ステージⅠ~Ⅳ
ウイルス進化した突然変異種
- ガストレアウィルスで別モノの生物に進化した生物
- 位階が上がるごとに肉体が巨大化、硬化され取り込んだ生物特有の生態を獲得する。
- 様々な生物の遺伝子を取り込むため、バラニウム以外の共通の対処法は存在しない。
「なにから説明すればいいか……普通ガストレアってのはステージⅠから始まって、ステージ
Ⅱ、ステージⅢって感じで成長するごとに体が大きくなっていき、皮膚も硬くなんだろ? そ
の過程で色々な生物の遺伝子を取り込むから、どれも成長するごとにユニークな姿形になって
いく。ゆえにガストレアに対する対処法の決定版というものは存在しない」
+
|
巻き込まれ |
- 人間がガストレア化する際に持っているものが癒着してしまう現象
- 体内にめり込んでしまうため殺すまで回収できなくなる。
巻き込まれる、とは被害者がガストレア化した際、破れた衣服や表皮、身につけている装飾
品が変化したガストレアの皮膚部などに取り込まれ癒着してしまう現象のことだ。
|
異形
- ガストレアウィルスによる生体設計に不備が生じる場合がある
ガストレアウィルスも万能ではない。おそらく、体をデザインする上で細胞分裂にエラーが
生じてあんな姿になってしまったのだろう。
神の造形美と言うべきか、おおかたの生物は左右対称に作られているが、それが破られたあ
の生き物を見ると戦慄を禁じ得ない。
戦闘能力
基本性能
- ステージに応じた身体強度
- 吸収した遺伝子に応じた固有の能力
- 再生
- ウイルス嚢
再生
再生レベル |
概要 |
Ⅰ |
バラニウムの武器で再生を阻害し殺害可能 |
Ⅱ |
バラニウムの傷から再生可能だが致命傷や、燃料をかけて燃やせば倒せる |
Ⅲ |
腕を丸ごと損壊しても癒着したり丸ごと生えてくる |
Ⅳ |
体のほとんどの内臓を損失しても再生が可能。チリも残さず滅却するしかない |
Ⅴ |
分子レベルで再生する。極低温や真空、何千度もあるマグマの中に放り込んでも、環境さえ整えば再生する。 二〇三一年の科学では物理的に殺しきる手段が存在しない |
ウィルス嚢
ガストレア化した生物は体のどこかにウィルス嚢と呼ばれるウィルスの詰まった部位が発達
し、それをなんらかの方法によって相手に注入して仲間に増やす。
ステージⅤ
規格外ガストレア
「まあそうだろうな、ステージⅤっていうのは言わば、そういったガストレアの常識の外にい
る存在だな。通常のガストレアはステージⅣ──つまり完全体になって以後、成長することは
ないはずなんだけど──ステージⅤは確かに存在する。十年前、ガストレアが世界に同時多発
的に現れた当時からその存在が確認されるんだ。どうやって生まれたのか、何処から来たのは
誰もわからないけど、とにかく馬鹿でかくてステージⅣのガストレアが子供に見える。おまけ
に自重で潰れないための筋肉や皮膚や骨、内臓に至るまでが強化されていて硬い。先生が、ガ
ストレアウィルスは生物をデザインするデザイナーだみたいなこと言ってたけど、その究極形
みたいな存在だよ」
- バラニウムの影響を受けない
- このためステージⅤが現れた都市は「大絶滅」と呼ばれる、住民全員が死亡するとされている。
「いい質問だ。問題はそこだ。結論から言うが、ステージⅤはバラニウムの発する磁場の影
響を受けねぇんだよ」
元ネタ
ガスツレア
生物学における状態の一種。受精卵が細胞分裂によって表面に繊毛を備えた状態のこと。
“胞胚期”(ガスツルラ、gastrula)とも呼ばれる。
関連項目
ガストレアを生み出すウイルス。
半人半ガストレアの種族。
関連タグ
リンク
最終更新:2020年08月04日 02:54