風邪引きかがみん

by、佐賀県

 

 

 

「うげ……風邪引いた…………」

 体温計の数値は38.5℃。今朝起きたら布団が丸ごとはだけていたから、多分体を冷やしてしまったのだろう。

 腹の具合が悪い。熱があるとわかると急に頭も痛くなってきた気がする。大学はあるけど休むしかない。テスト近いのに、大丈夫かな。

「とにかく薬……薬……ってあれ? ないの……?」

 常備薬の入った箱を漁って見たが、風邪薬が一つも入ってない。

 一人暮らしでこの状況は絶望的だった。だが幸いにも歩くことが出来ないほどの重態じゃない。

 自分で薬を買いに行こう。私は服を着替えて、自転車の鍵を持って外に出た。

 

 

 しまった。そう思ったのは近所のコンビニに来たときだった。

 よく考えればコンビニに風邪薬は置いてないのだ。脳の回転がまずいことになっているらしい、こんな初歩的なミスをするなんて、私らしくも無い。

 仕方無い。帰って、薬局の開く時間まで待とう。

「あ~……頭痛い……吐き気がする……それに夏だってのに寒いわ…………」

 とりあえず食べられそうなものをと思って、プリンとアイスとヨーグルトを買っておいた。しかし今はとても口にする気になれない。

 家に着いて、布団に潜り込む。それから薬局の開店時間まで、ひたすら布団にくるまってう~う~とうなっていた。

 ひたすら気分が悪い。死にそう。吐くものも無いだろうに吐き気が止まらない。喉も痛いし鼻も詰まる。風邪の症状がメドレーで襲い掛かってきていた。うっぷ。ちくしょう。死にそうだ。

 

 

 近所のドラッグストアの開店時間になった。私は立ち上がろうとしたとたん、床に倒れ込んだ。こけた時の衝撃で吐いた、その場で床に。汚い。しかし掃除をする元気があるわけがない。

「ごほ……げほ…………」

 這うようにして洗面所まで行き、口の中をゆすいだ。

 それから熱を測りなおしてみた。1分後、体温計の示した数値は…………

「40.5℃…………朝より上がってるし…………」

 まずい。本気でまずい。症状も目で見てわかるほど悪化している。頭が痛い。景色がぐにゃぐにゃする。

 こんな状態で外に出るのは果てしなく危険だとわかっている。でも、自分で行かないと、他に薬局まで薬を買ってきてくれる人なんて…………私にはいない。

 さっき床に吐いたとき、服が汚れたから着替えることにした。ひどく汗をかいたので下着も替えることにした。

 辛さと、みじめさとで、私は泣きたくなった。

 いや、泣いた。涙をぼろぼろこぼして泣いた。寂しい、辛い、誰か、誰か助けて。おかあさん。おとうさん。

 ノスタルジーな感傷に浸ってる場合ではない。動け私の体。じゃないとやばい。今死ぬ。本気で死ぬ。昔の人は風邪が原因で普通に死んでたんだぞ。

 ましてこの21世紀に風邪で死にましたなんて文明人としての恥だ。おまけに大学生がアパートで孤独死なんて洒落にならない。私は外に出て、文字通り必死で薬局を目指した。

 自転車は使えない。確実に転ぶ。徒歩で行くしかなかった。

 これほど孤独を痛感したことは無かった。自分がこんなに弱い存在だったと初めて知った。

 

 そう、私は孤独なんだ。風邪を引いてなくても変わらない。私は一人。大学に入ったときからずっと、これからもずっと。

 大学を出て、働き出して、どうするんだろう? きっと今と変わらない。孤独な生活が待ってるんだと思う。自分から変わろうとしないで、一体何が変わるものか。

 これからも私は一人ぼっちで生きていくんだ。一人分のご飯を作って、一人で食べる。そうやって、30歳になっても、40歳になっても、ずっと一人ぼっち。そしていつか今日みたいに。本当に誰にも助けられないでアパートの一室で孤独死するんだ…………

 

「おーっす、どったの柊ぃ? 気分悪そうジャン」

 女の声が聞こえる。誰だよ? あたしがこんなダブルで胸くそ悪い時に、そんな嬉しそうな明るい声で話しかけてくるやつは?

「………………日下部? 奇遇ね……あんた何してるの?」

 ぼやっと歪んだ視界の中に、高校の頃の同級生、日下部みさおの姿があった。別々の大学に進んでからはほとんど連絡もとってなかった仲だ。それがなんで今、ここにいるのだろう?

「そりゃ柊が心配だったから来てあげたんだよ! 風邪なんだろ? もう安心していいよ。柊っちは一人じゃないからね! あたしはずっと柊の友達だよ!」

 大きく開いた口から八重歯を覗かせて、屈託の無い笑顔で日下部が言った。

 私が友達……、そう言ってくれるのはすごく嬉しい。涙が出そうになるほど嬉しい。

 私にも確かに友人がいた。きっと彼女らが今の私を見たら、そんな風に優しい言葉をかけてくれるのだろう。そう思う。本当にそう思う。きっと彼女がここに居れば。そう言ってくれるのだろう。

「…………はいはい。もういいわよ……。黙って……。わかってるわよ…………」

 目をこすり直して、もう一度前を見る。

 そこには誰もいない。ただむなしく町の景色を映し出す透明な空間があるだけだった。

 今度こそ私は涙を流した。嬉しくてではなく、ただ悲しくて。

 

 

「だ、大丈夫ですか……? 顔色すごく悪いですけど……」

 ドラッグストアの店員、アルバイトらしき若い男性が私を見てそう言った。

 私は、大丈夫です、と心にも無い言葉を返して店を後にした。買った薬はその場で栄養ドリンクと一緒に飲んだ。でもすぐに効く訳が無いのでまだ気分はすこぶる悪い。

 でもこれで後は帰って寝てれば、そのうち治るだろう。そう思うと気分は楽になった。あとは帰るだけ、帰って布団に潜り込むだけでいい。私は帰路を急いだ。

 しかし一つだけ問題があった。体がもう限界なのだ。おそらく熱はさっきよりもっと上がっているだろう。

 下手したら42℃を超えているかもしれない。頭だけでも急いで冷やさないと本気で後遺症が残りかねない。20代のうちから将来のアルツハイマーの種を植えておくなんぞ冗談ではない。

 急ごう。目の前がふらふらするから急げないけど、できるだけ早く帰るようにしよう。私は危うい足取りで家を目指して歩いた。目の前の景色がよく見えなかった。だから、前から歩いてきた男の集団にも目が行き届いていなかった。

 前から歩いてきた男性に、私は思いっきり正面衝突した。

「痛っ! おうそこの女あ、どこ見て歩いとんじゃいっ!」

 低い男の声が頭の中にぐわんぐわん響く。私は肩を掴まれて無理やりに振り向かされた。

 目の前には男が数人、私より頭一つ大きなその男たちはどれも派手な出で立ちで、茶色に染めた髪を跳ね上げていたり、無骨な大きいピアスをぶら下げていたりと、少しまともとは違う格好をしていた。

「おらなんとか言ったらどうねっ!? ヒトに肩あぶつけといて黙って行こうっちゅう法は無かろうがっ!」

 胸倉を掴み上げられ、がくがくと揺らされた。頭が痛む。何か言おうと思っても、意識が混濁していて口がうまく動かない。

「こんボケがっ! ボーっとしおってヤク中かいワレ!!」

 ばっ、と急に体を投げ捨てられた。私はそのまま路肩に倒れ込んだ。男たちはニ、三言悪態をついてから去っていった。

 立ち上がろうと思ったが、うまくいかない。私は立ってているのか、それとも横になっているか、よくわからなかった。

 通行人たちは何も気にせず私の傍らを通り過ぎていく。むしろ心一つ近寄りたくない風に、早足で去っていくように見える。無論だれも私に心配して話しかけたりはしない。都会の人間なんてこんなものだ。逆の立場なら私だってそうしただろう。

 そうだ。だから私は今ここに一人でいるんだ。誰にも気をかけない人間は、誰にも気をかけられない。そういうもの。自然の摂理だ。

 思えば高校の頃の友人たちは変わり者だった。私はどれだけ彼女たちが人懐こい猫のようにじゃれ付いてきても、ずっと突き放すような冷たい態度ばかり取っていた。みんな本当はすごく私に気を使ってくれていたのかもしれない。

 私はなんとか立ち上がった。だけどどこに向かって歩けばいいのだろう。一人暮らしのアパートの部屋? そこに何があるの?

 いくつもの月日をそこで過ごしたけど、一体何が変わった? 何も変わってない。同じ毎日の繰り返しばかりだった。

 いつもそこには自分一人だけ。きっとあの部屋をビデオカメラで撮影していたら、その映像は延々と同じ景色が続いていることだろう。いや、あの部屋だけじゃない。私の回りはいつも虚無に満ちていた。一人ぼっちで過ごす毎日がずっとずっと続いていた。

 楽しくも無い日々。これまでも、これからもずっと変わらない日々。そんなものに何の執着があって、私はこんなに必死で生きているんだろう? よくわからなかった。

 ああ、足元がおぼつかないと自分でもわかる。ふらふらする。車の音が聞こえる。横断歩道。信号の色はよく見えない。また車の音が聞こえる。私は、ただ前に足を踏み出そうとした。

 

 

「やっほーかがみん。久しぶりだね。大学は休み? 何してるの?」

 と、そこで後ろから話しかけられた。私は振り向いて、自分より頭一つ低い位置にあるその顔を見た。

 こなた……? あんたこそ何してるのこんなところで?

「私は、なんか大学で『はしか』が流行ってるとかで休みになったんだよ。かがみのトコは大丈夫?」

 あ~、そういやなんかニュースでやってたわね。ひょっとして、ウチの大学も今日は休みだったのかしら? だったら授業のことは気にしなくてよかったのね。

「それでアキバにでも遊びに行こうと思ってたんだけどさ。急にかがみんの顔が見たくなっちゃってねー、家まで行っても留守だったから探したんだよ?」

 そう……、…………はあ……、うれしいこと言ってくれるわね……、さすが幻覚なだけあるわ…………。

「ん? 何言ってんのかがみ?」

 わかってるわよ。どうせあんたも消えるんでしょ? 私に友人は確かに居た。でももういない。だから、もし目の前にひょっこり現れたとしても、それは夢であって、現実ではないんだ。

「あれ……? ひょっとしてかがみ調子悪い? なんかすっごく顔が真っ赤なんだけど」

 …………こなた、こうして面と向かって言うことは最後の最後まで無かったけど、私あんたを親友だと思ってた……。

「ほへ? 何言ってんのかな、かがみん? 死亡フラグ立ってるよそのセリフ……」

 いいじゃない。どうせ消えてなくなる幻なら最後まで言わせて……。

 私ね。みゆきより、つかさより、他の誰よりあんたが好きだった。冷たく当たってばかりだったけど、本当はすごく好きだったのよ。惹かれてたんだと思う。自分の気持ちにどこまでも素直なあんたに。

 ずっと素直になれなくてごめんね。こんな私に、ずっと優しくしてくれて、ありがとう。本当にあんたには感謝してるわ。

「ど、どどどしたのかがみ? なんかヘンだよ!? 妙に顔も熱っぽいし……私そういう系はROM専で、自ら参加するのはちょっと…………」

 勘違いしないでよね……、別に私が言ってるのは、そういうアブノーマルな関係じゃあ…………。ああ、でもそれもいいかな……? だってそういう関係になっちゃえば、ずっと一緒にいられるんだもんね。

 こなた…………お願い、どこにもいかないで……。私を一人にしないでよ……………………

「あれ? かがみ? おわっ! ちょっと奥様、街中でそんな大胆な!! …………ってあれ? もしもし、かがみ……? かがみっ! わーすごい熱っ! ちょっ、しっかりしてよかがみー!」

 

 

 

 

 

 

 

 目が覚めたら、そこは自分の部屋だった。

 私、どうやって帰ってきたんだっけ? 確か薬を買いに行って、その帰り道だったはず。そこまでで記憶があやふやになってるけど…………

 体を起こす。体調はだいふ回復しているようで、楽に上体をあげることができた。

 ぽとり、おでこの上に乗っていたらしい濡れタオルが腹の上に落ちた。

「おー、やっと起きたねかがみ。もう夕方の5時前だよ」

「大丈夫、お姉ちゃん……? もう熱は下がった?」

「念のため今からでも病院に行って診てもらったほうが、よろしいかもしれませんね」

 声が聞こえた。懐かしい声。みんなの声を電話越し以外で聴くのはずっと久しぶりだった。

 でも、まるで昨日の事のように思い出せる。あの頃と変わらない。みんなの声が、姿が、そこにはあった。

「つかさ……。……みゆき。……こなた…………」

 手狭なワンルームの部屋に3人が並んで立っていた。今まで自分一人でいたから、この部屋がこんなに狭かったなんて思っても見なかった。

 もう頭痛もしていない。意識ははっきりしている。だからわかる。これは夢とか幻とかじゃなく、本当にみんながここにいるんだ。

「どうして……? なんでつかさたちが私の部屋にいるのよ?」

「こなちゃんがね、電話してきてくれたの。お姉ちゃんが急に倒れたから、って。それで私も大急ぎで来たんだよ」

「私も同じく、泉さんからお電話をいただいてすぐに。心配でしたが、ただの風邪だったようで、一安心です」

 そうなの、迷惑かけたわね。私はそう言おうとした。迷惑だったわね。でも別に平気よこのくらい。私は別に風邪を引いたくらいで、体と心が参るほど弱い人間じゃあ…………そう言おうと思って…………。

「…………ありがとうみんな。わざわざ私のために来てくれて、本当にありがとう…………」

 そう、呟いた。

 ありがとう。本当にありがとう。心からそう思った。

 強がってばかりだったけど、すごく寂しかった。会いたかった。みんなに。

「そ、そんな。当たり前だよ。ねえ、ゆきちゃん?」

「ええ、だって私たちは友達じゃないですか」

 みゆき……、つかさ……。そっか…………。そうだよね…………

「ん~~?? 久しぶりのかがみんはなんかデレっぽくなったね~! かわいいよぉ~かがみ~ん」

「おわっ!? ちょ、なにをする! じゃれつくなこのっ!」

 こなたは体を軟体動物のようにうねうねさせながら、私の頬をつんつん突っついた。

「あれ~かがみさっき言ってたよね? 私のこと親友だと思ってるんでしょ~?」

 ぴしっ、私の思考回路が瞬間凍結した。

 あれは、まさか、夢でも幻でもなくて、本当にこなただった……?

「ね~かがみん? 私たち親友なんだよね~、あたしのこと大好きだって言ったよね~」

「すっ! 好きとは言ったけど、大好きとまでは言って…………はっ!?」

「や~ん! かがみんに告白されちゃったー! かあいいよぉかがみ~! お持ち帰りしたいー!!」

「あっははは、こなちゃんそれ私のネタだよ~」

「あらあら、泉さんも隅に置けませんわね」

「だーっ!! 帰れお前らー! もういいから帰れーー!!!」

 

 

 結局、その日はみんな夜までずっと私の部屋にいた。いつ熱がぶり返すかわからないし、心配だから、と言うことで。

 夜になって、つかさとみゆきは私の部屋を後にしたが、こなたは明日も大学が休みなので泊まらせてくれと言ってきた。断ろうにも、散々世話になった手前そうは言えない。聞けば、街中で倒れた私を家までこなたが一人で運んでくれたそうだった。

 しかもその後も付きっ切りで看病して、起きたときにはお粥まで作ってくれていた。これを無下に扱ってはさすがにバチが当たるかもしれないと思った。

 客用の布団は一応あった。ただし今までたまに遊びに来たつかさが数回使用した程度で、ほとんど新品同様だ。それをこなたに出した。

 え~かがみと一緒のお布団で寝たい~、とふざけたことを言ってきたが無視した。

「じゃ、電気消すわよ」

「うん。いいよー」

 部屋の灯りを落とす。外からは街の明るさと車の行き交う音が微妙に部屋に入ってくる。それでも部屋は静かだった。いつも通りの私の部屋の静けさだった。

「…………あのさ、かがみ」

「……なによ」

 ふと、こなたが話しかけてきた。

「ん~、いや、何でもナインだけどね…………」

 こなたはそう言って口をつぐんだ。私は黙っていた。すると、こなたがまた話し出した。

「かがみがさ……もし寂しかったら、いつでも私に電話していいからね…………」

「………………なに言ってんのよ……、別に、寂しくなんかないわよ…………」

「ん~……、じゃあ、寂しくなくてもいいから、ちょっとでも私のことが頭に浮かんだらさ、電話とかメールしてね…………」

「…………………………わかったわよ。しょうがないわね…………。でもあんた、高校の頃は携帯にかけても全然出なかったじゃない…………」

「今はちゃんと持ち歩いてるよ。だからね……今日みたいな時も、電話してくれたら、私どんなに忙しくても、絶対かがみのこと助けに来るから。……私がそうしたいから…………」

 それっきり、私たちは二人とも何も言わなかった。

 

 聞こえてないわよね……? いくらなんでも……ひぐっ……こんなの恥ずかしすぎるわよ…………うぐっ……優しくされたのが嬉しくて、泣いちゃうなんて…………

 枕に涙の粒が落ちる。頭まで布団をかぶって、嗚咽を殺して私はひっそりと泣き続けた。

 ありがとう。こなた。本当にありがとう。私は心の中で何度もそう繰り返した。

 

 

 

 

 

 

 あの頃の夢をよく見た。

 高校生の私。制服を着た私。

 クラスの違う友達と一緒に、なんてことない世間話をしていた。

 つかさはいつも笑っている。こなたはまたバカなことを言っている。みゆきも天然な事をよく口にする。

 私はいつも、あの頃の夢ばかり見ていた。あの頃は楽しかった。あの頃に戻りたかった。

 だから目が覚めて、薄暗い部屋の天井を見るたびに泣きたくなった。楽しい夢の世界から、一人ぼっちのいつもの自分に戻ってしまうから。

 夢の続きを見ていたくて、枕に顔をうずめた。でも夢は夢。いつか終わる。終わったらまた一人。それがすごく嫌で嫌でしょうがなかった。

 

 

 でも頑張ってみよう。そう思った。

 あの頃の明るく輝く日々を、もう一度作ってみよう。あの頃は、私が黙っていても、つかさが、こなたが、みゆきが周りを回って私を照らしていた。私が黙って、冷たく澄ましてても、みんなが明るく楽しませてくれていた。

 それが私にも出来るかもしれない。いや、みんなやっていることなんだ。だから私にもきっと出来る。

 ずっと諦めてた。でも私はもう一人ぼっちは嫌だから。私も明るく輝いてみよう。精一杯努力してみよう。

 幸運の星になれるよ。私もきっと。

 

 

 

 

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最終更新:2007年08月30日 17:10
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