「殺し合え……そう来たか」
カオスロワ6期で主に書いていたカオスロワ書き手、女プーチン書き手はそう呟いた。
流石はカオスロワの書き手。突然殺しあえといわれたこの状況下でもその顔に恐怖や動揺は全く見られない。
何の突拍子もなく現実勢がロワに放り込まれるなど自ロワではもはや当たり前であったからだ。
彼は自分の姿を確認する。
漆黒のツーピースに深い琥珀色のカッター。
これはまさにプーチンのKGB暗殺者時代の正装そのもの。
つまりムダヅモ無き改革のウラジーミル・プーチンの姿をしていた。
自分の姿を確認した後は身体を動かし、自分の身体能力もプーチンと同等だということを実感する。
「私の姿はさておき……これからどうするかだな」
そしてプーチン書き手は書き手ロワでどう動くか考える。
彼とてパロロワ書き手の端くれ。
スタンスを決めるのがどれほど重要かというのは心得ている。
「だが私とてカオスロワの書き手。普通の対主催やマーダーをするというのは…つまらんな。
だとしたら…私はカオスロワ書き手としてどう動く?」
そう言って彼は名簿を見る。
特に深い意味は無く、自ロワの書き手はどう動くか考えてみたかったからだ。
そこにはあらゆるロワに混じってカオスロワの書き手の名前も載っていた。
カオスロワからは当然の如くかの有名な誤解王こと◆6/WWxs9O1sの名前も載っている。
「うむ、誤解フラグや災難役は彼が適しているだろうな」
次に彼の目に飛び込むのはジャイアンの母書き手とマーラ様の人。
カオスロワの最強クラスマーダージャイアンの母をはじめあらゆるカオスなSSを書きあらゆる伝説を作っているという、『カオスロワ界のユーゼス』ジャイアンの母書き手。
マーラ様大暴走、そしてカオスロワ5thの完結。挙句の果てには「収拾つかねぇだろwww」とまで言われたカオスロワ6thを超展開を用いて終わらせたマーラ様の人。
その2人も名簿に載っていた。
「カオス展開や超展開は彼らに任せるべきだろうな」
他にホモキャラと化したやおいやGER要員の513の名前もあったが彼らは彼らでがんばっているだろう。
最後に彼の視線はらき☆ロワの項目に目を走らせる。
そこには別のロワでのもう1人の自分、『
南斗脱衣拳伝承者』の名前がそこにあった。
「うむ、名前にあるとおり確かに私は主催側のキャラを女化させたりしたものだが……
そういうお色気的展開やエロ展開は『もう1人の私』に任せるべきだろうな」
では自分はどうするか?
先程言ったとおり普通に対主催やマーダーをやるだけではカオスロワ書き手としても名が廃る。
カオスロワ特有のカオス展開は先程言った2名の方が一日の長があるため自分が手を出すべきではない。
そこまで考えたところで彼はニヤリと不穏な笑みを浮かべる。
「ならば私のやることは決まっている……
カオスロワ書き手として、参加者を…ズガンしたり大量虐殺することだ」
カオスロワと言えば、超展開や野比玉子などに目が行くかもしれないが、
普段のロワでは忌み嫌われるズガンや大量虐殺が躊躇い無く行われることこそカオスロワの特色でもあるのだ。
もはやズガンの代名詞でもあるルーファウス。
自重しない奴を問答無用で粛清するイチロー。
リアルタイムで見た当時の子供達のトラウマしまっちゃうおじさん。
歌で参加者達を恐怖のどん底へと叩き落し、全国行脚するジャイアン&カービィ。
厨二病の能力を与えられ、数々の厨魔法を放つ『
名無し』さん。
拡声器を持ちながらダジャレという名のエターナルフォースブリザードを叫ぶクレス・アルベイン。
そして自分が大暴走させ、フランスの市民を大量虐殺したウラジーミル・プーチン。
など、とんでもない大量虐殺マーダーが存在する。
だがここはカオスロワではなく書き手ロワ。
上述したようにズガンや大量虐殺は普段ありえないだろう。
だが、それがいいのだ。
他のロワにカオスロワのテンションを持ち込む。これほどカオスなことはないだろう。
カオスロワでもないのにたった一話で大勢の参加者がズガンされる。これほどカオスなことはない。
「フフフ、面白くなってきた。いいだろう、ここがカオスロワじゃなかろうが
あらゆる参加者をズガンし、大量虐殺してくれる!」
そのための武器は今、私にある。
もはやプーチン愛用の武器と言えるだろう『暗殺針』。
自分の武器としてこれ以上に適したものは無い。
そしてキング・クリムゾンのDISCッ!
全ての過程は吹っ飛ばされ、結果だけが残る…
「そう私の前には熱血バトルや心理戦などは全て吹き飛び、一瞬でズガンされたという結果しか残らんのだ!!」
プーチン書き手は自分のスタンスを定めると現在地を確認する。
近くに原爆ドームらしきものがあることからして、恐らくここは広島だろう。
大量虐殺をやるからには人が集まるところへ行かねばならない。
多分、大都市をモデルにしてあるエリアなた参加者が尤も多く集まると思われる。
そして行動方針を決めた彼は歩き始めた。
大量虐殺によるカオスの極みを生み出すために。
「まずは人が多く集まりそうな京都か大阪を目差すべきだな。
フフフ、大量の死体を辺りに積み上げてくれる!」
【一日目・黎明/広島県】
【女プーチン書き手@カオスロワ】
【状態】健康
【装備】暗殺用針@カオスロワ
【道具】支給品一式、キング・クリムゾンのDISC@
漫画ロワ、不明支給品0~1
【思考】
基本:参加者をズガン、大量虐殺する
1:大量虐殺を行うために、京都か大阪を目差す
2:自ロワの書き手(特に母書き手とマーラ様)がいれば互いに協力する
※外見はウラジーミル・プーチン@ムダヅモ無き改革です。
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最終更新:2009年06月01日 21:41