か(彼)

辞書 品詞 解説 例文 漢字
日本国語大辞典 代名詞 他称。
① 遠称。話し手、相手の両者から離れた物や人をさし示す。かれ
※万葉(8C後)一四・三五六五「可(カ)の子ろと寝ずやなりなむはだ薄(すすき)浦野の山に月かたよるも」
② (「何(なに)」と対応して用いられ) 並列する事物を漠然と示す。 ※史記抄(1477)九「なにかほしい、かかほしいと云ことを、やかて天子へ言して行い下しそ」
広辞苑 代名詞 ①遠くにある物や人を指す。かれあれ 万葉集14「―の児ろと 宿 ()ずやなりなむはだすすき裏野の山に(つく)かた寄るも」
②「何」と対応して、並列される事物を漠然と指し表す。 浄瑠璃、夏祭浪花鑑「何をいふも―をいふも皆こつちの不調法」。
「何や―や」
大言海 代名詞 遠キ物事ヲ指シテ云フ語。(()()ニ對ス)多クハ、かれト云フ。アレ 萬葉集、廿 三十 () 誰時 (タレドキ)
古今集、十三、戀、三「思ヘドモ、人目ツツミノ、高ケレバ、かハト見ナガラ、エコソ渡ラネ」(川ニカケタリ)
「かノ人」かノ時」

検索用附箋:代名詞指示詞

附箋:代名詞 指示詞

最終更新:2024年07月14日 23:43