ころ（自）

辞書	品詞	解説	例文	漢字
日本国語大辞典	語素	自身、自分自身、みずから、の意を表わす。→ころだつ・ころと・ころに・ころふす。	〔色葉字類抄（1177‐81）〕	自
広辞苑	名詞	自分自身。みずから。	万葉集2「―伏す君が」	自
大言海	名詞	〔こハ、 此 (コ)ノ義ニテ、 己 (オノレ)ノ意ナルベキカ（ 此身 (コノミ)）ろハ、添ヘタル辭（らノ條ヲ見ヨ）後世、ころりト變ハル、是レ一ツころりト 違 (チガ)ッテ居ル、長崎ニテ、目立つヲ、ころッとシトル、ナド云フハ、此語ノ遺ナリ〕 （一）み づ (ズ)から、ひとり、ノ意ヲ云フ、古言。 自 (ミヅカラ)臥すヲ、 自 (コロ) 臥 (フ)すト云ヒ、獨立するヲ、ころたつト云ヒ、孤立ノ旗ヲ、ころばたト云ヒ、鷹ニ、ころ 捕 (ドリ)ト云フ語モアリ。（各條ヲ見ヨ）	倭訓栞、ころ「萬葉集ニ、自ヲ讀メリ、今モ、自然ノ事ニ、ころりト云フ、此義ニヤ、源自明ヲ、ころあきらト讀メリ」 紀略、後篇、四、天德二年四月十七日「參議正四位下源朝臣自明卒、今上之兄也」	自
		（二） 樗蒱 (カリウチ)ニ用ヰル四箇ノ 采 (サイ)ヲ、 樗蒱 (カリ)采ト云フ、此采ヲ、盤上ニ投出セバ、或ハ、表ヲ顯ハシ、或ハ、裏ヲアラハス。	萬葉集、十三 十八 長歌ニ、一伏三向ノ字ニ、ころト訓ジタルハ、四箇ノ采ノ現象ノ名ナリ、是レハ、一伏ニ就キテノ訓ニテ、四箇ノ中ニテ、一ツ伏シタルナレバ、ひとりノ意ナルベシ、尙、かり（樗蒱子）ノ條ヲ見ヨ。

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