概要
【お題】
- 今回の企画は通常の祭りと異なり、お題はない。
- 代わってラ研内ではマイナージャンルといわれる以下のジャンルが投票により選ばれ、そのジャンルに該当する作品で応募する決まりとなった。
ミステリー小説
ホラー小説
歴史(時代)小説
軍事小説
ギャンブル小説
少女小説
【枚数】
◇25枚~100枚
【スケジュール】
- 企画本案の正式発表:9月6日(日)
- 作品執筆期間:9月7日(月)~10月8日(木)
・公式ブログ設営:9月7日(月)
・公式HP設営:9月27日(日)【変更!】
- 作品投稿期間:10月9日(金)~10月11日(日)
- 感想投稿期間:10月12日(月・祝)~10月17日(土)
- 結果発表(速報版):10月18日(日)
- 結果発表(完全版):10月21日(水)
結果
- 作品数 75
- 感想数 724 (評価の対象外を含む)
- 一作品当たりの得点 135.3
- 一作品当たりの平均点 14.3
- 一作品当たりの平均感想数 6.9
【合計得点部門】
| 1位 |
490点 |
『熱月に天使は微笑む』 |
雨杜潤 |
| 2位 |
420点 |
『天上の楽園』 |
たちばな |
| 3位 |
320点 |
『激闘! ソロモン下駄履き空戦記 ~南洋愚連隊血風録~』 |
いさおMk2 |
| 4位 |
310点 |
『読んだら死ぬ絵本』 |
へべれけ |
| 5位 |
290点 |
『ハウリング・ムーン』 |
海巳 |
【平均点部門】
| 1位 |
30.0点 |
『天上の楽園』 |
たちばな |
| 2位 |
29.0点 |
『ハウリング・ムーン』 |
海巳 |
| 3位 |
28.6点 |
『お兄ちゃんなんて呼んであげないっ! ~キモイ兄改造計画~』 |
AQUA |
| 4位 |
26.7点 |
『激闘! ソロモン下駄履き空戦記 ~南洋愚連隊血風録~』 |
いさおMk2 |
| 5位 |
25.5点 |
『トウロウ葬』 |
来栖 ライカ |
【獲得感想数部門】
| 1位 |
20個 |
『熱月に天使は微笑む』 |
雨杜潤 |
| 2位 |
14個 |
『ゆい・自宅・トイレにて』 |
王子 |
| 2位 |
14個 |
『天上の楽園』 |
たちばな |
| 2位 |
14個 |
『し』 |
年輪 |
| 5位 |
13個 |
『秋桜館でつかまえて』 |
のり たまご |
| 5位 |
13個 |
『おかしな乙女』 |
がー |
| 5位 |
13個 |
『なにかが、庭で』 |
ぺぺろぐぅ |
| 5位 |
13個 |
『読んだら死ぬ絵本』 |
へべれけ |
| 5位 |
13個 |
『ウェルナー若しくはギルフォード』 |
庵 |
| 5位 |
13個 |
『薔薇を束ねて』 |
夜月 |
【総合部門】
| 1位 |
220ポイント |
『天上の楽園』 |
たちばな |
| 2位 |
217ポイント |
『熱月に天使は微笑む』 |
雨杜 潤 |
| 3位 |
208ポイント |
『読んだら死ぬ絵本』 |
へべれけ |
| 4位 |
207ポイント |
『激闘! ソロモン下駄履き空戦記 ~南洋愚連隊血風録~』 |
いさおMk2 |
| 5位 |
199ポイント |
『秋桜館でつかまえて』 |
のり たまご |
| 5位 |
199ポイント |
『アリストテレスのハイスクール☆対話篇』 |
巻上つむじ |
各部門の順位をポイントに換算。
各部門1位75ポイント~最下位0ポイント
【感想人部門】
| 1位 |
玖乃 |
73個(2作品投稿のため完走一番乗り!) |
| 1位 |
龍咲烈哉 |
75個(完走二番手!) |
| 3位 |
みすたン |
74個 |
| 4位 |
亜寺幌栖 |
40個 |
| 5位 |
入江九夜鳥 |
24個 |
【高得点作品】
- 『熱月に天使は微笑む』雨杜 潤
- 『天上の楽園』たちばな
- 『激闘! ソロモン下駄履き空戦記 ~南洋愚連隊血風録~』いさおMk2
【感想人賞】
今企画において、感想制覇者の名前を冠した特別賞枠が設けられた。
◆玖乃さんの選ぶ作品
◇ミステリ部門
作品名:読んだら死ぬ絵本
著者名:へべれけさん
理由:文体の巧妙さ。主要キャラクターとサブキャラクターどちらにも均等に配置されたドラマ、そして奥深さ。時代背景もさることながら、サスペンス調の昭和レトロを良質のライトノベルに仕上げた作品でした。
ミステリは作品数が多く、どれも良作揃いでしたが、トリック・パズル(暗号)要素・ドラマ性、どれも素晴らしく完成度では群を抜いていたこの作品に軍配が上がりました。
◇ホラー部門
作品名:人群れ成す虫籠
著者名:akkさん
理由:迷いました。ミステリ同様、ホラー作品は投稿数が多く、どれも甲乙付けがたかったからです。
それで、もちろん読んでいて怖いなと思う作品はたくさんありましたが、この作品はとくに読後の一種爽やかにも思えてしまう霧消する感覚と、それにも増して後味の悪さ(いい意味で)のバランスが絶妙で、未知の領域に対する恐怖と相まって、心に残りました。よって選ばせていただきました。
◇歴史(時代)小説部門
作品名:もののふライジングサン
著者名:
ゆーぢさん
理由:総合優勝された「天上の楽園(たちばな様)」と迷いましたが、そちらは私がオススメするまでもなく天下一品なので、あえて個人的なプッシュです。判官贔屓かもしれませんが、「ライトノベルとは何か?」という疑問の答えに一石を投じる作品だったことに間違いはなく、他に高得点を取られた歴史小説と同様、もしくはそれ以上に読む価値があると言っても過言ではないでしょう。タイトルと内容のギャップに作者様が気付いていないあたりも面白ったです。
◇軍事小説部門
作品名:ソロモン下駄履き空戦記~南洋愚連隊血風録~
著者名:いさおMk2さん
理由:軍事小説は選択の幅がありませんでした。すみません。とにかく、高得点は伊達じゃない。
ライトノベルだったかと言われたら、特化していないだけだよ、と言わざるを得ませんが、まるで映画を見ているような感覚になるほど、スペクタクルで読みやすかったです。なにより日本男児はカッコいいのです。選ぶ範囲が狭かったとはいえ、全体的にみても良作でした。
◇ギャンブル小説部門
作品名:セブンスター・ワイルドリーフ
著者名:遥風彼方さん
理由:軍事小説同様に選択の幅が狭かった……。ということで、完全に個人的な選択です。
主人公のアウトロー加減といい、スロット知識といい、ギャンブルそのものに縁のない自分には色々な意味で刺激を受けた作品でした。激しく頭を使うタイプの話ではありませんでしたが、ライトノベルっぽさが上手く物語として機能していたように思います。この作品はギャンブルの話はさることながら、人間ドラマなども秀逸で、評価すべき点はたくさんあるのですが、なにより面白かった。それに尽きると思います。
◇少女小説部門
作品名:「秋桜館でつかまえて」
著者名:のり たまご様
理由:少女小説は秀作が多く悩みました。その中で選ばせていただきました。単純な話、全作品中で唯一涙目になった作品だからですが、この感動は私だけに適用されるわけではないでしょう。きっと。
◇玖乃審査員特別賞
作品名:ハウリング・ムーン
著者名:海巳さん
理由:少女小説でのエントリーでしたが、どう読んでも少年ジャンプ漫画(笑) 企画としてどうなん? と思いましたが、本当に面白い作品でした。あと一歩で高得点だったというのも選考の理由の一部ですが、ひいき目に見ても秀作でした。ネタばかりではなく、笑いあり涙ありのエンターテイメントです。枚数的に敬遠された方にも是非読んでいただきたい一押し作品です。よって、ジャンル外の特別賞を設けさせていただきました。
◆龍咲烈哉さんの選ぶ作品
◇ミステリ部門
作品名:読んだら死ぬ絵本
著者名:へべれけさん
理由:多くの謎に対して伏線やヒントをきちんと提示し、読者にフェアに挑んだ正統派ミステリだったと思います。
◇ホラー部門
作品名:クビキリ♪ソプラノ
著者名:水さん
理由:前半で定番の怪談で読者をきちんと怖がらせておいた分、その後訪れる感動はひとしおです。たったひとつの叙述トリックでここまで物語を膨らませられるのかと驚きました。
◇歴史(時代)小説部門
作品名:熱月に天使は微笑む
著者名:雨杜潤さん
理由:史実を歪曲することなく、独自のれっきとした「物語」に仕立て上げていた点は、もうさすがとしか言えません。
◇軍事小説部門
作品名:鋼の微笑
著者名:赤城さん
理由:戦争とは切っても切り離せないメカと死に真っ向から向き合った快作。まるで一本の映画を見ているようでした。
◇ギャンブル小説部門
作品名:セブンスター・ワイルドリーフ
著者名:遥風彼方さん
理由:ギャンブルという小説には難しいテーマを、高いレベルできちんと消化していました。冒頭の暗い予感を吹き飛ばしての
ラストも良かったです。
◇少女小説部門
作品名:ミントキャンディを嫌いにならないで
著者名:akkさん
理由:女の子らしいモチーフとキャラクタで物語全体を彩りながら、その実リアルでシビアな現実を描いたギャップが凄いと思いました。入り乱れる語句が素敵。
◇龍咲烈哉審査員特別賞
作品名:紅い楓の物語
著者名:入江九夜鳥さん
理由:個性的かつ魅力的なキャラクタと、その複雑な関係を読み解いていくストーリー。少女小説とは銘打たれていますが、ミステリ好きにもおススメな展開です。悲しい結末ながらも、美しい作品だなと感じずにはいられませんでした。
出来事
今企画は上限枚数が99枚と夏祭りの2倍とされており、80枚以上の大作が20作品にも昇った(内上限99枚の作品は8つ)。当初運営が予想していた30作品前後という数を大きく上回る75作品が投稿される。今回初の試みとして作品投稿期間と感想期間がずらされた。当初、こんなことをしても結局は初日に投稿された作品は読まれているので関係ないと思われたが、結果として感想数が集中せずに満遍なく行渡った。
新しいジャンルの開拓と躍進を狙ったものではあったが、結果的に上位はそのジャンルの熟練者が占めることとなる。尚、優勝者である
たちばなは二度目の企画優勝と同時に、運営陣初の優勝という快挙を成し遂げた。
今企画をもって運営陣の一人mayaは企画運営を引退することを表明し、今後の企画は夜凪が中心となって運営される模様。年末に行われる恒例の冬祭り企画では『王道企画』と題して、今マイナージャンル企画とは対照的に王道作品を集めた企画を展開すると発表した。
最終更新:2009年10月30日 02:43