前記:上位奇獣・神格獣に関する考察
【神格獣とは一体何者なのか】
古来より存在する神格獣は、彗天歴以前の時代に存在した「神」という概念より生まれたとされる。しかし「神」については神格獣達も知ってはおらず、生まれた時既に神々は消え失せた後だったという。何故彼らを産み落とし、この星より去っていったのか?また何処に去ったのかさえ未だに謎である。
人類が文明発展していく中、多くの衝突が勃発した事で人類を「敵」と認識した者達は少なくはない。神格獣は自然そのものと語られた事がある。自然の生命と直結しており、大地が死すれば繁栄していたその生命達と同様に「消失」するのだという。神格獣は住む場所を選ばない。大地と一体化した者、人の中に溶け込む者、海底に永眠した者、空に領域を作った者、自然界の上に立つ者、人類を憎む者・・・星を守るべく身を滅ぼした者達も存在していた。
人類とは違う感性でありながらも、我が子の様に愛おしく想う聖獣も存在する。彼らは崇拝者達の護り手となり、自らの自然の一部と考え「共生」の形を維持している。神格獣同士で対立する事もある。人類が戦争を起こす事と同等に、神格獣も大陸が滅びかける規模の戦いを起した事もあった。一番新しい戦争の原因としては「人類の存続」であった。文明発展に伴う環境破壊、機械を宿す技術(マナの希釈化)を憂う者達と時代の変化を許容する者達が対立した事がきっかけとなったのだ。
マーナガルム問題、月の都、亜種の誕生についてこれらが起因となっている。
最終更新:2021年09月04日 21:36