蓬莱山輝夜 Kaguya Houraisan
登場作品 |
東方永夜抄 |
種族 |
月人(蓬莱人) |
性別 |
女性 |
一人称 |
私 |
特殊能力 |
永遠と須臾を操る程度の能力 |
「今まで、何人もの人間が敗れ去っていった五つの問題。貴方達に幾つ解けるかしら?」
概要
幻想郷の迷いの竹林の奥底に存在する永遠亭に隠れ住んでいる月人。おとぎ話のかぐや姫その人。
不死の体を持つ蓬莱人であり、決して死ぬことはないとされる。
禁忌とされる蓬莱の薬を飲んで不老不死になってしまい、その罰として処刑されるが、不死のため処刑が出来ないと判ると地上への流刑となった。
と言うよりも、日頃から地上の暮らしに対して興味を抱いており、蓬莱の薬を飲むと月に居られなくなり地上へ流刑される事になるのを
八意永琳との会話により知っていた事から、流刑される事を望んで、自ら蓬莱の薬の作成を
永琳に依頼したものと思われる。
外見
ストレートで、腰より長い程の黒髪を持つ。前髪は眉を覆う程度の長さのぱっつん。
服は上がピンクで、大き目の白いリボンが胸元にあしらわれており、服の前を留めるのも複数の小さな白いリボンである。
袖は長く、手を隠すほど。下には赤い生地のスカートを着用。スカートは非常に長く、地面に着いてなお横に広がるほど。
性格
月にいた頃から我侭放題な箱入り娘として育てられたせいか、天然気味でやや世間ズレしている感がある。
人見知りせず、天真爛漫かつ好奇心旺盛。身内への優しさを持ち合わせてもおり、他人への感謝を忘れない性分でもある様子。
能力
永遠と須臾を操る程度の能力
永遠とは不変であり、歴史のない世界。須臾とは、認識出来ない程の僅かな時間。
彼女の能力はいわば「変化の拒絶=永遠」と「極限の加速=須臾」を操る能力である。
永遠の能力が掛けられた世界では幾ら活動していようとも、時間が止まっているのに等しい。
幻想郷に来てから数えても百年単位で隠れ住んでいたはずが、永夜異変の時まで誰にも知られることなく竹林の奥に存在し続け、また純和風の建物である永遠亭が一切老朽化する様子を見せていないのは、この永遠の能力によるものと言われている。
ただし須臾の能力に関しては作中で明確な描写がなく、詳細は不明。
蓬萊人の能力
蓬莱の薬を服用した不死者としての能力。
決して老いることも死ぬこともなく、魂を起点にあらゆる場所で肉体の再生・再構築を行うことが可能。
例えどれだけの大怪我を負おうが数日で元通りになるものの、苦痛や空腹は通常の人間と同様に感じる。
如何なる苦しみを味わおうと肉体が死ぬだけでその魂は決して死なない。
+
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
初登場話 |
036:輝夜物語 |
死亡話 |
:[] |
登場話数 |
3話 |
登場時期 |
東方儚月抄終了後 |
スタンス |
対主催(主催撃破) |
詳細
第36話「 輝夜物語」で初登場。
幻想郷の一員としてこの殺し合いを打破することを決意した輝夜だが、支給品が彼女の時間を奪ってしまった。
彼女の支給品は「アラビア・ファッツのマジック・ミラー号」及び「黄金期のジャンプ一年分」。
脅威のステルス性を持つマジック・ミラー号の中に身を隠しながらジャンプを読み始めてしまい、漫画に夢中になった結果誰にも存在を気づかれぬまま一話で第一回放送を突破というとんでもない快挙(?)を果たしてしまう。
時間を食い潰してしまったことに気づいた輝夜はようやく対主催としての行動に移ることに。
同時に漫画家になるという新たな夢も抱きながら…
第99話「 幻葬事変/竹取幻葬」では前話での大失態を悔やみ、竹林の中をあてもなく彷徨う輝夜の姿があった。
放送も聞けず、ただただ無意味な6時間を浪費しただけの彼女。心に浮かぶのは永遠亭の従者達の、そして因縁である友の生死ばかり。
半ば躍起になりつつ歩いていくが、そのうち周りの竹林の風景に違和感を覚えてくる。まるで見知らぬ場所にいるような気分だと。
そんな中、彼女が微かに聞いたのは自分のよく知る友の、慟哭のような声。叫び。
脈打つ心臓。嫌な胸騒ぎを感じてその場所に走り向かった彼女が見たものは、自分のよく知る友の、見たことの無い表情。
「…妹紅」
「輝、夜…」
恐怖と絶望に塗れた 藤原妹紅が、驚愕と衝撃に襲われた蓬莱山輝夜が、互いの名を同時に呟く。
――直後、輝夜の身体を不死鳥の焔が包んだ。一瞬にして焼け焦がれる全身。凶行に走った妹紅の攻撃だった。
気付けば妹紅の姿は見えず、竹林は焔に包まれていた。死にかけた輝夜の身体を「蓬莱の力」が治癒したのだ。
よろりと立ち上がる輝夜。身体の大半が焼け爛れ、屍のように歩き出す。
妹紅に何が起こったのかはわからない。それでも憎き宿敵を止める為に。 愛しき同胞を追い掛ける為に。
消滅しかかったボロボロの肉体で、蓬莱山輝夜は彼女を追う。
第108話「 Other Complex」でも身体の回復化は芳しくなかった。
『歩く焼死体』となって 妹紅を追い続ける彼女の耳に、低い男の声が届いた。
「お前は……『蓬莱山輝夜』、なのか……?」。
妹紅を恐怖と絶望の淵に叩き落した男が、輝夜と出会ってしまった。
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最終更新:2015年05月13日 04:03