おの(己(代名詞))

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 代名詞 ① (反射指示) その人、またはそのもの自身をさす語。自分。 ※古事記(712)中・歌謡「御真木入日子(みまきいりびこ)はや 御真木入日子はや 意能(オノ)が命(を)を 盗み死せむと」
② 自称。われ ※落窪(10C後)三「まだ幼くておのがもとにわたり給ひにしかば、我が子となん思ひ聞えしを」
③ 対称。おまえ ※古本説話集(1130頃か)二八「いつ法師にはなりしぞ。したみつとてありし、をのがむすめは、いづちかいにし」
[補注]助詞「が」を伴うか、あるいは体言に直接冠した形で用いられ、独立しては用いられない。→おのがおのれ
大言海 代名詞 自稱ノ代名詞。 (ワレ)アレ 欽明紀、四年十二月「甚(カナヘリ) 寡人之 (オノガ)( ニ)
孝德紀、大化二年三月「入(オノガミニ)物者、(マシテ)(ハタレ)之」

又、「おの(己(名詞))」も参照。

検索用附箋:代名詞一人称二人称

附箋:一人称 二人称 代名詞

最終更新:2024年05月08日 19:50