幽谷響子 Kyouko Kasodani
初登場作品 |
東方神霊廟 |
種族 |
山彦 |
性別 |
女性 |
一人称 |
私 |
特殊能力 |
音を反射させる程度の能力 |
「おはよーございます!」
概要
聞こえてきた声に対し、同じ言葉を大声で返事する妖怪。
山で暮らしているが最近、妖怪の為のお寺「命蓮寺」に入門した。
よく寺の朝のおつとめとして、命蓮寺の掃き掃除や炊飯、迎え撃ちなどをしている。
門前の坊主がいつの間にか御経を覚えてしまったように、今ではそらで読経できるようになっている。
彼女は近頃山彦としての本領が発揮できない状況に空しさを覚えた為、仏門に入る事にした。
しかし、出家してはいないらしくまだ山に住んでいるようで、山に帰って毎日読経したりしている。
そのせいで最近では「誰も居ない山でお経を唱える声が聞こえる」と人間達に逆に怖がられるようになり、山彦としてはともかく、妖怪としての面目は保たれるようになった。
最近はストレス発散の為に夜雀の妖怪であるミスティア・ローレライ(本ロワでは未参戦)と共にパンクロックバンド「鳥獣伎楽」を結成。
山彦の声量を利用した魂の叫びによって日々の鬱憤を夜な夜なライブで晴らしているという。
一部の妖怪達からは好評であるが、近隣の住民からは騒音被害による苦情がきているとか。
外見
髪はウェーブのかかったショートボブで、色は緑青。瞳は緑色。
茶色に薄く斑点模様の入った大きな垂れ耳と、小さな尻尾を持つ。
小豆色の、スマートで少し短めな長袖ワンピース。ワンピースの全面と襟は、薄いピンク色に分かれている。
上着の下には白いシャツのようなものが、ワンピースの下からは白いスカートが覗く。
性格
元気で明るく真面目。ノリのいい性格で声がやたらと大きい。
とはいえ普段は大人しく弱気な一面を見せることも。
毎朝きちんと掃除に炊飯とお寺のおつとめをこなし、出会った人には自慢の大声で挨拶をする。
常に命蓮寺の戒律を大事に守っているが、寺で殺生する者は殺生してやると発言したりと微妙に戒律の解釈がズレている。
能力
音を反射させる程度の能力
いわゆるヤマビコ。 お経を唱えることとは相性が良い。
戦闘の際にはバリヤーのようなものを展開し、自らの弾幕も反射させてみせる。
バリヤーに触れてもダメージは無いが、弾を反射させて突然横や真後ろから敵に弾をぶつけることが出来る。
しかし、敵に弾が当たりそうな瞬間に弾があらぬ方向へ曲がってしまったりすることもあるらしい。
+
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本ロワにおけるネタバレ |
本ロワにおける動向
詳細
彼女にとって大きな事件となったのは第66話「 wanna be strong」でのことだった。
ホル・ホースを助け、勢いのままに逃げ出したはいいが行くあてがまるで無い。
その内、森の鉄塔まで辿り着いたがその場にいたのは 秋静葉と、自分もよく知る 寅丸星の二名。
歓喜し声を上げようとする響子だったが、その行動は用心深いホル・ホースによって止められる。
まずは慎重に隠れながら彼女らの会話に聞き耳を立てる響子。その内容をやまびこさせている時…星がこちらを振り向いた、気がした。
瞬間、襲い掛かる無数の「足跡」。DISCで手に入れた星のスタンド能力が容赦なく響子とホル・ホースに牙を剥いたのだ。
成す術なく足跡に襲われ倒れる響子。そして彼女を背負って敵方向、前方に逃げの一手を取るホル・ホース。
その英断により一度は敵から離れることに成功するも、敵の能力は自動追尾。ホル・ホースとはスタンドの相性が悪かった。
たまらず追いつかれたホル・ホースに目を覚ました響子は声をかけた。
「私も出来る限りやってみる。だからおじさんは急いで逃げて……。私だって、最後にドカンと決めちゃうんだから!それと、 聖様によろしくね……」
強引にホル・ホースの背から降り、彼女は最後の抵抗――いや、『説得』を星に向けて試みた。
得意の大声による、星への澱みない祈りだ。必死で声を張り上げた。
……だが無情にも、星の心に響子の叫びが響くことなく、それを断末魔として養分を吸われ、永遠の眠りについた。
最初から最初まで生まれ持つ純粋さを失わずにいた響子。
ヤマビコの最期の声は、果たして星の心には本当に響いたりはしなかったのだろうか……。
【幽谷響子 死亡】
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最終更新:2015年05月15日 02:14