神座万象シリーズに登場する道具。
作品の一つなので正確には武器。形状は指環。
使用者の強い想いに応じて番となる複製品を作り出す。
道具についての詳細
万象複製
- あらゆるものを使用者の強い想いに応じて複製する
- 発動時には揺らめいて輝き出す。
- 物質、現象、概念など有形無形を無視して番となるものを複製する。
- 番であるため完全な複製ではなく、むしろオリジナルとは異なる部分が必ず存在する。
主の意を汲み、望む番を創造する魔業のほどは、決して物質的な括りだけに留まらない。
現象、概念、"在る"と認識できるすべてのモノに及ぶのだ。ならば当然、ズルワーンの
信念さえ例外ではなかった。
- 複製品と複製元に霊的な繋がりがある
- 複製元に何かしらの変異があれば複製された方も影響が出る。
「貴様が魔将どもに発揮する勘は、マシュヤーナの影響による嗅覚だと?」
「たぶんね。一種の鏡みたいなものなんだろう。きっとあいつは、血眼になって戦士に対
する勘を磨いてやがるんだ。これはその裏返しだよ」
使用者との関連性
マシュヤーナの場合
- ズルワーンに関するものしか複製できない
- 強い感情を向けるのがズルワーンしかいないため
梅の木ェ……
サムルークの場合
- 孔雀王の複製
- 孔雀王の肉体補修の機能により使用者の戒律を破ることなく肉体を修復させた。
- コピー元であるマグサリオンの孔雀王と繋がっており、あちらの変異の影響を受ける。
不意に孔雀王が、壊れた機械のようにぎこちなく固まったのだ。釣られてサムルークも
止まったのは、肉体の大部分を鎧に依存している都合上、仕方なかったと言える。
元ネタ
マシュヤグとマシュヤーナグ(Mašyag , Mašyānag)
ゾロアスター教神話における人類史初期の人間。
二人はガヨーマルトの精液から生まれた兄妹であり、はじめに麻の形で地中から生まれ、後に人間の男女の形となったという。
その後にガヨーマルトがアンラ・マンユに殺されたので彼ら以外に人間はいなかった。
そのため人類は兄のマシュヤグと妹のマシュヤーナグの近親婚から生まれたとされている。
二人から生じた人類は穢れないものだったが、アンラ・マンユの襲撃を受け、悪と混合することとなった。
関連項目
原初顕す番の環の武器分類。
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最終更新:2022年06月21日 11:27