かがみん「今日も暇ねぇ・・・」
大学は冬休みに入ったものの特にやることもなく
一人暮らしのアパートで2ちゃんねるを眺める毎日だった
今日も起きるなり机の上のPCを起動した
一通りお気に入りのスレを巡回し、暫く更新ボタンを連打したみたが平日の朝ともあってまるでレスがない
かがみん「過疎ね・・・」
と呟いた、その時だった
ガタガタガタ
かがみん「ひぃっ!何!?」
ガタガタガタ
かがみん「ひ・・・引き出しの中に何かいる!!」
その場から逃げようとしたがそれより早く引き出しが開いた
かがみん「グフゥ」
開いた引き出しがお腹にヒットしかがみんは後ろにひっくり返ってしまった
かがみん「痛ぁ」
直ぐに引き出しに目をやると青い固まりがぬぅっと出てきた
かがみん「ギャ━━━━━━━━━━━━━!!」
青い固まり「ごめーん驚かせちゃった?」
青い固まりはばつが悪そうに頭を掻いた
かがみん「あっ・・・あぁ・・・え?嘘?・・・ドラえもん?」
ドラえもん「うん僕ドラえもーん」
かがみん「アハッほんとにドラえもん?」
ドラえもん「そうだよ」
かがみん「夢みたい」
ほっぺたを抓ろうとしたがやめた
夢ならもうちょっと見てても良いかなと思ったからだ
ドラえもん「ちょっとかがみさん何やってるの?」
かがみんはPCに向かい何やらキーボードを叩いている
かがみん「スレ立ててるのよ」
ドラえもん「・・・君って奴は・・・」
かがみん「そうだどら焼き食べたい!?」
ドラえもん「そんなお構いなく」
かがみん「食べたいわよね、すぐ買ってくるわ」
鼻歌交じりで出かけるがみん
辺りを見回すドラえもん
ドラえもん「あーあ布団もやりっぱなしで、どうせずっと干してないんだろう・・・今日は良い天気だし」
よいしょと布団を持ち上げ窓に向かう
ドラえもん「ん?・・・クンクン・・・クンカクンカ・・・クンカクンカクンカ・・・スーハー・・・ス━━━━━・・・・・・ハ━━━━━━━」
まぁこれはこれで良いかと布団を下ろした
かがみん「どーらーえーもーん」
帰って来るなりドラえもんに抱き付くかがみん
ドラえもん「ど・・・どうしたんだいかがみ君クンカクンカ」
かがみん「ううん一度やってみたかったのよねー」
ドラえもん「全く・・・ま・・・まぁ減るものでもないから別に良いけどさ・・・」
かがみん「そうだどら焼き買ってきたから今お茶入れるわね」
ドラえもん(想像以上に楽しい仕事かもしれない・・・ハァハァ)
かがみん「ねぇドラえもん道具出してよ」
ドラえもん「ムシャムシャ・・・かがみん今回はねのび太君の時と違って過去に行く認可を受けていないんだ」
かがみん「認可?」
ドラえもん「ズズ・・・そうつまり内緒で来てるんだ、目立ったことやるとタイムパトロールに捕まっちゃう」
かがみん「意味が分からないわ、だってのび太の時は好き放題やってたじゃない」
ドラえもん「のび太君は特別さ、のび太君は僕らの開発者だし時空局からも許可されてたしね」
かがみん「あーあれでしょいつもの、もったいぶるの好きだもんねぇフフ」
ドラえもんにすり寄るかがみん
サッとポケットに手を入れる
ドラえもん「アッ!・・・コラ・・・ヤメ・・・」
ドラえもんの顔の前にかがみんの頭が
ドラえもん「クンカ・・・スーハースーハー・・・ス━━━━━━━━━・・・」
かがみん「んっ?これ中どうなってるのよ」
ドラえもん「ハァハァも・・・もう・・・しょうがないなぁ・・・クンクン」
ドラえもん「じゃあこれタケコプターと透明マントー」
かがみん「・・・そんなのいいからもしもボックス出しなさいよ」
ドラえもん「駄目だよかがみん、もしもボックスは時空の歪みが大き過ぎてタイムパトロールがすぐに嗅ぎつけるよ」
かがみん「一回くらい良いじゃない」
ドラえもん「駄目駄目どうせ良からぬこと考えてるんでしょ、それに捕まれば僕は未来に送還、かがみんは記憶抹消だよ?」
独りぼっちの冬休みが頭をよぎる
かがみん「えっ・・・わかったわよ・・・あーあもしもこなたとラブラブだったらってやりたかったなぁブツブツ」
ドラえもん(ヤレヤレ僕ももうしばらくかがみんの香りを嗅いでいたいからねフヒヒ)
かがみん「はぁ空の散歩楽しかったわ」
ドラえもん「フーフーフー喜んで貰えて僕も嬉しいよ」
かがみん「じゃあ私お風呂入って来るわね」
ドラえもん「どうぞどうぞ」
お風呂場に消えるかがみん
ドラえもん「さてと・・・」
辺りを見回す、そして洗濯物の山をロックオンした
かがみん「あっドラえもん晩御飯作っといてー」
下着姿のかがみんがドアの隙間から声をかけた
ドラえもん「わっー!わっわっわかったー!」
かがみん「よろしくねー」
再びお風呂場に消える
ドラえもん「はぁはぁビックリした・・・けど良いもの見れた・・・」
かがみ「よかった・・・これで大学以外でぼっちにならなくてすむわ」
かがみん「魚肉ソーセージと玉ねぎのチャーハン?」
ドラえもん「それくらいしか作れそうなのが無かったよ」
かがみん「ふぅーんモグモグまあまあね」
ドラえもん「・・・」
かがみん「ねぇドラえもん何で私の所に来てくれたの?」
ドラえもん「それはねぇ・・・未来の君が独りで寂しいだろうってスクラップ置き場に捨てられてた僕をこの時代に送りこんだんだよ」
かがみん「独り?あぁ一人暮らしは寂しいものね」
ドラえもん「ま・・・まあそんな所」
ドラえもん(まだぼっちだって自覚してないころなんだろうな・・・)
かがみん「王手飛車取りー」
ドラえもん「・・・・・・参りました」
かがみん「アハハドラえもん弱いわねえ」
ドラえもん「のび太君には負けたこと無いのに・・・」
かがみん「さてもう遅いし寝ようかドラえもん・・・」
ドラえもんは期待した視線を送る
かがみん「?・・・あぁ!」
スクッと立ち上がると押し入れを開けた
かがみん「ゴメンゴメンドラえもんといえばここよね」
トボトボと押し入れに入るドラえもん
かがみん「あーやっぱり押し入れが似合うわねアハハ」
ドラえもん「・・・」
かがみんも布団に入り電気を消す紐に手を伸ばす、が急に不安が胸をよぎった
かがみん「ね・・・ねぇドラえもん」
ドラえもん「んー?」
押し入れの戸を少しあけドラえもんが顔を出す
かがみん「朝起きたら全部夢でしたって事無いわよね・・・?」
ドラえもん「大丈夫だよかがみん」
かがみん「急にいなくなったりしない?」
ドラえもん「しないよ」
安心したのか電気を消すかがみん
するとかがみんが押し入れの戸を開けよいしょと入ってきた
ドラえもん「!!」
かがみん「ドラえもん一緒に寝よ」
かがみんはドラえもんをぎゅっと抱きしめた
かがみん「こうすればいなくなったりしないもんね・・・」
ドラえもん「・・・キュン」思いっきり臭いを嗅ごうと思ったがとりあえず止めた
朝
かがみん「ムニャムニャ・・・あれ?ここは・・・押し入れ・・・ドラえもん!?」
しかしそこにドラえもんはいなかった
かがみん「・・・楽しい夢だったなぁ・・・」
かがみんは寂しさのあまり涙が溢れた
かがみん「ウウ・・・グス・・・」
押し入れから出るとそこには
ドラえもん「やあかがみんやっと起きたのかい」
かがみん「ド・・・ドラえもん・・・夢じゃなかったの・・・?」
ドラえもん「ほらほら早く顔洗ってきなよ朝ご飯できてるんだから」
こたつの上には侘びしくもご飯に味噌汁それに玉子焼きが並べられていた
かがみん「・・・うん!」
かがみんは涙を拭い嬉しそうに頷いた
おしまい
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最終更新:2008年12月19日 18:57