かゆ(粥)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 米、アワなどに水を加えて煮たもの。米を蒸したもの(飯(いい))に対していう。古くは、水分の少ないものを堅粥(現在の飯にあたる)、水分の多いものを汁粥(現在のかゆにあたる)といい、後には、もっぱら汁粥をいう。 ※続日本紀‐文武四年(700)三月己未「和尚出鐺子、暖水煮粥、遍与病徒
〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
〔摩訶僧祇律‐二九〕
広辞苑 名詞 水を多くして米を柔らかに炊いたもの。固粥と汁粥の総称。特に、汁粥。かい 〈新撰字鏡12〉
大言海 名詞 食湯 (ケユ)ノ轉カ、( ()ノ條ヲ見ヨ) 濃湯 (コユ)ノ轉カ((カブ)()(コムラ)(カミラ)()(ミラ))〕
かい。米ヲ、水ニテ煮タルモノ。古ヘ、 堅粥 (カタカユ)ト云ヒシハ、米ヲ(カシ)ギタルモノ、卽チ、 姬飯 (ヒメイヒ)ニテ、今ノ尋常ノ(メシ)ナリ。(蒸シタル、 强飯 (コハイヒ)ニ對ス)
汁粥 (シルカユ)ト云ヒシハ、水ヲ多クシテ煮テ、(トロ)ケシメルモノ、今、常ニかゆトノミ云フハ、是レナリ。
字鏡 三十 「饘、厚粥也、加由」
天治字鏡、十二 三十 「粥、糜、加由」
倭名抄、十六 十四 「粥、薄糜也、之留加由、饘、厚粥也、加太賀由」
同、高山寺本、筑前、鞍手郡「粥田、加以多」
江家次第、七、解齋「藏人供御粥、云云、立御箸於粥上入御」原註「堅粥也、高盛之」
宇津保物語、藏開、上 四十四 「コノかゆ(スス)リテムトテ、副ヘタル(ツキ)ドモニヨソヒテ、皆參ル」(啜るトアル、 汁粥 (シルカユ)ナリ)

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附箋:名詞 食物

最終更新:2024年04月24日 20:25