を(麻)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 名詞 ① 植物「あさ(麻)」または「からむし(苧)」の異名。 ※万葉(8C後)一一・二六八七「桜麻の苧(を)ふの下草露しあれば明かしてい行け母は知るとも」 麻・苧
② 麻、苧の茎の皮の繊維で作った糸。緒にするもの。→お(緒) ※万葉(8C後)一四・三四八四「あさ乎(ヲ)らををけにふすさにうまずとも明日きせさめやいざせ小床(をどこ)に」
[補注]オ(尾)・オ(緒)もこの麻糸のオに関係があると思われる。
広辞苑 名詞 アサの古名。 麻・苧
②アサ・カラムシの茎の周辺部の繊維からつくった糸。 日本霊異記下「―の縄を二つの足に繋ぎ」
大言海 名詞 (一){ (アサ)ノ異名。其條ノ(一)ヲ見ヨ。 倭名抄、十四 十五 織機具「麻、()、一云、阿佐」
靈異記、下、第一緣、訓釋「麻、ヲ」
(二)麻、又ハ、からむし(苧)ノ莖ヲ水ニ漬シ、蒸シテ粗皮ヲ去リ、其 纖維 (スヂ)(ツム)ギテ絲トシタルモノ。今、コノをト別チテ、からむしヲ 眞麻 (マヲ)ト云フ。

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附箋:名詞 植物 物品

最終更新:2024年05月08日 19:22