おも(面)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 人の顔。かおつきおもて ※万葉(8C後)八・一五三五「わが背子をいつそ今かと待つなへに於毛(オモ)やは見えむ秋の風吹く」
② 表面。うわべ ※万葉(8C後)一六・三八三六「奈良山の児手柏(このてかしは)の両面(ふたおも)にかにもかくにも佞人(こびひと)の友」
※源氏(1001‐14頃)藤裏葉「渡殿のうへ見えまがふ庭のおもに」
おもかげ。様子。情景。 ※万葉(8C後)一四・三四七三「佐野山に打つや斧音(をのと)の遠かども寝もとか子ろが於母(オモ)に見えつる」
④ (人に合わせる顔の意から) 面目。名誉。→面無し
広辞苑 名詞 ①顔。顔つき。
②表面。 「水の―」
大言海 名詞 (オモ)ト通ズ、おもふノ條ヲ見ヨ〕
(一) (カホ)カホツキオモワ。容貌。
萬葉集、十八 三十一 長歌「逢ハシタル、今日ヲ始メテ、鏡ナス、(カク)シ常見ム、 於毛 (オモ)(カハリ)セズ」
(二) (ウヘ)ウハベウハツラオモテ 古今集、十八、雜、下「水ノおもニ、生フル 五月 (サツキ)ノ、浮草ノ」
「庭ノおも」海ノおも」

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最終更新:2024年03月01日 19:25