能力についての詳細
魔神
俺サマ──バロールは笑いながら魔術を駆使し、ヴィシュヌを追い立てる。
触れれば四肢など千切れ飛ぶ魔術が飛び交うが、奴には当たらない。
魔力感知
- 魔力の流れを感知する
- 主人公と同化している間は魔眼によって魔力を見逃さない。
鋭い魔力の流れを感知し、俺は頭を伏せる。
その頭上を奴のチャクラムが通り過ぎた。
周囲に展開していた魔力の楯が悉く切断される。
邪竜召喚
俺サマは五本の指を己の胸に突き立てる。
「来い──我が破滅の逆三日月」
胸から溢れた血が絡み合い、そこから暗黒の竜を象った。
邪竜クロウクルワッハ。
元ネタ
バロール (Balor)
ケルト神話に登場する神性。
フォモール族の王であり魔神。
名前の由来はケルト祖語で「死のようなもの」を意味するBalerosとされる。
異名・綽名を複数持ち、「魔眼のバロール」、「強撃のバロール」(Balor Béimnech)、「強大な打ち手バロール」(Balor Balcbéimnech)、「刺すような目のバロール」(Balor Birugderc)、「悪しき眼のバロール」(Balor Drochshúile、バロール・ドーハスーラ)と呼ばれる。
ケルト神話においてフォモール族の指導者の一人であったとされている。
左目あるいは単眼には視線で相手を殺す力が宿っているとされており、これは幼少期にドルイドの父が毒の魔法の準備をしている際に窓から覗いたところ毒煙が目に入ってしまったことで得たとされている。
だがバロールの瞼は年々重くなっており、は男四人が滑車やロープ、鉤を使って瞼を開けさせる必要があった。
フォモール族がダーナ神族を従属させて重税をかけている時期に自分を滅ぼすとされる孫(ルー)を産ませまいとしたがキアンとマナナン・マクリルによって取り逃がしてしまう。
ヌアザが銀の腕を取り戻したことで王位を巡り勃発した第二次マー・トゥーレス(マグ・トゥレド)の戦いにおいてフォモール族の王ブレスを支援するために軍勢を率いて参戦した。
魔眼の他にも武器が通用しない不死身の肉体を持っており、さらに魔力で嵐を起こし、海を炎の海に変え、ヌアザを殺害した。
孫のルーによって魔眼を撃ち抜かれてしまい、倒れてしまった際に後方のフォモール族の軍勢を魔眼で壊滅させてしまったとされている。
この逸話から光の神ルーに対する闇の神、あるいは敗北したフォモール族が農耕をダーナ神族に教えたことから太陽神であったとされている。
また邪龍(あるいは蛇神)クロム・クルアハを召喚してヌアザを殺させたという逸話も存在するが、これは後世の創作とされている。
関連項目
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最終更新:2020年04月17日 17:55