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一方その頃(夜明けの船) - (2006/05/12 (金) 05:01:39) の1つ前との変更点

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*一方その頃(夜明けの船)&aname(top) [[セリフ集に戻る>セリフ集]] ※夜明けの船に乗った時に発生する分です [[時間経過時>一方その頃(時間経過)]] [[都市船外出時>一方その頃(街)]] #contents **夜明けの船 ***同盟の打診 一方その頃&aname(同盟の打診) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から同盟の打診です。 MAKI/ いかがなさいますか? 決定権はあなたにありますが。 (断る) ヤガミ/ いや、やめておこう。 寝首をかかれるのは趣味じゃない。 MAKI/ 了解、返信しました。 MAKI/ 先方の受信を確認。 同盟は結ばれませんでした。 ***援助の打診 一方その頃&aname(援助の打診) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から援助の打診です。 MAKI/ いかがなさいますか? 決定権はあなたにありますが。 (断る) ヤガミ/ いや、やめておこう。 丁重に固辞してくれ。 MAKI/ 了解、返信しました。 MAKI/ 先方の受信を確認。 援助は行われませんでした。 ***同盟破棄の通告 一方その頃&aname(同盟破棄の通告) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○からの同盟破棄の通告です。 ヤガミ/ ここから先が勝負だな、MAKI。 MAKI/ あなたがそう言うのならば。 あなたがリーダーです。 ***宣戦布告 ※○○:宇宙の政治基盤の名前 一方その頃&aname(宣戦布告) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から宣戦布告の通告です。 ヤガミ/ 受諾を返信してくれ。 MAKI/ 了解しました。 ヤガミ/ それと、政治家と艦の幹部に連絡を。 MAKI/ 了解しました。 ***ネーバルウィッチ艦隊の降下光景 一方その頃&aname(ネーバルウィッチ艦隊の降下光景) MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 MAKI/ ネーバルウィッチ艦隊が、火星に降下を 開始しました。 MAKI/ 敵艦隊の目的は火星の都市船制圧と 我が艦の撃滅と思われます。 皆様の奮闘に期待します。 ***光国人降下光景 一方その頃&aname(光国人降下光景) MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 光国人が、火星に降下を開始しました。 MAKI/ 敵異星人の目標は、火星の都市船制圧と 我が艦の撃滅と思われます。 MAKI/ 宗主国気取りをしている奴等の鼻をへしおって、 我らの力をもって火星の海が誰のものか 証明しましょう。 ***ドランジは攻撃しないで夜明けの船を見逃した 一方その頃&aname(ドランジは攻撃しないで夜明けの船を見逃した) 兵士/ ドランジ大尉、夜明けの船が 出港するのを確認しました。 RB、出しますか。 ドランジ大尉/ …いや、よせ。 兵士/ 見逃すのですか。 ドランジ大尉/ 我々には、敵が必要だ。 …この意味、わかるな? 兵士/ …は。 ***水葬でへこむ人物達 一方その頃&aname(水葬でへこむ人物達) MAKI/ 水葬に列席する艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 MAKI/ 皆様、我々は勇敢な戦士を失いました。 悲しい事です。 MAKI/ だが、我々はそれに慣れています、 慣れなければなりません。 MAKI/ 火星の海に自由の旗を立てるまでは、 どれだけの事があっても慣れなければなりません。 MAKI/ ですが、慣れることはあっても、 死者を忘れてはなりません。 MAKI/ 我々火星独立軍は生前の○○を 決して忘れてはならないのです。 MAKI/ 宗派も種族も違う我々に共通するのは、 この火星の海と、この思いだけなのですから。 夜明けの船艦長/ 偉大なる独立戦争の闘士に、敬礼! ***街に残る人物 別れ 一方その頃&aname(街に残る人物) MAKI/ 乗員確認、終わりました。 ○○は街に残るようです。 ヤガミ/ そうか。 MAKI/ 火星独立軍の機密が漏れる可能性があります。 排除しますか? ヤガミ/ 魅力的な提案だ。 ヤガミ/ …だが、よしておくことにするよ。 俺は昔、子供相手の商売をしていたことがある。 MAKI/ それがなにか? ヤガミ/ MAKI、良いことを教えよう。 ヤガミ/ どんなことをしても未来には守る価値があると 思う者がいる。 …未来の護り手だ。 ヤガミ/ それはただの人間で、ただの人間の集団で、 ただの人間が作った物だが、 だがな、ああ、結局現実なんてそんなものだ。 MAKI/ それと処刑になんの関係があるか、 わかりません。 ヤガミ/ 大人はただの人間だが、 子供の前ではそうであってはならないのだ。 ヤガミ/ 公平で正しく、優しく、強く。 そうでなければ、未来を守れる訳がない。 ヤガミ/ たとえ嘘でも血を吐こうとも、それをやるのだ。 義務だから。 ヤガミ/ 俺は、子供が大人になったとき、 幻滅しない現実とやらを作ってやろうと思う。 ヤガミ/ 未来のためだ。 多少の損は致し方ない。 MAKI/ 強がりという名の嘘ですね。 ヤガミ/ そうだ。 子供が大人になったとき、子供は俺の行動を 強がりだったのだと気付くだろう。 ヤガミ/ だがな、大人の価値は、そこからだ。 新しい大人になった人間が、 そこで絶望して当たり散らすか、 ヤガミ/ 苦笑したあと自分も大人として行動するかで、 未来は守られたかどうか決まる。 ヤガミ/ 子供相手の仕事をしているうちに、俺は思った。 どんなことをしても未来には守る価値がある。 ヤガミ/ 俺は、昔を思い出して苦笑する大人を作るのだ。 ヤガミ/ この戦いに勝てるとも、 嘘を隠し通せるとも思ってない。 だが、未来は守る。 MAKI/ あなたのお好きなように。 あなたの決定こそが、火星独立軍の決定です。 ***ハックマンは真実を見せに行った 一方その頃&aname(ハックマンは真実を見せに行った) MAKI/ 乗員確認、終わりました。 ハックマンは、下艦して地球に戻るようです。 MAKI/ 下艦する際我が艦宛のメッセージを 残していきましたが、閲覧しますか? ヤガミ/ 読み上げてくれ。 MAKI/ 僕ァ、真実を見せに行くよ。 それが君達の助けになるかどうかわからないが 真実を報道する事だけは約束する。 MAKI/ …以上です。 もう一度再生しますか? ヤガミ/ …戦士は戦場に戻ったか。 再生はいい。 オリンポスから出るまで、工作員達に保護させろ。 MAKI/ 了解しました。 ***ハックマンの帰還 一方その頃&aname(ハックマンの帰還) MAKI/ 現在、出港手続き中です。 しばらくお待ちください。 MAKI/ ………………………………………。 MAKI/ 処理が中断されました。 MAKI/ 本艦に接触するXポートがあります。 受け入れますか? ヤガミ/ 誰だ? Aか? MAKI/ 身元照会します。 リン・ハックマン、ジャーナリストです。 戻ってきたようです。 ヤガミ/ まあ、火星の方が潜伏先としては適当だろう。 戦場のほうが安全というのは、 世の中は間違っているな。 MAKI/ ソルニュースでのコメントが、 原因でしょうか。 ヤガミ/ …自称自由の総本山では、 ついにジャーナリズムも機能しなくなったらしい。 ヤガミ/ いいだろう。 同志として受け入れよう。 MAKI、受け入れを許可。 ヤガミ/ 乗船させろ。 乗員に説明を。 MAKI/ 了解しました。 乗員達も喜ぶでしょう。 ***これがあんたの目指した独立か 一方その頃&aname(これがあんたの目指した独立か) MAKI/ 艦のあちこちで悲嘆の声や行動が モニターされています。 閲覧しますか? ヤガミ/ ああ、たのむ。 MAKI/ 再生します。 MAKI/ 答えろ!アリアン! これがあんたの目指した独立なのか! これがあんたの目指した自由なのか! MAKI/ 俺たちは宇宙人に太陽系を侵略されるために 戦ったんじゃない! MAKI/ クソ…クソゥ!! MAKI/ …以上です。 もう一度、再生しますか? ヤガミ/ …。 ヤガミ/ ああ、頼む。 MAKI/ 再生します。 MAKI/ 答えろ!アリアン! これがあんたの目指した独立なのか! これがあんたの目指した自由なのか! MAKI/ 俺たちは宇宙人に太陽系を侵略されるために 戦ったんじゃない! MAKI/ クソ…クソゥ!! MAKI/ 以上です。 もう一度、再生しますか? ヤガミ/ …いや、いい。 俺は、しばらく休む。 MAKI/ 了解しました。 ***裏切り者の処刑 一方その頃&aname(裏切り者の処刑) MAKI/ 裏切り者の内偵が終了しました。 ヤガミ/ 始末しろ。 MAKI/ 了解しました。 他の乗員にはどのように説明しますか? ヤガミ/ 出港時に街に残った。 家族のところへ帰ったと。 そんなところでいいだろう。 MAKI/ 了解しました。 ○○は、家族のところへ帰りました。 ***政治的指導者の演説 一方その頃&aname(政治的指導者の演説) MAKI/ 作業をやめて注目してください。 MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、MAKIを通じて 火星独立軍最高指導者アリアンより、 演説があります。 MAKI/ ………。 MAKI/ 火星傀儡政権を叩き、駐留する侵略者を追い払い、 火星独立にこぎつける。 それがようやく、形になってきました。 MAKI/ 皆様の努力と献身に感謝し、 今ここに皆様の奮闘に期待します。 MAKI/ …皆様には、わかるでしょう。 この火星の惨状を。 MAKI/ 皆様なら見てきたはずです。 軍の横暴を。 MAKI/ 子を失う親も、 親を殺され兵士をにらみつける子供も、 ともに量産させてはいけない(の)です。 MAKI/ 皆様、力をお貸しください。 火星独立のために、働いてください。 MAKI/ 戦うべき時に戦う自由を、今ここで起こり、 これから起こる無数の不幸から 人民を守るのです。 MAKI/ 以上です。 それでは任務にお戻りください。 ***捨てられたセラ 一方その頃&aname(捨てられたセラ) MAKI/ 身元照会が出来ました。 セラは地球軍のスパイのようです。 処刑しますか? ヤガミ/ 放っておいていい。 MAKI/ 理由をお知らせください。 ヤガミ/ あれは誰にも期待されていない。 敵にも、味方にも。 ヤガミ/ 簡単に身元が割れるスパイは、スパイじゃない。 捨てておけ。 MAKI/ わかりました。 ただし、監視だけは続けます。 ヤガミ/ …いいとも。 ***アンナの救出?強奪? 一方その頃&aname(アンナの救出?強奪?) ***拉致者の出現(エノラ) 一方その頃&aname(拉致者の出現) MAKI/ 特別な積荷が届きました。 ヤガミ/ そうか。 エノラ/ 離せ!離しなさいよっ! ヤガミ/ すぐ離させよう。MAKI…。 MAKI/ はい。 エノラ/ あ、あんた!火星の反乱軍でしょ? ヤガミ/ 反乱はしていない。独立しようとしているだけだ。 エノラ/ 海賊みたいなことをやって!この犯罪者! こんなことして、ただで済むと思ってるの! こんなことしたら、おじいちゃんがゼッタイ黙ってなんかいないんだから! ヤガミ/ だろうな。 エノラ/ …え? ヤガミ/ それが望みだ。あなたには失礼だが、しばらくここで過ごしてもらう。 必要なものは用意させる。MAKI、皆への説明を。 MAKI/ わかりました。乗員に説明します。 ***エノラとタフトの再会 一方その頃&aname(エノラとタフトの再会) MAKI/ 特別な積荷が届きました。 ヤガミ/ そうか。 ジョージ・タフト地球大統領/ 孫を、孫をかえせ! ヤガミ/ 大統領の職をやめるとは思ってませんでした。 どうぞ、この艦でくつろいでください。 ジョージ・タフト地球大統領/ 孫を! ヤガミ/ 自分で探すとよろしいでしょう。 MAKI、皆への説明と、 元大統領の自由行動の許可を。 MAKI/ わかりました。 乗員に説明します。 自由行動、許可されました。 ヤガミ/ せっかくですから、 火星の様子も見ていって下さい。 ジョージ・タフト地球大統領/ ふん。 市民に戻った元大統領の言動で、 地球が動くか。 ジョージ・タフト地球大統領/ お前達がやった事は自殺行為だ! 私は和平を考えていた! ヤガミ/ だから、「せっかく」ですよ。 あなたの奥方は日本人ですから、 この言葉の意味もわかるはずです、閣下。 ヤガミ/ それに、火星独立軍は、 事の最初から地球は相手にしていません。 エノラ・タフト/ …おじ……。 おじいちゃん! ジョージ・タフト地球大統領/ エノラ! おお、エノラ! 良くぞ無事で…ひどい目には、あわなかったか。 エノラ・タフト/ …っ、息が苦しい。 ジョージ・タフト地球大統領/ ああ、すまん。 エノラ・タフト/ ひどいと言えばひどいわ。 魚雷は来るし、食事はまずくなるし、 風呂には自由に入れないし。 エノラ・タフト/ でも、それはここにいる人達はみんな一緒。 一応、公平にそれだけは言ってあげるわ。 ジョージ・タフト地球大統領/ (待遇の差をつけられるほど 豊かではないということか。 それとも人質の価値があると思ったのか…。) エノラ・タフト/ それより、おじいちゃんは? いいの、お仕事は? ジョージ・タフト地球大統領/ …家族を見捨てられない、守れない時点で、 大統領失格だよ。 ジョージ・タフト地球大統領/ そんなことは、どうでもいい。 それよりも…。 エノラ・タフト/ なに? ジョージ・タフト地球大統領/ お前の無事を喜ばせておくれ…。 お前が死んだら、私は…独りになってしまう。 エノラ・タフト/ …おじいちゃん。 大丈夫よ。 [[topへ>一方その頃(夜明けの船)#top]]
*一方その頃(夜明けの船)&aname(top) [[セリフ集に戻る>セリフ集]] ※夜明けの船に乗った時に発生する分です [[時間経過時>一方その頃(時間経過)]] [[都市船外出時>一方その頃(街)]] #contents **夜明けの船 ***同盟の打診 一方その頃&aname(同盟の打診) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から同盟の打診です。 MAKI/ いかがなさいますか? 決定権はあなたにありますが。 (受ける/断る) (受ける) (断る) ヤガミ/ いや、やめておこう。 寝首をかかれるのは趣味じゃない。 MAKI/ 了解、返信しました。 MAKI/ 先方の受信を確認。 同盟は結ばれませんでした。 ***援助の打診 一方その頃&aname(援助の打診) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から援助の打診です。 MAKI/ いかがなさいますか? 決定権はあなたにありますが。 (受ける/断る) (受ける) ヤガミ/ いいニュースだ。 受諾する。 礼をしておいてくれ。 MAKI/ 了解、返信しました。 MAKI/ 先方の受信を確認。 軍資金の援助開始。 MAKI/ ○○の入金を確認しました。 (断る) ヤガミ/ いや、やめておこう。 丁重に固辞してくれ。 MAKI/ 了解、返信しました。 MAKI/ 先方の受信を確認。 援助は行われませんでした。 ***同盟破棄の通告 一方その頃&aname(同盟破棄の通告) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○からの同盟破棄の通告です。 ヤガミ/ ここから先が勝負だな、MAKI。 MAKI/ あなたがそう言うのならば。 あなたがリーダーです。 ***宣戦布告 ※○○:宇宙の政治基盤の名前 一方その頃&aname(宣戦布告) MAKI/ 我が艦及び、火星独立軍に宛てて 電子書簡が届きました。 ○○から宣戦布告の通告です。 ヤガミ/ 受諾を返信してくれ。 MAKI/ 了解しました。 ヤガミ/ それと、政治家と艦の幹部に連絡を。 MAKI/ 了解しました。 ***ネーバルウィッチ艦隊の降下光景 一方その頃&aname(ネーバルウィッチ艦隊の降下光景) MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 MAKI/ ネーバルウィッチ艦隊が、火星に降下を 開始しました。 MAKI/ 敵艦隊の目的は火星の都市船制圧と 我が艦の撃滅と思われます。 皆様の奮闘に期待します。 ***光国人降下光景 一方その頃&aname(光国人降下光景) MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 光国人が、火星に降下を開始しました。 MAKI/ 敵異星人の目標は、火星の都市船制圧と 我が艦の撃滅と思われます。 MAKI/ 宗主国気取りをしている奴等の鼻をへしおって、 我らの力をもって火星の海が誰のものか 証明しましょう。 ***ドランジは攻撃しないで夜明けの船を見逃した 一方その頃&aname(ドランジは攻撃しないで夜明けの船を見逃した) 兵士/ ドランジ大尉、夜明けの船が 出港するのを確認しました。 RB、出しますか。 ドランジ大尉/ …いや、よせ。 兵士/ 見逃すのですか。 ドランジ大尉/ 我々には、敵が必要だ。 …この意味、わかるな? 兵士/ …は。 ***水葬でへこむ人物達 一方その頃&aname(水葬でへこむ人物達) MAKI/ 水葬に列席する艦の乗員の皆さんに、 MAKIを通じてアリアンよりご連絡します。 MAKI/ 皆様、我々は勇敢な戦士を失いました。 悲しい事です。 MAKI/ だが、我々はそれに慣れています、 慣れなければなりません。 MAKI/ 火星の海に自由の旗を立てるまでは、 どれだけの事があっても慣れなければなりません。 MAKI/ ですが、慣れることはあっても、 死者を忘れてはなりません。 MAKI/ 我々火星独立軍は生前の○○を 決して忘れてはならないのです。 MAKI/ 宗派も種族も違う我々に共通するのは、 この火星の海と、この思いだけなのですから。 夜明けの船艦長/ 偉大なる独立戦争の闘士に、敬礼! ***街に残る人物 別れ 一方その頃&aname(街に残る人物) MAKI/ 乗員確認、終わりました。 ○○は街に残るようです。 ヤガミ/ そうか。 MAKI/ 火星独立軍の機密が漏れる可能性があります。 排除しますか? ヤガミ/ 魅力的な提案だ。 ヤガミ/ …だが、よしておくことにするよ。 俺は昔、子供相手の商売をしていたことがある。 MAKI/ それがなにか? ヤガミ/ MAKI、良いことを教えよう。 ヤガミ/ どんなことをしても未来には守る価値があると 思う者がいる。 …未来の護り手だ。 ヤガミ/ それはただの人間で、ただの人間の集団で、 ただの人間が作った物だが、 だがな、ああ、結局現実なんてそんなものだ。 MAKI/ それと処刑になんの関係があるか、 わかりません。 ヤガミ/ 大人はただの人間だが、 子供の前ではそうであってはならないのだ。 ヤガミ/ 公平で正しく、優しく、強く。 そうでなければ、未来を守れる訳がない。 ヤガミ/ たとえ嘘でも血を吐こうとも、それをやるのだ。 義務だから。 ヤガミ/ 俺は、子供が大人になったとき、 幻滅しない現実とやらを作ってやろうと思う。 ヤガミ/ 未来のためだ。 多少の損は致し方ない。 MAKI/ 強がりという名の嘘ですね。 ヤガミ/ そうだ。 子供が大人になったとき、子供は俺の行動を 強がりだったのだと気付くだろう。 ヤガミ/ だがな、大人の価値は、そこからだ。 新しい大人になった人間が、 そこで絶望して当たり散らすか、 ヤガミ/ 苦笑したあと自分も大人として行動するかで、 未来は守られたかどうか決まる。 ヤガミ/ 子供相手の仕事をしているうちに、俺は思った。 どんなことをしても未来には守る価値がある。 ヤガミ/ 俺は、昔を思い出して苦笑する大人を作るのだ。 ヤガミ/ この戦いに勝てるとも、 嘘を隠し通せるとも思ってない。 だが、未来は守る。 MAKI/ あなたのお好きなように。 あなたの決定こそが、火星独立軍の決定です。 ***ハックマンは真実を見せに行った 一方その頃&aname(ハックマンは真実を見せに行った) MAKI/ 乗員確認、終わりました。 ハックマンは、下艦して地球に戻るようです。 MAKI/ 下艦する際我が艦宛のメッセージを 残していきましたが、閲覧しますか? ヤガミ/ 読み上げてくれ。 MAKI/ 僕ァ、真実を見せに行くよ。 それが君達の助けになるかどうかわからないが 真実を報道する事だけは約束する。 MAKI/ …以上です。 もう一度再生しますか? ヤガミ/ …戦士は戦場に戻ったか。 再生はいい。 オリンポスから出るまで、工作員達に保護させろ。 MAKI/ 了解しました。 ***ハックマンの帰還 一方その頃&aname(ハックマンの帰還) MAKI/ 現在、出港手続き中です。 しばらくお待ちください。 MAKI/ ………………………………………。 MAKI/ 処理が中断されました。 MAKI/ 本艦に接触するXポートがあります。 受け入れますか? ヤガミ/ 誰だ? Aか? MAKI/ 身元照会します。 リン・ハックマン、ジャーナリストです。 戻ってきたようです。 ヤガミ/ まあ、火星の方が潜伏先としては適当だろう。 戦場のほうが安全というのは、 世の中は間違っているな。 MAKI/ ソルニュースでのコメントが、 原因でしょうか。 ヤガミ/ …自称自由の総本山では、 ついにジャーナリズムも機能しなくなったらしい。 ヤガミ/ いいだろう。 同志として受け入れよう。 MAKI、受け入れを許可。 ヤガミ/ 乗船させろ。 乗員に説明を。 MAKI/ 了解しました。 乗員達も喜ぶでしょう。 ***これがあんたの目指した独立か 一方その頃&aname(これがあんたの目指した独立か) MAKI/ 艦のあちこちで悲嘆の声や行動が モニターされています。 閲覧しますか? ヤガミ/ ああ、たのむ。 MAKI/ 再生します。 MAKI/ 答えろ!アリアン! これがあんたの目指した独立なのか! これがあんたの目指した自由なのか! MAKI/ 俺たちは宇宙人に太陽系を侵略されるために 戦ったんじゃない! MAKI/ クソ…クソゥ!! MAKI/ …以上です。 もう一度、再生しますか? ヤガミ/ …。 ヤガミ/ ああ、頼む。 MAKI/ 再生します。 MAKI/ 答えろ!アリアン! これがあんたの目指した独立なのか! これがあんたの目指した自由なのか! MAKI/ 俺たちは宇宙人に太陽系を侵略されるために 戦ったんじゃない! MAKI/ クソ…クソゥ!! MAKI/ 以上です。 もう一度、再生しますか? ヤガミ/ …いや、いい。 俺は、しばらく休む。 MAKI/ 了解しました。 ***裏切り者の処刑 一方その頃&aname(裏切り者の処刑) MAKI/ 裏切り者の内偵が終了しました。 ヤガミ/ 始末しろ。 MAKI/ 了解しました。 他の乗員にはどのように説明しますか? ヤガミ/ 出港時に街に残った。 家族のところへ帰ったと。 そんなところでいいだろう。 MAKI/ 了解しました。 ○○は、家族のところへ帰りました。 ***政治的指導者の演説 一方その頃&aname(政治的指導者の演説) MAKI/ 作業をやめて注目してください。 MAKI/ 艦の乗員の皆さんに、MAKIを通じて 火星独立軍最高指導者アリアンより、 演説があります。 MAKI/ ………。 MAKI/ 火星傀儡政権を叩き、駐留する侵略者を追い払い、 火星独立にこぎつける。 それがようやく、形になってきました。 MAKI/ 皆様の努力と献身に感謝し、 今ここに皆様の奮闘に期待します。 MAKI/ …皆様には、わかるでしょう。 この火星の惨状を。 MAKI/ 皆様なら見てきたはずです。 軍の横暴を。 MAKI/ 子を失う親も、 親を殺され兵士をにらみつける子供も、 ともに量産させてはいけない(の)です。 MAKI/ 皆様、力をお貸しください。 火星独立のために、働いてください。 MAKI/ 戦うべき時に戦う自由を、今ここで起こり、 これから起こる無数の不幸から 人民を守るのです。 MAKI/ 以上です。 それでは任務にお戻りください。 ***捨てられたセラ 一方その頃&aname(捨てられたセラ) MAKI/ 身元照会が出来ました。 セラは地球軍のスパイのようです。 処刑しますか? ヤガミ/ 放っておいていい。 MAKI/ 理由をお知らせください。 ヤガミ/ あれは誰にも期待されていない。 敵にも、味方にも。 ヤガミ/ 簡単に身元が割れるスパイは、スパイじゃない。 捨てておけ。 MAKI/ わかりました。 ただし、監視だけは続けます。 ヤガミ/ …いいとも。 ***アンナの救出?強奪? 一方その頃&aname(アンナの救出?強奪?) ***拉致者の出現(エノラ) 一方その頃&aname(拉致者の出現) MAKI/ 特別な積荷が届きました。 ヤガミ/ そうか。 エノラ/ 離せ!離しなさいよっ! ヤガミ/ すぐ離させよう。MAKI…。 MAKI/ はい。 エノラ/ あ、あんた!火星の反乱軍でしょ? ヤガミ/ 反乱はしていない。独立しようとしているだけだ。 エノラ/ 海賊みたいなことをやって!この犯罪者! こんなことして、ただで済むと思ってるの! こんなことしたら、おじいちゃんがゼッタイ黙ってなんかいないんだから! ヤガミ/ だろうな。 エノラ/ …え? ヤガミ/ それが望みだ。あなたには失礼だが、しばらくここで過ごしてもらう。 必要なものは用意させる。MAKI、皆への説明を。 MAKI/ わかりました。乗員に説明します。 ***エノラとタフトの再会 一方その頃&aname(エノラとタフトの再会) MAKI/ 特別な積荷が届きました。 ヤガミ/ そうか。 ジョージ・タフト地球大統領/ 孫を、孫をかえせ! ヤガミ/ 大統領の職をやめるとは思ってませんでした。 どうぞ、この艦でくつろいでください。 ジョージ・タフト地球大統領/ 孫を! ヤガミ/ 自分で探すとよろしいでしょう。 MAKI、皆への説明と、 元大統領の自由行動の許可を。 MAKI/ わかりました。 乗員に説明します。 自由行動、許可されました。 ヤガミ/ せっかくですから、 火星の様子も見ていって下さい。 ジョージ・タフト地球大統領/ ふん。 市民に戻った元大統領の言動で、 地球が動くか。 ジョージ・タフト地球大統領/ お前達がやった事は自殺行為だ! 私は和平を考えていた! ヤガミ/ だから、「せっかく」ですよ。 あなたの奥方は日本人ですから、 この言葉の意味もわかるはずです、閣下。 ヤガミ/ それに、火星独立軍は、 事の最初から地球は相手にしていません。 エノラ・タフト/ …おじ……。 おじいちゃん! ジョージ・タフト地球大統領/ エノラ! おお、エノラ! 良くぞ無事で…ひどい目には、あわなかったか。 エノラ・タフト/ …っ、息が苦しい。 ジョージ・タフト地球大統領/ ああ、すまん。 エノラ・タフト/ ひどいと言えばひどいわ。 魚雷は来るし、食事はまずくなるし、 風呂には自由に入れないし。 エノラ・タフト/ でも、それはここにいる人達はみんな一緒。 一応、公平にそれだけは言ってあげるわ。 ジョージ・タフト地球大統領/ (待遇の差をつけられるほど 豊かではないということか。 それとも人質の価値があると思ったのか…。) エノラ・タフト/ それより、おじいちゃんは? いいの、お仕事は? ジョージ・タフト地球大統領/ …家族を見捨てられない、守れない時点で、 大統領失格だよ。 ジョージ・タフト地球大統領/ そんなことは、どうでもいい。 それよりも…。 エノラ・タフト/ なに? ジョージ・タフト地球大統領/ お前の無事を喜ばせておくれ…。 お前が死んだら、私は…独りになってしまう。 エノラ・タフト/ …おじいちゃん。 大丈夫よ。 [[topへ>一方その頃(夜明けの船)#top]]

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