ば(接尾)

広辞苑
辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 助詞 〘係助〙
① 係助詞「は」が格助詞「を」の下に付いて連濁を起こしたもの。→は〔係助詞〕(一)①
※万葉(8C後)一・一六「黄葉を婆(バ) 取りてぞしのふ 青きを者(ば) 置きてそ歎く」
② 「をば」の意に用いる。 ※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)九「そこらにぶちあやし(おとし)てあった銭ばア、みながんどうして、もてきたことばい」
大言海 接尾辞 〔差別スル天爾波ノ()ヨリ轉ジタル語ナラム〕
動詞、形容詞、助動詞ノ接續法ノ語尾ヲナス語。用法ニ、 已然 (イゼン) 將然 (シヤウゼン)トノ別アリ。委シクハ、篇尾ノ語法指南ノ、動詞ノ接續法ノ條ヲ見ルベシ。
萬葉集、二 十六 「タケ()ヌレ、タカネ()長キ、妹ガ髮、コノゴロ見ヌニ、 搔入 (カキレ)ツラムカ」
「擊タば響カム」擊テば響ク」善クば取ラム」善ケレば取ル」見ズば、見ネば」行カシメば、行カシムレば」

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最終更新:2023年08月03日 20:00