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| きみたけ:(フリーキャラ) | |
| 古代紫が狼鳴荘にて半ば放し飼い的に養育しているオスの狼犬。純白の豊富な毛並みと琥珀色の温かい瞳を持った混血種である。 革の首輪にぶら下がっている十字架の剣を噛み締めた竜頭状の古い銀錠前、額に掛かかったレンズに達筆で"公威"と刻まれている犬用スキーグラスがトレードマーク。 外見は非常に凛々しく体格もホッキョクオオカミに近い精悍なものだが、その性格は人並み以上に人懐っこいもの。 また、所々で明確に人語をも解する卓越した知性の高さをも持ち合わせている。 深夜帰りの多い術師にとっては毎度暖かく出迎えてくれる彼のような存在は大きいらしく、古代紫と共に着任してからは自然と級のマスコット的地位を獲得している。 与えられたものは虫や爬虫類でなければ何でも口にするが、特に好物は半熟の茹で卵(殻ごともいける)と干し柿という渋い趣味。 実はボードゲームの相手ができるという驚きの特技を持っており、中でも将棋の手腕はかなりのもの。 その正体は魔獣が呪装具によって力を抑えられた仮初の姿。かつて月食を引き起こしたと言われる北欧神話の魔狼、「マーナガルム」の血が刻まれている。 出自としては過去フィンランド北部に位置する魔獣牢獄"見棄てられた森"において群れの主と畏れられていたところ、同地で特訓中だった幼少期の古代紫が彼に一目惚れ、力づくでタイマン勝負を挑み苦難の末無理やりとっ捕まえたのが馴れ初め。 それから二十年ほどを掛けて人の暮らしには慣れ親しんできたが、その当時の事は未だに根に持っているらしく肝心の古代紫にだけは対応がサバサバでアンニュイである。 また知能が高く従順なため、申請すれば任務への同伴も許可されている。管理者には彼の怪異としての本懐を開放させる魔晶製の赤い鍵が与えられる。 戦闘時は三本の尾が生え揃い体表に虹色の魔素血路の無数に迸った、大人が二、三人は跨がれるほどの巨大な魔狼へと豹変する。 術師との連携はもちろん、獲物を囲う独自の幻層領域が展開可能なほか、制御された状態とはいえ中級怪異程度であれば単独で討伐可能な実力とされる。 |
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