一人の男がいた。男の名はストレイツォ、チベットの山奥、老師トンペティの元で波紋法を習得し、屍生人や吸血鬼を相手にしたこともある波紋戦士だ。
そしてトンペティの死後後継者となり、多くの弟子達を鍛え、自らも鍛錬に励んでいた。
しかし、50年という長い月日が彼を変えてしまった。
波紋法を持ってしても止められない「老い」に危機感を持っていた彼は老いれば老いるほどに吸血鬼、ディオ・ブランドーの力に憧れを感じるようになった。
そして彼は次第にこう思い始めるようになる……


―――――若返りたいと―――――


―――――他人を踏みつけてでも永遠の若さを手に入れたいと―――――


彼はその野望のために石仮面を被ることを画策する、そして時はきた。
メキシコにある石仮面に縁があるとされる「ある物」の話をかつてディオの野望を共に打ち破った「協力者」のロバート・E・O・スピードワゴンから聞き、弟子達と共にメキシコを訪れ、スピードワゴンと再会し………


―――――彼の意識は、そこで途絶えていた―――――


「あの荒木とかいう男め……やってくれたな……」

彼、ストレイツォは激怒していた、口調こそ穏やかだったが、そこには明らかな怒りが込められている。
「私の計画をよくも……よくも……」
その怒りたるや噴火に例えればとっくに噴火して宇宙まで放逐されて考えるのをやめるレベルである。それほどまでに彼は激怒していた。
しかし、心の中でとても人には言えないような罵詈雑言を吐き続け、彼の怒りはようやく収束を迎える。とは言っても、主催者への怒りは全く消えていないのだが……
「まあいい、あの男は必ず殺す。私の気が収まらないからな」

――――――――――そして彼は――――――――――

「そして必ずや元の世界へと戻り……」

――――――――――邪悪な野望に身を燃やす――――――――――

「石仮面の力を手に入れる!」

――――――――――その眼は、とても邪悪だった――――――――――


【D-7/1日目 深夜】
【ストレイツォ】
[時間軸]:2部開始直後
[状態]:健康。
[装備]:なし。
[道具]:不明支給品1~3、本人は確認済み。
[思考・状況]
1.優勝、脱出、いかなる手段を使っても元の世界に帰還し、石仮面の力を手に入れる。
2.襲ってくる輩には容赦しない。
3.1の為に対主催、マーダー、どちらのスタンスでも取れるようにしておく。
4.最終的に荒木は殺す。
5.他の参加者の支給品にもしも石仮面があるならば被る、その場合は優勝狙いにシフト。
[備考]
※名簿をまだ確認していません。


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ストレイツォ 56:せめて、父親らしく

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最終更新:2008年08月19日 19:24