しぬ(篠)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ( 現在、「の」の甲類の万葉仮名とされている「怒」「努」「弩」などを「ぬ」とよんだところからできた語 ) =しの(篠)① 日本書紀(720)神代上(丹鶴本訓)「篠、小竹也。此れをば斯奴(しヌ)と云ふ」
広辞苑 名詞 (万葉仮名の誤読によって生じた語)「しの」に同じ。→ぬ(野)
大言海 名詞 前條ノ語ノ、轉ジテ、枝ノ柔軟ニシテ、靡キしなふモノヲ云フ、後、篠竹、其名ヲ專ラニス〕
しの(篠)ノ(一)ニ同ジ。
古事記、中(景行) 五十六 「於 小竹 (シヌ)之苅材、云云、歌曰、(アサ) 士怒 (シヌ)原、腰ナヅム」
神代紀、上 三十六 「篠、小竹也、此云斯奴
神功稱制前紀「遷小竹宮」注「小竹、此云 之努 (シヌ)
萬葉集、七 廿七 旋頭歌「池ノ邊ニ、小槻ガ下ノ、 細竹 (シヌ)ナ苅リソネ、ソレヲダニ、君ガ形見ニ、觀ツツ偲バム」
同、十一 四十 「神南備ノ、(アサ) 小竹 (シヌ)原ノ、女郞花、思ヘル君ガ、聲ノ(シル)ケク」

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附箋:名詞 植物

最終更新:2024年10月13日 21:11