ズコーって新安価の書き手二人を乗せた台車は走ってたわけですよ。
でも、それだけで生き残れるほど甘くの無いのがバトロワって奴ですよ。
「武田観柳がマグロ担いだ飛龍に追いかけられてるwwwwww」
「wwwwwwwwwwwwwwwww」
「あれ、ぜってーマグロさんだろwwwwwwww」
「wwwwwwwwwwwwwwwww」
背後から凄まじい勢いで二人が駆けてくるわけで……。
……まぁ、追いかけてくる飛竜の格好した書き手は彼らと同郷なわけですよ。
だって、ほら、マグロ持ってるじゃん?
その光景を見て、二人は爆笑するわけですよ。
心をへし折る核爆弾を上回る衝撃を持っているわけですわ。
だって、ほら、冷凍マグロじゃん?
「乗せてくれぇ! ガトリングガンならあるぞぉ!」
「もう乗ってんじゃん?」
なんやかんやでカンリュウは飛び乗るわけですよ、二人が乗った台車に。
でも、台車に乗ってるのが三人になったら速度が落ちるわけで。
追いつかれるわけですよ、ストライダーは足速いからね。
「いや、魔法でアイツの速度落とせよ」
「誤算だ……」
キリカになってる397には魔法が使える。
それも『一定範囲、対象の動きを遅くするスロー効果能力』である。
速度落とす魔法あるんだから、使うわ。
そりゃあ。使える技忘れて逃げつづけたりしないよ。書き手だもの。
「距離広がんねぇなァ……」
「そら、三人も乗ってるからね?」
「クソじゃん」
「お前、降りろよ」
「嫌だよ」
でも、三人も台車に乗ってるんだぜ?
普通に速度落ちるわけで、悪くはならないが変わんないよ?
「どうするんだよ?」
「いや! 策はあるぜ!」
「なんだって? 魔界塔士hq」
「たったひとつだけ策はある!!」
「たったひとつだけ……?」
「ああとっておきのやつだ!」
「とっておき?」
「はっ 魔界塔士hq! ま……まさか!
そのとっておきというのは……!?」
「いいか! 息がとまるまでとことんやるぜ!」
「息が止まるまでだと? どういうことだッ!」
「フフフフフフ……
……お前をドーンwwww」
「ちょwwwwwwやめろwwwwwwwwwwwwwwいや、まじで……」
台車から397を突き飛ばす。そしてそのまま二人を乗せた台車は勢いよく飛び出していった。
そら、逃げるためには多少の犠牲は必要だよ?
つまりそういうことだよ、わかるだろ?
わからない? わかれよ。
「じゃあの」
「ホーッホォー! ホーッホォー! ホーッホォー! たまんねぇなァ!!」
【一日目・黎明/F-1】
【魔界塔士hq(◆hqLsjDR84w)@新安価ロワ】
【状態】健康
【外見】つるぎのおう
【装備】チェーンソー@現実、台車@現実
【所持品】基本支給品
【思考・行動】
基本:いや、だってクソゲーじゃんこれ。乗らねーよ、変なUSBメモリ埋まってるし。
1:ゲーセン行くよ、そりゃ俺新安価ロワ書き手だもん。
2:そら、逃げるわ。飛龍怖いし、死にたくないもん。
【金融編「観柳」(◆EDO/UWV/RY)@俺ODIOロワ】
【状態】健康
【外見】タケダ・カンリュウ(トレーダー)@メタルマックス2:リローデッド
【装備】ダース・シディアスのライトセーバー@川崎宗則ロワ、ディオのガトリング@俺ODIOロワ(呪われている)
【所持品】基本支給品、
【思考・行動】
基本:殺し合い? たまんねぇなぁ! 傍観だぁ!
1:魔界塔士hqについていく
「……いや、えっ、マジ……?」
「……………」
『デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー』
どこからか流れてきた開幕の合図。
マグロからは殺気がバンバン出ている。
冷凍マグロからは冷気がバンバン出ている。
目の前の飛竜は確実に臨戦態勢。
397が同じロワの書き手だと説明しても恐らくは強制的に戦闘。
「行くぞ……!」
「……ちょ、ちょっと、タ、タンマ……」
マグロは凄まじい勢いで間合いを一気に詰める。
397は魔力で出来た爪で接近戦闘に応じようとするが……通じない。
「俺は対主催だろうがマーダーだろうなんだろうが殺す。これが『無差別マーダー』って奴だ」
打撃。
「……参加者みな殺すべし……」
打撃。打撃……
「……慈悲は無い……」
打撃。打撃。打撃……
「……お前も殺す……」
打撃。打撃。打撃。さらに打撃……
「……因果応報……!」
「…………ンアーッ!」
―――冷凍マグロが、一閃した。
FATAL K.O.
魔力で出来た爪がソウルジェムごと砕け散り……
397の身体は爆発四散したのであった。
【397 ‐歌の契約者‐(◆397hRRvW1w)@新安価ロワ 死亡】
(新安価ロワのダイアグラムじゃ、ストライダーと魔法少女なら10:0がつくわけですよ)
「…………」
同郷の書き手を殺そうが、不思議と寂しさは感じなかった。
それがパロロワメモリが今の彼にもたらしたものなのかどうかは定かではない。
ただ進み、ただ殺す。
今の彼にはそれが全てなのだから。
(逃げた奴らを追うか……それとも人が集まりそうな市街地を目指すか……さて、どうする)
ふいにマグロの姿が消える。
全てを狩りつくす者になるために彼は往く。
【一日目・黎明/F-1】
【ストライダーマグロ(◆100ZZ542nE)@新安価ロワ】
【状態】健康
【外見】ストライダー飛竜@ナムカプ
【装備】冷凍マグロ@新安価ロワ
【所持品】基本支給品、不明支給品×0~1
【思考・行動】
基本:参加者の殲滅
1: 逃げた奴らを追う? 人の集まりそうな所を目指す?
【備考】
※冷凍マグロを外すと能力が落ちるそうです、
最終更新:2013年08月10日 16:37