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就職セミナー

今日は就職セミナーの日
私は弁護士になる夢を諦め、普通に就職することに決めた

「何でこんなことしないといけないのかしら。 就職活動ってホントくだらないわ」

周りとの温度差を感じながらも、取り敢えずセミナーくらいは参加しろと姉に言われたので適当にメモをとりながら熱心な講師の話を聞いていた


『自己分析のために自分史を作成してみましょう。 特に大学生活における出来事を重点的に。
ほんの些細なことでも構いません。 サークルでの活動、友達との交流、何かを成し遂げたこと、何か探してみましょう』

サークルには属していない。 
何かを頑張ったわけでもない。 
心を許せる友達なんていない。 
こなたとみゆきは死んでしまった。
つかさも最近は連絡を取っていない…。


『就活において一番大切なことはコミュニケーション能力です』

今月は何回人との会話を交わしただろう。 
高校の頃は人並みにコミュニケーションを取れた。 
しかしこの3年で私のソレは明らかに衰えていた。 
もうどんな風に人と接すればいいのか忘れた


『今日はグループディスカッションをやってみましょう! 5,6人一組でグループを作ってください』

もちろん私は余ったグループに入れられた。
苦手と言いながらも積極的にリーダーになったり発言をするメンバー。
私は適当に相槌を打つ事しかできない。


セミナーは予定を30分オーバーして終わった

私は一番に教室を出た。
周りが友達と楽しそうに帰る姿を見たくなかったからだ。

「よかった…誰もいないわ。 さっさとお弁当でも買って帰ろう…」

帰りのコンビニの前でリクルート姿の4年が数人歩いているのを見かけた。
この時期に内定が決まっていないと非常に辛いらしい
目には生気がなく、歩く姿もどこか弱々しい

「もう私ダメかも…」 「頑張ろうよ…」  「まだまだ募集はあるよ」  「…うん」 

そんな声がすれ違った際に聞こえた

これは1年後の私の姿なのだろうか
いや、違うな
私にはあんな風に励ましあう友達などいない

「あ、今日ラノベの新刊の発売日だ…ついでに本屋行かなきゃ…」

こんな時にこんな独り言がでる自分に情けなくなった 

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最終更新:2009年06月24日 22:14
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