nanaki(2006-10-13)
≪魑魅魍魎 美食の宴≫プロローグ
妖怪狐には、野狐、金狐、銀狐、白狐、黒狐、天狐、空狐などというランクがある。
呼び名はまちまちだが野狐が一番下っ端の妖怪狐であり、主に人間を化かしたりする他愛も無い妖怪である。
その上の白狐クラスになると、実際に人間に化けて普通に生活をしたりする。
稲荷神の眷属の狐はその上、黒狐であるといわれている。
で、妖怪狐連盟の長といわれているのがその上の天狐だ。
この狐は齢1000年を超えた、高い神通力を持った高貴な狐である。
その上には空狐という齢3000年を超えた狐がいるのだが、その姿を未だ誰も見たことがないという。
呼び名はまちまちだが野狐が一番下っ端の妖怪狐であり、主に人間を化かしたりする他愛も無い妖怪である。
その上の白狐クラスになると、実際に人間に化けて普通に生活をしたりする。
稲荷神の眷属の狐はその上、黒狐であるといわれている。
で、妖怪狐連盟の長といわれているのがその上の天狐だ。
この狐は齢1000年を超えた、高い神通力を持った高貴な狐である。
その上には空狐という齢3000年を超えた狐がいるのだが、その姿を未だ誰も見たことがないという。
却説。
僕は今人間界にいる。
僕が所属する妖怪狐連盟から緊急徴集されたのだ。
きっかけは一通の手紙だった。
ある日、僕がその日の仕込をしていると昔からずっと僕の右腕として働いている管狐のクダ君が真っ青な表情で僕に近づいてきた。
どうやら、朝起きたら店の前に置いてあったらしい。
差出人は「妖怪狐連盟代表・天狐総統」と書かれていた。
僕は何事かと手紙を広げ読んでみるとそこには、
僕が所属する妖怪狐連盟から緊急徴集されたのだ。
きっかけは一通の手紙だった。
ある日、僕がその日の仕込をしていると昔からずっと僕の右腕として働いている管狐のクダ君が真っ青な表情で僕に近づいてきた。
どうやら、朝起きたら店の前に置いてあったらしい。
差出人は「妖怪狐連盟代表・天狐総統」と書かれていた。
僕は何事かと手紙を広げ読んでみるとそこには、
僕はこの手紙を読んでまず、偽物であると直感した。
天狐は総統ではないし何しろ妖怪狐連盟と僕の店は何の関係もない。
僕の趣味としてやっているだけなのだ。
これはまたこの間の「髪きり騒動」の一件の仲間がまた企んでいるのではと僕は考えたのだ。
妖怪狐連盟から連絡が入ったのはそれから間もなくの事だった。
どうやら、悪の組織は狐連盟にまで手を伸ばしているようだ。そこまでして僕に恨みがある妖怪…全く心当たりが無い。
連盟にも同じような手紙が来たようで長の天狐はプライドを傷つけられたのが癪に触ったのか、僕に銀狐を大量に妖怪界に派遣するから、徹底的にやれと命を下された。
天狐は総統ではないし何しろ妖怪狐連盟と僕の店は何の関係もない。
僕の趣味としてやっているだけなのだ。
これはまたこの間の「髪きり騒動」の一件の仲間がまた企んでいるのではと僕は考えたのだ。
妖怪狐連盟から連絡が入ったのはそれから間もなくの事だった。
どうやら、悪の組織は狐連盟にまで手を伸ばしているようだ。そこまでして僕に恨みがある妖怪…全く心当たりが無い。
連盟にも同じような手紙が来たようで長の天狐はプライドを傷つけられたのが癪に触ったのか、僕に銀狐を大量に妖怪界に派遣するから、徹底的にやれと命を下された。
狐の執念は恐ろしいのだ。
それに僕は人間界でいう白狐クラスの最高位。人間界での所業を認められ特別に幹部として働いている。
それに対する恨みなのだろうか。だとすると仲間の妖怪狐が犯人になるのだが…。
それに対する恨みなのだろうか。だとすると仲間の妖怪狐が犯人になるのだが…。
妖怪界に帰ると、クダが待っていた。
店はどうしたと聞くと、「あいつらがやってくれてやす」と返された。
あいつらとは髪きり、網きり、黒かみきりの3匹だろう。
店はどうしたと聞くと、「あいつらがやってくれてやす」と返された。
あいつらとは髪きり、網きり、黒かみきりの3匹だろう。
宗「二人で歩くのは久し振りだね」
ク「え?そ、そうでやすな。」
宗「蕎麦でも食っていこうか」
ク「おお、そういえば腹がへりやした。僕はきつね蕎麦にしやす」
宗「それじゃぁ共食いだな」
ク「ええ!?油揚げじゃないんでやすか?」
宗「クダ君は人間界のきつね蕎麦しか食べたことが無いだろう。妖怪界のきつね蕎麦はね、本物を使っている」
ク「本物?…ってえと狐の?」
宗「そう。本物の野狐の肉を使っている」
ク「ひいっ!」
宗「これがね、また脂が乗ってて美味いのだ。僕もきつね蕎麦にしよう」
ク「たぬき蕎麦にしやす…」
宗「たぬきもだよ」
ク「ええっ!!」
宗「嘘」
ク「……」
僕は笑いながら店の名前を見上げる。
そこには「太郎そば」と書かれていた。
最近名前はよく聞いていたのだが実際に入ったことはなかった。
自分の店で手一杯だったのだ。
クダが引き戸に手をかけたその瞬間、けたたましい音をたてながら中から妖怪が飛んできた。
その妖怪とは…
そこには「太郎そば」と書かれていた。
最近名前はよく聞いていたのだが実際に入ったことはなかった。
自分の店で手一杯だったのだ。
クダが引き戸に手をかけたその瞬間、けたたましい音をたてながら中から妖怪が飛んできた。
その妖怪とは…
珍しく宗旦狐目線で話を作ってみやしたノシ
文章力がないので読みずらいかもしれませんが(汗)
こんな感じでよいでせうか…。
文章力がないので読みずらいかもしれませんが(汗)
こんな感じでよいでせうか…。