いを(魚)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 さかなうお ※伊勢物語(10C前)九「白き鳥の嘴と脚と赤き、鴫の大きさなる、水のうへに遊びつついををくふ」
② 魚「さけ(鮭)」の異名。 ※浜荻(庄内)(1767)「鮭(さけ)を しゃけ 庄内にていほといふ」
[語誌]同義のウオ(ヲ)は奈良時代から使われたが、イオ(ヲ)のたしかな例は平安時代からになる。ただし、イオがウオに取って代わることはなく、散文にイオ、和歌にウオという使い分けが認められる。
広辞苑 名詞 うお 源氏物語帚木「荒海のいかれる―の」
大言海 名詞 ()(魚)ニ同ジ。今、い()のめニ、其名存ス。駿河、伊豆ニテハ、今モい()ト云フ。 字鏡 四十 「釣、伊乎豆留」
倭名抄、十九「魚、宇乎、伊遠」
源、二、帚木 十六 「荒海ノ、イカレルいをノ姿」

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最終更新:2024年05月06日 20:38