kat /// / 始める:2 \ 13:seren:klel:sid:kito(始める) \ 始め \ 2:何かの付け根。始まりは先だからといって先端と誤解してはならない。日本語は先と先端がごっちゃになっているが、それに合わせないこと \ 3:時間の始め、始まり \ [ yuo ] \ 始める、開始する、開発する、編み出す、開催する、創立する \ [ ivi ] \ はじめに、まず、はじめとして、とりあえず \ [ vetyolom ] \ katは時間的・空間的な意味を持つ。時間的には何かの行為の始点を表わす。katに比べて過去になるほうを指す。空間的にはある物の始まりとなる部分を表わす。これが中々難しい。腕のように肩と手の中間点にあってなおかつそれらが線的に結ばれているようなものの場合、肩側と手側のどちらをkatとすべきか迷うところである。こういった場合は中心を考え、そちらに近いほう \ を付け根のkatとする。たとえば腕の場合、体の中心に近いのは肩側なので、脇のあたりがkatになる \ また、木のように片側だけがどこかと繋がっているものはどうか。この場合、繋がっているほうが付け根でkatになる。ゆえに木は土側がkatである。これは天地が逆でも同じことで、たとえばつららは天井に繋がっているのであくまで繋がっているほうの天井側が今度はkatになる \ 手や指も木などと同じく片側が外界に出ている。そして外界に出ているほうがkitである。たとえば指先はjikitである \ 一方、ペンや傘のように何かと繋がっていないものはどうか。この場合、ふつうは細いほうが先端でkitになり、太いほうが付け根でkatとなる。筆は先が太くてもペンの仲間なので毛の部分がkitになる。このように、形状だけにとらわれないことが重要である \ また、いままでは全て棒状について説明したが、突き出したものやへこんだものについてはどうか。鼻や口は顔に対して突き出ていて、こういう場合もあくまで付け根がkatになり、突き出たりへこんだりしている部分がkitになる。つまり口の端すなわち口角はkuokatである \ 口や鼻は左右対称であるが、目はそうではない。右の口角も左の口角も変わらないが、目尻と目頭は形状が異なる。ゆえに目は単なるへこんだものとみなしてはならない。そうすると目尻も目頭もinskatと呼ばれてしまい、区別を失う。この場合、目は棒状と同じ扱いで捉え、体の中心に近いほうをkatとする。ゆえに目頭がkatで、目尻がkitとなる \ 尚、球体や箱のようなどこが始まりかも分からないようなものにkat,kitを考えることはできない。ある一部の面や辺や空間について限定的に一時的にいうことはできるが、ふつうはkat,kitを考慮できない \ [ ova ] \ lad-e ate (新たに)店を開店する \ kat-e ate (朝に)開店する \ as-e ate 店を始める \ kat-e fad 仕事を始める \ xax et kat 授業が始まる \ as-et rafel 宿題を始める \ xon-et 食べ始める \



kat-e/kit-e
 物事の開始や終了
mak-e/mik-e
 始まった物事を一旦止めたり、一度中断した物事をもう一度始める
onk-e/enk-e
 副詞の場合、「止めない」という意味でmik-uと同義。動詞の場合、「複数回行う」という意味で、enk-uと同義。即ちenk-eに対応する反義語
kid-e
 中断ではなく完全にやめること
lod-e/led-e
 所属すること

 これらは物事の開始や終了などを表わす動詞である。まず、kat-eは物事の開始を表わす。これに対してmak-eは一度始めてから途中で一時停止したものをもう一度再開する場合に使う。尚、onは動詞性の高い名詞である。用例は(1)のとおり

(1) an kat-a fel. tal an mik-a tu. si fon, an mak-a tu. yan an kit-a tu(私は勉強を始めたが、中断した。暫くして再開し、そして終わらせた)

 尚、kat-eにもmak-eにもonaがあるが、その場合、動作主が焦点化されない場合に限られる。大抵その原因は自然的要因である。会議や戦争など、人間が意図的に始めるものはふつうonaにはならない。onを焦点化したければ受動態を使うのがふつうである

(2)×kat-a akikakik at kat(山崩れが起こった)
(3)△vas at katvas kat-a yu(戦争が始まった)

 onkは解釈が二つある。一つは今の行動や状態を止めずに保つことである。「止めない」という意味ではmik-uと同義である。もう一つは「onを複数回行う」という意味であり、これはmik-uと同義でない。では両者をどう区別するのかというと、前者は副詞で後者は動詞である
 そして後者のonk-eに対応するのがenk-eである。enk-eonを一度しか行わず、一度で完結させるという意味を持つ。尚、これらもonは動詞性の高い名詞である

(4) laso vas-a onklaso mik-u vas(彼らは戦争し続けた(戦争を止めなかった))
(5) laso onk-a vaslaso enk-u vas(彼らは戦争し続けた(戦争を何度もした))

 尚、onk-e,enk-eonaがある。やはりonaは動作主が自然的要因である場合がふつうである

(6)×onk-a eskesk at onk(雨が続いた)

 kid-eは再開の余地のない「やめる」である
(7) an kid-a felka(退学した)

 lod-eは所属することで、ulonに所属するということを指す。対格には学校や会社などや病院、団体などがくる。led-eというと退学、退社、脱退、退院などの意味になる
 人を取ると場所化的な用法になるが、その人の軍門に下ったり、影響下から去るという意味になる
(8) esta leda seren yul mils(蛍は離婚することでセレンの影響下から逃れた)
katは時間的・空間的な意味を持つ。時間的には何かの行為の始点を表わす。kitに比べて過去になるほうを指す。空間的にはある物の始まりとなる部分を表わす。これが中々難しい。腕のように肩と手の中間点にあってなおかつそれらが線的に結ばれているようなものの場合、肩側と手側のどちらをkatとすべきか迷うところである。こういった場合は中心を考え、そちらに近いほうを付け根のkatとする。たとえば腕の場合、体の中心に近いのは肩側なので、脇のあたりがkatになる
 また、木のように片側だけがどこかと繋がっているものはどうか。この場合、繋がっているほうが付け根でkatになる。ゆえに木は土側がkatである。これは天地が逆でも同じことで、たとえばつららは天井に繋がっているのであくまで繋がっているほうの天井側が今度はkatになる
 手や指も木などと同じく片側が外界に出ている。そして外界に出ているほうがkitである。たとえば指先はjikitである
 一方、ペンや傘のように何かと繋がっていないものはどうか。この場合、ふつうは細いほうが先端でkitになり、太いほうが付け根でkatとなる。筆は先が太くてもペンの仲間なので毛の部分がkitになる。このように、形状だけにとらわれないことが重要である
 また、いままでは全て棒状について説明したが、突き出したものやへこんだものについてはどうか。鼻や口は顔に対して突き出ていて。こういう場合もあくまで付け根がkatになり、突き出たりへこんだりしている部分がkitになる。つまり口の端すなわち口角はkuokatである
 口や鼻は左右対称であるが、目はそうではない。右の口角も左の口角も変わらないが、目尻と目頭は形状が異なる。ゆえに目は単なるへこんだものとみなしてはならない。そうすると目尻も目頭もinskatと呼ばれてしまい、区別を失う。この場合、目は棒状と同じ扱いで捉え、体の中心に近いほうをkatとする。ゆえに目頭がkatで、目尻がkitとなる
 尚、球体や箱のようなどこが始まりかも分からないようなものにkat,kitを考えることはできない。ある一部の面や辺や空間について限定的に一時的にいうことはできるが、ふつうはkat,kitを考慮できない
[ ova ]
lad-e ate (新たに)店を開店する
kat-e ate (朝に)開店する
as-e ate 店を始める
kat-e fas 仕事を始める
xax et kat 授業が始まる
as-et rafel 宿題を始める
xon-et 食べ始める
[ vetyolom ]
lam
最終更新:2008年01月25日 17:26