脅威的敵性存在
‣奇獣
500年前の「アポストルス襲撃」を経て各地に現れた脅威生物群。
アポストルスの細胞を取り込んだ生物達であり、人類たちにとっての代表的な討伐対象である。
彼らの死骸から高濃度のマナが検出されており、また素材としても優秀である事から時代発展の要因とも云われている。
有害奇獣と無害奇獣の二種類がおり、無害奇獣に関しては人類との共生が確立している個体も存在している、
無害奇獣の乱獲問題に対し、奇獣保護団体による規制活動が行われている。
‣上位奇獣
奇獣の中でも強靭な体躯を持ち、神格獣に匹敵する力を持った生物群を指す。
この域に達すると、神格獣同様に人々の信仰や自然マナとの干渉が可能であり比例した力を得る事が出来る。
一言で言えば「神格獣の劣化版」と表記される。稀に、明確な理由は無いが特殊なケースで神格獣へと成り得た個体も存在する。
多くのケースは、神格獣の死骸から放出されたマナを取り込んだのが最大の原因とされている。
‣奇獣嵌合兵:レガトゥス
離反軍が大きく関連していたとされる[トルテンタンツ]が機構島にて新たな種族の生誕を目論見、アポストルス細胞をヒューマーに結合させ誕生した脅威人種。
水棲生物に似た特徴を保有しており、驚異的な身体能力を得る代わりに人格崩壊を伴い狂暴性を増す。離反軍の尖兵として扱われ、幾多の国を滅亡に追いやった元凶でもある。
ロウテツの戦況を揺るがす程、最終現場でも徹底的に苦しめてきた生物兵器。構成された中には嘗ての仲間達も含まれていた。
大戦後、僅かに生き残った個体群は行方を晦まし生き残る為全てを敵と見なしている。
‣地上掘削兵器群:「草食獣」
ここでは植物を栄養源とする生物の総称ではなく、植物のみを伐採し根絶させる自動機械の事を差す。
形態は様々で、庭道具に似たものもいくつか散見する。まるで意志を持っているかの様に邪悪なフォルムで、草木を根絶させるという目的だけで稼働している。
太古に生きる命令のままに今も懸命に働いているのか、それとも誰かが命令を下しているのか。
それは謎のままである。
‣汚染変異体:アポストルス
彗天歴1200年代に突如として「神格群の聖域」の遥か上空より降り落ち、旧大陸アルタロスをを侵略し尽くした怪異生物群。
界忌種、界異とも呼ばれ各大陸の国家が幾度無く殲滅戦を展開していったが、大陸を苗床とし繁殖を繰り返した事で討伐戦は長期化を強いられた。
アポストルス殲滅の決め手となったのは50年後に開発された機人種、救済として顕現した神格獣、そして機人種に宿った神機群雄の善戦によるものだった。
皮肉にもアポストルスの生体細胞による技術的進歩を遂げ、ヴィクサー等の生体組織を利用した科学的技術の確立を担う事となった。
レガトゥスの生き残り、機構島に隠れ潜むアポストルスが時代の傷痕として未だに残り続ける問題となっている。
後年、アポストルスは封じられている「竜」より排出された高濃度汚染マナが「竜」の情報因子を元に様々な外見の生物群を生み出した事が判明した。
アポストルスの細胞が地上に伝播した事で原生生物達に汚染し「奇獣」へと変異を遂げ、世界崩壊因子として人類の脅威になっている。
‣崩壊因子:「蛇神」
古来より神格獣の中でも「蛇」に属する個体は崩壊因子と呼ばれており、封印対象とされていた。
「竜」の封印が成功した後、「竜」と同様の因子を持った蛇神は殲滅及び封印される対象となった。
しかし蛇神は地上の再建に貢献する程の、豊穣を要とする神力を備えており彼らを擁護すべく度々対立が生じた。
伝承によると雨神・多岐津により人類の脅威となっていた神格獣達は深海に追いやられ、その道筋を封じ永劫に近い眠りについたとされている。
‣管理者:「竜」
飛行都市「グリゴリ」に封印されている神の代理者及び「星の防衛装置」
星を守る者であった筈の竜はいつしか狂い、星を滅ぼす存在と成り果てた。
「竜」より爛れた細胞群が、いつしか汚染変異体:アポストルスを生む事となった。
人命軍所属諜報機関[トルテンタンツ] |
室長:Dr.コラプサー |
特別支部:民兵派遣部隊「特殊兵装研究室-903連合」 |
総隊長:フリュード |
過激派傭兵組合『猟犬』 |
頭目:ハウンド |
不死享楽機構[インフィニタス] |
不死者:ミハルル |
要注意団体「紅い黒土」 |
筆頭:ナルク |
【神の毒】 |
団長:ドゥマン・ローズ |
機人解放機構【SLT】 |
代表者:コールドマン |
人類殲滅派【神の代行】 |
神格獣:コリーダ・ナンディ |
赫毒 |
創始者:クォーク |
深淵者達 |
封神:星喰 |
次世代マキア開発機構【クルアーン】 |
総責任者:Dr.ドウセツ・フタバ |
【草食獣】 |
都心核:コル・ファキエス |
闇無院「匣縫い」 |
頭目:ミヅカネ・クラナシイン(汞・闇無院) |
神馬特別奇獣総研 |
妖霊長:アラギリ |
山月幇 |
首領:白銀父ベンガル |
ヤタグロ・ファミリー |
若首領:レイヴン |
機密部隊:特兵903第4小隊 |
隊長:クラディア |
・紅い黒土
人物一覧にて掲載
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過激派傭兵組合『猟犬』 |
どの様な依頼をも報酬次第何でも受け付ける傭兵組合。結成当時は難民救出を主に活動していたフリーの傭兵達が集って生まれた経緯を持つ。
先代が暗殺されてからは二代目のハウンドが引き継いでいるが、紛争地域の激化を深刻化、大戦終結後は残党達の依頼を受理などセントエルモにとって敵対的な態度を見せている。近年活動を見せている離反軍残党や各敵性組織の傭兵として加担している事があり、各任務で衝突する事がある。
報酬のみに専念している者達で構成されており、時折何食わぬ顔で街を散策している者も少なくはない。
嘗て、エクトやヴトが所属していた組織だが当時の面影は完全に無くなっているらしい。
ハウンド・アンビシオン
性別:男
年齢:29
身長:179㎝
好きなもの:酒
嫌いなもの:偽善
種族:デミス(アクィラ系ハーフ)
出身:
所属:
グリア・カペル:
一人称:
二人称:
「」
「」
人物:
キュウキ・バジャ
性別:男
年齢:65
身長:186㎝
好きなもの:蜂蜜、小鳥
嫌いなもの:爬虫類系の亜人、動物
種族:ムステラ・ウルグス
出身:来訪区-枯れ珊瑚の渓谷
所属:傭兵
グリア・カペル:腕輪型
一人称:俺
二人称:お前
「金さえ貰えればどうだって良い、拘る人生じゃねえからな。」
「おっと、今度はお前が敵か。恨みっこは無しだ・・・っておいメル!何顔を出してんだ、あっちで隠れてろ!」
人物:
40年前、グレミカ共和国にて生じた国内亜種間戦争に参加した伝説級の傭兵。
大陸渡り後は一族と共に放浪しヒューマーから不当な扱いを受け、他種の亜種より肉親を殺された過去を持つ。
元々は亜種の人権獲得を渇望し戦い抜き、幾度無く裏切りと挫折を繰り返した末、自ら孤独の道を選んだ。
報酬次第で勢力関係なく戦争に赴く合理主義者だが力の無い者達には慈悲を与え、非情になり切れない一面を持つ。
大戦の時には連合軍の一人として参加し、ロウテツに並ぶ活躍から彼も「守護世代」に数えられている。
その後は民衆の祝福を無視するかのように紛争地帯に身を置き、流れ着く様に猟犬に所属している。
所属者とは言え上司の指示に従わず、彼の納得する任務しか受け付けない。敵味方関係ない事から彼を警戒する組織も少なくはない。
信仰心の高い部族で育ったが、救済なく壊滅した事から特に神格獣を特に憎んでおり依頼関係なく上位奇獣を狩る事がある。
どの様な上位奇獣でさえも単身で狩猟する事から「奇獣マタギ」と称されており、彼にとって信仰対象さえも怨恨そのものである。
特装三課等の公安組織と衝突する場面は多く存在し、彼との接触は殉死を覚悟する程である。龍三郎とは一時期は旅をした仲だったが、ある出来事が原因で仲違いしている。
「黄泉還り」の特徴である動物的外見を持ち、全身を毛皮で覆われ頭部・背面・尾にかけて白い体毛が目立つ。強靭な毛皮の為、奇獣の牙をも通さず逆に噛み殺す勢いである。彼自身が持つ潜在能力を否定しており、どの神格獣と縁が在るかは本人さえも知らないらしい。
神出鬼没に紛争地域を鎮圧し忽然と姿を消す事から、次第に民間人から「シラクロ様」と称され神格化・英雄視する者が次第に増えており自身もそれに戸惑いを感じている。
彼一人で上位奇獣複数分の脅威とも云われており、状況次第で味方になった場合は強靭な武器となる。
最近は世間知らずで天真爛漫な少女に振り回されている場面を目にする事がある。
モチーフ:ラーテル
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使用武装 |
‣叉鬼大刀「クビトリ」
先祖代々一族の象徴として引き継がれている狩猟刀。
狩猟を生業とする亜種達にとって伝統的な刀剣の内の一つで、その柄や装飾品を見る事で一族の名声を確認する事が出来るという。
この刀を所持していた父親は一族に誇りを持ち、好戦的な一族の者達とは違い非常に穏やかな人物だった。
その為、簡単に相手を信じすぎた事が災いとなり闇討ちという屈辱的な死を遂げた。
これを切っ掛けにキュウキは人も亜種も決して変わらない事を悟り、種族関係なく殺す事に躊躇いを持たなくなった。
‣秘術装填式騎兵銃「クロマダラ」
亜種が持ち合わせるマナを弾丸に込める事を可能としたキュウキ専用アニムス・ライフル。
現在は使われていないボルトアクション式を採用しており、一発一発に手間が掛かるがアニムスを込められた銃撃は凄まじく、マリィーの狙撃銃に並ぶ破壊力を持つ。
勿論、倭国開発機関ヤソノが開発した浪漫重視兵器。
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メル・バジャ
性別:女性人格
年齢:製造年月不明
身長:142㎝
好きなもの:おじさま、子守歌
嫌いなもの:孤独
種族:フォリエス
出身:機構島最深部
所属:猟犬保護下
一人称:私
二人称:あなた
「まぁ!ここには色々な人が居るのね、とっても賑やかだわ!」
「ねぇおじさま、私もおじさまみたいに素敵な唄を歌ってみたいの。」
人物:
機構島の最深部に置かれていた研究所跡に眠っていた島内管理システムの頭脳そのものであり、肉体を持たぬ情報集合体と称される数少ないフォリエスの一人。
膨大な知識量を持ち合わせているが、島の中以外を全く知らぬ純粋無垢な少女で探査任務を請け負っていたキュウキと出会い外に出る事が出来た。
キュウキが島内を探査してる途中、廃棄状態の処理装置にアクセスした事で今まで眠っていた彼女を目覚めさせた。初めて見る亜種に興奮し誰にも教えなかった研究記録や機密文書の場所、放棄された次世代技術を提供した。理由としては「沢山お喋りをしたかったけど、自分が話せる話題がそれくらいだった。」らしい。
「そんなに外に出たいなら、出てしまえば良いだろ。」という一声を聞き、彼の協力で島内管理システムの解除とAIシステムの脱却を成し遂げる事に成功。外を全く知らない彼女を放置する事も出来ず、キュウキの養子として常に引っ付いている。
素体は彼女自らが形成した機械素体であり、彼女自身が理想とした造形に創られている。システムの一部として使われていた為、人の姿で動ける事を幸福だと語り自らを救い出してくれたキュウキを救世主だと語っている。キュウキにとっては内心苦痛な響きであるが、黙認しており多少の妄言は許してはいる様子。
出生は不明で自らが何時フォリエスとなり得たか覚えておらず、自らが島の一部として使われていた事は理解している。
喜怒哀楽が激しく、一つ一つ関わる物が彼女にとって大発見であり毎日はしゃぐ様子にキュウキは毎度ながら呆れている。
眠る際、もう二度と目覚めぬかもしれないという恐怖心があり、キュウキの故郷発祥の子守歌を聴きながら眠るのが日課。
最近はモニター越しに見たアイドルに興味を持ち、いつしか憧れを持つようになる。
キュウキの仕事は理解しているが、それを止めるのは彼自身を否定する事と同じだと自らに言い聞かせている。
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最終更新:2023年09月11日 22:39