al(1) /// / 終点格:2 \ 13:
seren:
klel:参
sid:
ker \ [
pea ] \ 終点格、~に、~へ \ [
vetyolom ] \ 終点を表わす \ alを持つ動詞は有形・無形・物理的・心理的にかかわらず、動きと方向を持つ \ alが有生の場合、受取人としての終点の場合と場所としての終点の場合がある \ alが無生の場合、着点や目的地などを表わす \ 着点や目的地は場所性を帯びているため、代名詞に変えると
tu(
le)でなく
koa(
koi)になる \ 受取人は場所性を帯びないため、代名詞は
lu(
la)で受ける \ 時間的な終点も表わせる \
ilと共起する場合、時間的に先に来る
ilを優先させる \
onの変化を表わす動詞の場合、alは結果を表わす \ 惕 \ alは終点を表わす。終点があるということはalを取る動詞は動きと方向を持つものであるといえる。これは
fit-eのように、目に見える物理的な動きと方向だけではない。
asm-eのように、目に見えない疑問というものが問われた相手に向かって飛んでいく場合もある。また
dort-eのように、心の中の祈りがalに向けて飛んでいくという心理的なものもある \ このように、alを持つ動詞は有形無形にかかわらず、また、物理的心理的にかかわらず、動きと方向を持つ \ alが取る終点が人のように有生の場合、ある行為や物の受取人とみなすことができる(1)(2) \ (1)
an ku-a tu al la \ (2)
an fit-a tu al la \ 無生の場合、alは終点という場所とみなされる。この場合の終点は着点や目的地などを表わす(3)。この場合、alが取る名詞は場所性を帯びている。それゆえ、その名詞が代名詞になる場合、
tuでなく
koaで受ける(4)。
koaは本当は
elenである。
elenは場所でなければtuで受けるが、このalは終点という場所を取るので
koaになる \ (3)
an ov-i tu al elen \ (4)
an ov-i tu al koa \ もしalが場所としての終点でなく、受取人としての終点を取った場合、その人が代名詞になっても
koaにはならない(5) \ (5)
an fit-a tu al miir =×
an fit-a tu al koa →
an fit-a tu al la \ また、alは時間的な終点も表わすことができる(6)。ちなみに、
ilとalが同時に出る場合、時間的に先な
ilを先に述べる \ (6)
an xa-a felka il te al kono(私は8時から17時まで学校にいた)\ また、(7)も時間の終点の一種である。このalは10年後の再開の時点を示している。この時点が現在から見て待ち時間の終点であり、そのときようやく
akt-oという未来形の動詞が真になる。いってみればこのalは現在から10年後までの待ち時間の終点を表わしているといえる \ (7)
anso akt-o xok al kona sal(10年後にまた会いましょう) \ 尚、(7)は(8)とも言い換えられるが、その場合意味が異なる。(7)は10年後が待ち時間の終点であるため、それ以前に予定を繰り上げて会うことは許されない。たとえば8年目に会ってしまったら10年目は終点ではなくなり、8年目が待ち時間の終点になってしまうからである。ゆえに(7)の場合、10年経つまで一度も会うことがないということを意味する \ 一方(8)では、私たちは少なくとも10年後に会うということしか言っていない。それ以前に会おうと会うまいと、とにかく10年後に会えば良い。ゆえに(8)の場合、10年後より前に会っても良いということを意味する \ (8)
anso akt-o xok si kona sal \ また、alが結果を表わすこともある。
ma-eのような
onに変化を与える動詞の場合、alは変化の結果を表わす。
minと異なるのは、alは変化の結果を専門に表わす点である(9) \ (9)
an ma-a har al her(赤を黄色に変えた)\
al(3) /// / アル \
sid:『少女・レンとアル』 \ [
kirs ] \ レンという娘が人形にされて、アルという人形が逆に入れ替わりで娘になって、その父親に愛されたという話 \
最終更新:2007年11月17日 17:40