蓮見琢馬 Takuma Hasumi
その子からさあ、きたない手をはなせよ
どうせ小便してもあらってないんだろ
原作登場部分:The Book
一人称:俺
種族:人間(日本人・男性)
特殊能力:スタンド能力
スタンド:『The Book』
杜王町に暮らしている、ぶどうヶ丘高校に通う高校2年生。17歳。生まれつきのスタンド使い(父親からの遺伝)。
幼いころに自分でつけた爪痕が両腕の内側についており、それを隠すために常に学ランを着用している。常に無表情で、感情のこもらない無機質なしゃべり方をする。
あらゆることを見聞きしたそのままに記憶する、常人離れした記憶力を持っているが、それは裏返せば「どんな些細なことでも忘れることができない」というものであり、それゆえの様々な苦悩を抱えている。
この記憶力は自身のスタンド能力によるものであり、本人がスタンドを制御できるようになってからは記憶する事項をある程度取捨選択できるようになった。
大神照彦と
飛来明里の息子であり、右肩には父親と同じ馬のような形をした痣があった。そして、彼は
双葉千帆の腹違いの兄にあたる。
自分の能力によって、母が照彦に一年もの間ビルの隙間に監禁されていたこと、母が監禁中に命懸けで自分を生んだこと、監禁の果てに死亡してしまったことを知り、それ以降「父への復讐」のみを考えて生きてきた。
父に近づくため、他人のフリをして妹の千帆に接触し、交流を深めていく。当初彼は、千帆には目的のために近づいただけであったが、徐々に特別な感情を抱きつつあった(妹としてか女性としてかは不明。本人すらも自覚していなかった可能性もある)。
2000年初春、母を監禁した照彦の共犯であり元恋人でもある
織笠花恵が赤ん坊(=自分)の行方を探し始めてしまったので、口封じのため、自らのスタンド能力を行使して織笠花恵をやむを得ず殺害する。
この事件をきっかけに、遺体を発見した
岸辺露伴、
広瀬康一らとその仲間たちに追われる身となってしまう。
自分に疑いを持った
東方仗助を能力で殺害しようと試みるが、誤って仗助の母親・東方朋子を殺しかけてしまう(仗助の能力によって助けられた)。
3学期の終業式の夜、この時すでに恋人の関係になっていた千帆の自宅を訪れ、照彦との初めての接触を果たす。
しかしこの時直接的な制裁を下さず、照彦に対し自分の正体を匂わせるような言動をとる。
さらに、照彦の最愛の娘であり自分の実の妹でもある千帆の身体に、既に『自分の子を孕ませている』という形で、復讐を遂げた。
このあと、照彦は千帆に殺害されることになるが、琢馬が事の細かな顛末を知ることは最期までなかった。
その後、杜王町を去る前に立ち寄った図書館で、殺人事件を追っていた
虹村億泰と交戦、慣れないスタンドでの戦いに苦戦しつつも、億泰に勝利する。
しかしその直後、億泰にスタンドの対処法を伝えられた仗助と図書館の屋上で戦い、仗助に重傷を負わすまで追い込むが敗れる。
最期は図書館の屋根から落ちそうになり、仗助は彼を助けようとしたが自らそれを拒否、地面に打ちつけられ死亡した。
スタンド『The Book』
本型・中距離精神攻撃型。右綴じハードカバーの単行本のような外見。厚さは3cm程度(約380ページ相当)。表紙はダークブラウンの革上で、何も描かれていない。
要するに、現実に集英社から出版され書店で販売されている『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』と酷似した外見をしている。
ただし、最初数ページと後半は白紙である。古本のようなにおいがする。
命名されたのは億泰との戦いのさ中で、それまでは特に名称は付けられていなかった。
本体の人生のあらゆる記憶を記録し、読む者にそれを伝えることができる能力。
本書には本体が胎児以前からの記憶(五感で得た全ての情報)が日本語にて小説形式で記載されており、いつでも読み返すことができる。
本の内容はリアルタイムで更新され、外見上の厚みは変わらないが、実際に開いた時のページ数はどんどん増えていく。
記憶を読み返すと、その時感じた視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚、そしてその時の自分の思考をそのまま再現することができる。
自分が認識していない情報(視界の端に移った人の顔、街の雑踏で聞こえてくる噂話など)についても正確に記録されていき、本体の任意で後から情報を検索して探し出すことができる。
この能力により、琢馬は杜王町に長く住んでいるので、仗助や億泰の個人情報は噂話に出てくる程度の知識なら即座に調べることができる。
本のページを標的に見せることで、自分の体験を『感情移入』させ、本体が読んだ場合と同様の状態にする事ができる。
この時、自分の身に降りかかった『危険な記憶』を読ませることで、同様の『危険』を味合わせることができる。
琢馬はこの『危険な記憶』の書かれたページを『禁止区域』と呼び、攻撃に利用するとともに誤って自分で読まぬよう注意している。
この『本』を「読む」場合、一瞬でもページが視界に入った時点でその部分を「読んだ」事になる。
「読んだ」事になる条件は、
1.本のページから2m以内であること
2.文字が認識できる程度に明るい所であること
3.日本語が理解できること(ただしジョジョロワ3rdではこの制限は適応されない)
の3点である。
『本』はスタンド使いにしか見えないが、ページを相手の視野に入れればスタンド使い以外にも効果が発動する(視覚ではなく魂が認識するため)。
ページをめくるのは常に現在から過去であり、目的のページまでを開くために要する時間は現代に近いほど短い(ほんの一瞬の差だが、スピードの速いスタンドと相対する時には重要な一瞬である)。
また本は破り取ったページも含めて本体から30メートルまで出現させることができ、本体は隠れてページを開いたまま本を放置することで、本を視界に入れた者を自動で攻撃する罠として利用することができる。
主な『禁止区域』
現代に近いものから順に記載する。
琢馬が12歳の時にインフルエンザに陥った時の記憶。
ページを読んだ者を、高熱、悪寒、発熱、頭痛、筋肉痛など、インフルエンザと同様の症状に陥らせることができる。
琢馬が8~10歳ごろに入院中の病院の3階から飛び降りた時の記憶。
植え込みに落下した時に枝が首の血管を傷つけ、顔や首に傷を負い、さらに全身打撲で肋骨を骨折した。
ページを読んだ者に、以上の状態と同じダメージを負わせることができる。
『禁止区域』の攻撃の中でも2番目に強力な記憶。
飛び降り自殺の前に入院する原因となった、鋏を用いた自殺の記憶。
鋏を両腕の血管に突き立て、大量出血した。
ページを読んだ者の両腕の血管に鋏で開けたような穴を開け、噴水のような出血をさせることができる。
琢馬が小学2年生の頃に交通事故にあった時の記憶。
ページを読んだ者の右大腿部に乗用車のバンパーが衝突したような衝撃と、全身に割れたガラスでできたような傷を負わせることができる。
『禁止区域』の攻撃の中で最も強力な記憶。
※自殺の記憶を植え付けられたものは、まるで自分が発作的に自殺を試みたような思い込みをしてしまう。
※インフルエンザを除くこれらの『禁止区域』を読んだ者は数時間放置されると出血多量で死んでしまうのが普通であるが、琢馬自身が『死んだ』記憶がないので『感情移入』によって即死させることはできない。
破壊力 |
スピード |
持続力 |
精密動作性 |
成長性 |
射程距離 |
能力射程 |
記憶次第 |
A |
A |
E |
A |
30m |
2m |
スローイングナイフ
琢馬が射程距離の短い自分のスタンドの逆転を補うために磨いた技術。
一般的なスローイングナイフならば、柄を握りしめて投げることで狙った的に命中させることができる。
琢馬のスローイングナイフは3.5mで一回転するので、3.5m、7mのように、3.5mの倍数の距離に標的がいる時に投げなければ、刃の部分を命中させることはできない。
琢馬はスタンドによって成功した時の記憶を読み返し、反復練習することによってこの技術を会得した。
また普通にナイフを扱っての格闘も、街の不良では相手にならないほどの実力を持つ。
+
|
ジョジョロワ3rdでの動向(ネタバレ注意) |
ジョジョロワ3rdでの動向
参戦時期:
初期ランダム支給品:
|
最終更新:2011年11月14日 03:17