スパロボキャラ・バトルロワイアル。通称
スパロワ。
約三年間に渡り続けられたそのロワの、最初期から彼は参加していた。
『超神』――彼のスパロワへの愛着は、他の誰よりも強かったに違いない。
死者の名が告げられた。その中に、彼の知る者の名があった。
『冥王』。スパロワ終盤を支えた書き手の一人であり、
そして何より最終話を書き上げロワを完結に導いた書き手でもある。
「ふふふ……はーはははははは!!!」
突然『超神』は、どこか乾いたような大声で笑い始める。
「何してんだよ!冥王が序盤で死んじまっちゃああ!!
最後の最後に一人勝ちして笑わなきゃ駄目じゃないかぁぁぁ!!」
空一帯に、彼の笑い声が響いた。
何もない空に、虚しいまでに。
何だこのザマは?まるで仲間を失ったクォヴレーじゃないか――
そして、やがてあてもなく空を飛び続けるうちに――
彼は発見する。大地に突き刺さった、巨大な何かを。
「ふふふ……ははははっ……」
それを見た時、彼は再び笑い出す。
今度はまるで何かを懐かしむような笑いだった。
彼が発見したのは、新フィールドに突き刺さった四国だった。
その下部から、何かが上へと向けて浸食してくる。
――DG細胞だ。
あの四国全体が、巨大なデビルガンダムへと変貌しようとしている……?
同じだ。自分が書いた、あのデビルガンダムの攻防戦と。
マシュマーが、ヴィンデルが、鉄也が、多くの漢達が駆け抜けた、あの時の戦場と。
もうどれくらい前だっただろう。懐かしさがこみ上げてくる。
かつての青かった頃の自分に出会ったような、気恥ずかしさも。
この胸の高鳴りは何だ?改めて再確認する。
ああ、自分はやはりあのロワが好きだったんだな。
デビルガンダム触手の姿が、再び元の姿へと形を変える。
ゼストの力を持つ真聖ラーゼフォン――超神の姿に。
そして四国へと向けて、飛び立った。
迷うことはない。デビル四国――この『超神』の力を試すにはうってつけだ。
そう……待ち望んだ超バトルのチャンスが、訪れたのだ。
「見せてやろうじゃねぇかぁぁ!!本物の超バトルをなぁぁッ!!!」
そう、見せてやる。あの時とは比べ物にならぬほど成長した、この自分の力を。
……見せる?誰に?そう――
「見ているか『冥王』ォォォ!!これがてめぇへの手向けだぁぁぁぁぁぁ!!!」
『超神』は叫ぶ。この戦いで散った、かつての戦友に向けて。
超神ゼスト。
機械仕掛けの偽神にして、神を超越した存在。
同時に、最後までヒトの心を捨て切れなかった、哀れな男の成れの果てでもあった。
【一日目 朝/ワストランドエリア南部】
【『超神』@スパロワ】
【状態】:健康、テンション最高潮、絶好調、若干の感傷
【装備】:なし
【持物】:基本支給品(水一本消費)、不明支給品1~3
【思考・行動】
基本思考:ゲームに乗って輝く。輝ければ正直なんでもいい。
1:デビル四国に向かい、全開バトル!
2:とりあえずマーダー
【備考】
※CPSの状態に関しては不明。
※『全ての人の魂の戦い』によるDG触手変身は(1)とあるよう小出しした結果です。
全開で使えばどうなるかは分かりません。
※
血神ニェノチ@
ギャルゲロワ2ndを吸収したため能力が上がっています。
ニェノチは一応生きているようです
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最終更新:2009年06月21日 10:46