絶し不変なる殺戮の地平

サオシュヤント・アウシェーダル
作品名:黒白のアヴェスター
使用者:マグサリオン

神座万象シリーズに登場する能力。
戒律の一つ。
殺意なしでの物理接触を禁じるという誓約に対して殺意の総和が攻撃力に変換される能力。
戒律の改良後は他者の容認という誓約に対して生命を創造する




能力についての詳細

誓約

  • 触れる時に自他共に殺意をもって触れる
    • 気軽に肩を叩かれただけで破戒となる。
    • 敵地から独りで帰還するために拠点帰還用の瞬間移動の星霊加護を必ず一回は残さねばならない。
 殺意以外での物理接触を禁じる戒律──マグサリオンは殺す気でないと他者に触れず、
また彼を殺す気の相手以外に触られたらいけない。
  • 星霊加護も接触に適応される
    • 直接的な接触ではないため完全な破戒とはならない。
      • ただし激痛が走り、常人であれば意識喪失や発狂などの危険性が高い。
 他者と殺意以外で接触することを禁じる戒律。フェルドウスが新たに課した縛りの範
囲は、星霊加護の面にまで及んでいた。直接触られてはいないため破戒とまではいかなか
ったが、全身が砕かれそうな激痛を感じる。少しでも気を抜けば間違いなく意識を失うし、
下手をしたら命すら危うい。

殺意から攻撃力への変換

  • 自他の殺意の総和を攻撃力に変換する
「私が見てきた限りで言うなら、殺意の総和が攻撃力に変換される。つまり敵が強い殺意
をぶつけてくるほど、それに自分の殺意を乗せて威力が跳ね上がる仕組みなんだよ。旨く
噛み合えば、殺人鬼どもの不死身だって破れるだろう」


Ver.2

生命の創造

  • 戒律の改良によって生命を生み出す力となった
    • 「他者を容認する」かわりに「殺意が高いほど多くの生命が生まれる」
      • 管理することなく永遠に殺し続けるために生命を産み出す。
    • 元々は他人を塵と断じて殺すための戒律だった。
      • 皆殺しで終わる空虚な戒律ではなく無限に殺し続けるための戒律へ改良した。
「ああ、どうせ人は勝手に死ぬ。勝手に生まれて勝手に争う生物だ」
 失笑さえ交えて告げる体制は、民の放置に近かった。真我のようなある種の管理を敷き、
定めた方向へ強制突撃はさせないものの、道に迷った者を救ったり導いたりもしない。


元ネタ

サオシュヤント(Saoshyant
ゾロアスター教における救世主の名称。
意味は「(人々に)利益をもたらす者」。
ゾロアスター教においてゾロアスターの誕生から三千年後に世界の終末が訪れるとされる。
この三千年の間に千年ごとに霊的に保存されたゾロアスターの精子が聖なる処女に宿り処女懐胎で
サオシュヤントが計三名誕生する。
文脈からゾロアスターを指す場合もある。

アウシェーダル、ウクシュヤト・ウルタ
ゾロアスター教における救世主(サオシュヤント)の一人。最初の救世主。
名前は「正義を栄えさせる者」を意味する。


関連項目

絶し不変なる殺戮の地平の能力分類。

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最終更新:2023年04月01日 18:52