八意永琳 Eirin Yagokoro
登場作品 |
東方永夜抄 |
種族 |
月人(蓬莱人) |
性別 |
女性 |
一人称 |
私 |
特殊能力 |
あらゆる薬を作る程度の能力。天才 |
「さぁ、幻想郷の世明けはもう目の前にある!」
概要
「永夜抄」で発生した「不完全な満月」の異変の実行犯。
迷いの竹林の奥深くにある永遠亭を実質的に仕切っている凄腕薬師でもある。
薬師の一族である八意家きっての天才で、実は地上出身。
月人がまだ地上に住んでいた頃、月夜見(ツクヨミ)らと共に月へ移り住んだ月の都の創設者のひとり。
月の支配者である月夜見よりも年上で、年齢は一説には億単位とされる。幻想郷最年長クラス。
かつて永琳は月の賢者として
蓬莱山輝夜の教育係を務めていたとされ、そのころに
輝夜の依頼で
輝夜の能力により蓬莱の薬を作った。しかしその薬を飲んだ
輝夜は月から追放され、地球へ落されることになってしまう。
月の使者のリーダーも務めていた永琳は、後に地上へと刑期を終えた
輝夜を迎えに行くが、その際に輝夜が月に帰ることを拒んだため、他の使者を皆殺しにして
輝夜と月から逃げ続ける道を選んだ。
やがて二人で逃亡生活を続けるうちに幻想郷の迷いの竹林に行き着き、そこの主である
因幡てゐの協力の下、永遠亭に誰も入り込まないようにして隠れ住んでいた。
輝夜が蓬莱人になってしまったこと、及びその罪で輝夜が処刑の後地上落としになったにも関わらず自分は無罪であった事に責任を感じており、罪滅ぼしにと
輝夜の従者として生活している。
忠実な従者であろうとする永琳だが、実は輝夜より圧倒的に力を持つらしい。
しかし、常に
輝夜以下になるよう力をセーブしているという。
彼女は人間にも薬を販売しているが実際に人間の里へ行くのは
鈴仙などであり、基本的に置き薬の販売形態を採っている。薬は良心的な値段で、払えない場合は払えるときが来るまで支払いを待ってくれる。
永琳が出向くのは主に重病・奇病の患者の時だけ。一応、永遠亭に急患が訪れた場合も受け入れて診療を行う。
外見
長い銀髪を三つ編みにしている。
左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ている。具体的には、青と赤から成るツートンカラー。
上の服は右が赤で左が青、スカートは上の服の左右逆の配色となっている。
袖はフリルの付いた半袖。全体的に色合い以外はやや中華的な装い。
頭には、同じくツートンのナース帽(青ベースで前面中央に赤十字マーク)を被っている。
性格
年齢通り、落ち着いてしっかりとした大人の女性。
だが行動的な部分もあり、雑事以外はよく自分でやったり出歩いたりしている模様。
更に未だ勤勉且つ好奇心旺盛な様子であり、新たな薬の開発に勤しみつつ様々な知識を仕入れているようだ。
また豊富な経験と無尽蔵の知識、そしてそれらを使う為の思考能力を生かした策士でもある。
合理的な面も併せ持ち、必要ならば冷徹な手段を取ることもある模様。
能力
あらゆる薬を作る程度の能力
その名の通り、あらゆる薬剤を調合できる。ただし調合元の薬品や元材料は必須。
あらゆる薬物の知識を持っている他、薬毒による影響も受けない。
作中で「天才」と明言されており、億単位の年齢も相俟ってずば抜けた知識を持つ。
蓬萊人の能力
蓬莱の薬を服用した不死者としての能力。
決して老いることも死ぬこともなく、魂を起点にあらゆる場所で肉体の再生・再構築を行うことが可能。
例えどれだけの大怪我を負おうが数日で元通りになるものの、苦痛や空腹は通常の人間と同様に感じる。
如何なる苦しみを味わおうと肉体が死ぬだけでその魂は決して死なない。
+
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
初登場話 |
091:Border of Soul |
死亡話 |
:[] |
登場話数 |
2話 |
登場時期 |
永夜異変中、自機組対面前 |
スタンス |
永遠亭の面々の生還優先 |
詳細
第43話「 夜は未だ明けず」にて初登場。
永夜異変の最中、月と永遠亭の繋がりを断つ秘術の完遂前に会場に呼び寄せられる。
秘術の中断によって月の都からの追究は避けられないと考えた永琳は主催者の異能力を打開策として利用すること、及び永遠亭の面々を生還させることを決意。
その為に頭部の爆破能力の排除方法について探ることも方針に加えた。
果樹園の小屋にて負傷している ルドル・フォン・シュトロハイムを発見、彼を手当てする。
その後情報交換を行おうとしたが支給品の開示を渋る シュトロハイムに対して「賭け」を持ちかけ、彼の承諾を得て勝負を挑むことに。
結果、永琳が賭けに勝利し シュトロハイムが蓬莱の薬を支給されていたことを知る。
彼に蓬莱の薬の効果を伝え、情報交換を終えた後に自らの目的を果たすべく彼と別れる。
第91話「 Border of Soul」。
第1回放送直後、永琳は 静葉を探す リンゴォと遭遇する。
『良い目をしている』と永琳を評する リンゴォ。
リンゴォから挑まれた決闘に応じた永琳は月人の身体能力と蓬莱人の不死性、強力なスペルカードと、優れた判断力で彼を圧倒。
決闘に勝利する。
勝利した永琳は リンゴォに止めを刺さなかった。
彼の遭遇した参加者…… 藤原妹紅などの情報について聞き出すと、ある約束をさせた。
約束とは、 輝夜、 てゐ、 鈴仙に手を出さないこと。
そして、彼女たちに「第二回放送前後にレストラン・トラサルディーで待つ」と伝えること。
この二つである。
用が済むと永琳は リンゴォに背を向ける事も厭わず、足早に去っていく。
彼女の内心には彼への嫌悪が渦巻いていた。
リンゴォの理念――公正な果たし合いを通じた精神の生長など……『呪い』でしかない、と。
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最終更新:2014年10月20日 01:33