Ⅸ4

ナインフォー
作品名:ストライク・ザ・ブラッド
使用者:-
製造者:カイル・マツナガとキーリー・マツナガ
別呼称:ガミノドン
正式名称:プロイトガミノドン・マグス・ニッポニクス

ストライク・ザ・ブラッドに登場する存在。
魔獣の一つ。グレードⅨ。
魔力・霊力を吸収してひたすら成長を続ける生体兵器




存在についての詳細

来歴

  • グレードⅩを作るために開発された生体兵器
    • 本能的に成長を続けるが、次第にアイデンティティーに疑問を持ち苦悩し始める。
 彼に与えられた本能はふたつ。魔力を喰らい続けること。成長を続けること。それだけだ。
 そして彼は、その本能を忠実に実行してきた。より強い魔力を求めて絃神島に上陸し、精
霊炉を体内に取りこんだ。己の仲間を喰らい、喰らわれ、互いに融合して新たな成長を遂げた。

+ Ⅸ5
  • 精霊炉を取り込んだⅨ4
    • 一回り大きくなり、全長二十五メートル超。
      • 精霊炉の炉心から霊力を取り込み続け不死身に等しい再生力を持つ。
 だとすれば、考えられる可能性はただひとつ──Ⅸ5は精霊炉の内部で成長したのだ。
 精霊炉の炉心そのものを体内に取りこみ、新たな魔獣は、炉心から供給される霊力を今も喰
らい続けている。

+ ガミノギガント
  • Ⅸ4をベースに開発された人型魔獣
    • 全高十メートル超の直立歩行する人型。
      • 頭部は巨大でマッコウクジラのような形状。
      • 触手は背中から生えている。
 怪物の全身は硬質化した鎧のような皮膚に覆われ、背中には無数の触手が生えている。頭部
にあるのは、真紅に輝く六体の眼玉。その姿を雫梨たちは知っていた。

形容

  • エビやトカゲ、肉食昆虫をくみあわせた全長一五メートルほどのキメラ
    • 皮膚は硬質で、首からは蛇腹状の甲殻に包まれた十数本の触手が伸びている。
      • 触手の長さは三、四メートルほどで太さは女性の胴体程度。
    • 醜悪な怪物というより洗練された生物兵器を思わせる造形。
    • 体液は透明。
 魔獣の全長はおそらく十五メートルほど。エビとトカゲ、そして獰猛な肉食の昆虫を強引に
混ぜ合わせたような奇妙な姿をしている。魔獣の体表は、鱗や羽毛ではなく、サイなどに似た
硬質な皮膚だった。首の付け根から伸びているのは、蛇腹状の甲殻に包まれた十数本の触手
だ。

高速再生

  • 受けた傷を瞬時に再生する
    • エネルギーの吸収と合わさり、一気に全身を消滅させられない限り再生する。

エネルギー吸収

  • 呪力・魔力・霊力を喰らって成長する
    • 霊力(プラス)魔力(マイナス)関係なく取り込める。
      • ただし一度に取り込む量が多すぎると細胞が耐えきれずに爆散する。
    • 呪術・魔術的な攻撃を吸収して無効化する。
「そうだね。攻撃を受けた瞬間の記憶は曖昧なんだけど、一時的に体内の呪力をごっそり奪
われたのは事実だと思う。ただ、それよりも問題なのは、あの魔獣が、呪術投射機で撃ちこん
だ呪弾を喰ったことのほうなんだ」

魔力放出

  • 体表から魔力を放出する
    • 有脚戦車の対魔術装甲などを容易く押し潰す出力がある。
 魔力を操る生物の存在を、知らなかったわけではない。だが、あれほどの強靭な肉体と生
命力を兼ね備え、魔力の吸収という特殊能力すら備えた魔獣が、その上さらに魔術まで使いこ
なすとは思っていなかったのだ。

共鳴爆砕

  • 接触したものを爆砕する魔術を使う
    • 主に地中を掘り進むのに使用する。
「物理防壁と、爆砕……いえ、共鳴破砕かしら……接触しなければ発動できないようだけど、
なるほど、その能力で地下を掘り進んで移動していたわけね」


元ネタ

プロイトガミノドン・マグス・ニッポニクス
推測だが恐竜風にproto(最初の)、イトガミ(絃神島の)、odon(歯)、Magus(魔術師の)、nipponicus(日本の)
を合わせたものと思われる。
意味は「日本の魔術師による絃神島の最初の歯」。(草食系の恐竜は歯が特徴だったためドンがつく)


関連項目

Ⅸ4の種族分類。

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最終更新:2022年07月02日 18:12