PSで発売された1作目も遊べるのですが、2作目の話が関わってくることが多かったので、1作目→本作の順でプレイしても話が繋がらない気がするのですが。ちょっとこの仕様はワケ分からなかったです。中身はいつも通り。
全20話を収録していますが、2作目と比べるとやや尻つぼみといった印象。事件もミステリというよりはちょっとした小咄、ちょっといい話、ちょっとしたうんちく話、みたいなものが多いです。
発売当時は完結編と謳っていました。(あ、全然信じてませんでしたけど)。案の定新作が発売されましたが。
これら三作品をプレイするならばPSP版のTHEどこでも推理を強くオススメします。1~3作目のストーリーを全て収録した上に、新たに10話の新エピソードが追加されています。さらに1作目はボイスが無かったのですが、新しくボイスが追加されています。
最近PSのゲームアーカイブスで1作目の配信が始まりましたが、300円という低価格とはいえ、余り意味ないです。
SIMPLE2500シリーズ ポータブル Vol.3 THE どこでも推理~IT探偵:全68の事件簿~/D3PUBLISHER
4作目
THE推理~新章2009~
シリーズ4作目。ハードをDSに写したためかボイスはパートボイスでした。前作で実は事務所が移転するのですが、IT探偵という設定のためか、時間も距離もほとんど関係なく進みます。新たなシリーズの出発といった気負いはあまりみられず、何時も通り淡々と進みます。まあ批判しているわけではなくその当たりがこのシリーズが好きな理由なんですが。
とはいえ、あまりにも淡泊すぎる内容。荒唐無稽なトリック。シリーズのなかではあまり評価されていないと思います。
SIMPLE DSシリーズ Vol.47 THE推理~新章2009~
D3PUBLISHER
THE推理モバイル~IT探偵:知られざる5つの事件簿~
アプリ版の新作。全五話。
THE裁判
THE 裁判~新米司法官 桃田司の10の裁判ファイル~
発表当初から逆転裁判のパクリと言われていましたねえ。まあ逆転裁判のヒットを受けて製作したのだと思いますが、中身は全然違います。近未来の東京を舞台にしているシリーズのためか、裁判は陪審員制になっていて、作中で主人公が正しい選択肢を選ぶと陪審員が主人公寄りに動き、間違えると検事よりに動きます。
冒頭からギャルゲー風味の内輪向けツッコミがあったり敵方の検事も萌えキャラ風味。選択肢を選ぶシーンでは制限時間があったり、ストーリーが尻つぼみだったり、難易度が高かったり、どこかちぐはぐな作品でした。
とはいえ、特許争いを扱ったエピソードなんかもあり、目の付け所はよかったと思いますが、もうすこし作り込んで欲しかったですね。評判の悪い本作ですが、続編がでるなら買います。
個人的には逆転裁判の「待った!」をイメージしたと思われる「ちょい待ち」が、キライじゃない。むしろ好きだ。
THE鑑識官シリーズ
THE鑑識官
シリーズ1作目。THE推理から派生したシリーズです。主人公は鑑識官となって事件を解決に導きます。THE推理との一番の違いは話が長いことでしょうか。シリーズ通して8話(9話)のエピソードで構成されていて、一話はTHE推理の倍ぐらいのボリュームがあります。こちらのシリーズのほうが他の推理アドベンチャーに近い体裁になっています。
また、集めてきた証拠を専門課のスタッフに鑑定してもらい、その証拠品を軸に話が進むため、THE推理よりも謎を解いてる気分が高まります。
THE 鑑識官 ~緊急出動!事件現場をタッチせよ!~
シリーズ2作目。DSソフトとして発売されます。DSになったのは、やはりタッチパネルと鑑識の相性がいいからでしょうか。下画面をタッチしたりこすったりして、捜査を進めていきます。
THE 鑑識官2 ~新たなる8つの事件をタッチせよ~
シリーズ3作目。3作目なのに2と入っているのが紛らわしい。この表記のせいでPS2版とDS1作目が同じ内容だと誤解されそうです。3作とも別の内容ですよ~。
THE 鑑識官 モバイル旅情編 ~甲斐の国 彷徨える蝶~
アプリ版。ケータイでゲームやるのが苦手なのでまだプレイしていませんが、いずれやる予定です。でもどうせならDS版を出して欲しいなあ。
その他の派生作
未プレイなので紹介だけ。
THE ALL★STAR格闘祭
シンプルシリーズのオールスター格闘。ジニーと賢作が登場しています。
THE爆弾処理班
トムキャットシステムの新作。
THE密室からの脱出~THE推理番外編~
いわゆる脱出ゲーム。製作はトムキャットシステムではないのですが、THE推理のボスが登場します。
リンク
シリーズの開発元
シリーズの販売元
ゲーム実況まとめ
攻略サイト
※このページは昔開設してすぐ挫折したブログ
あいすいません、南ちゃんもえ~の内容を再構築したモノです。なんかブログが性に合わないのでこっちに移転しました。
最終更新:2010年07月08日 00:24