KARASU氏によって再構成され、2006年11月18日魑魅魍魎 美食の宴スレッドへ書き込まれたものである。
すーみーまーせーん、ちょっとスペース貸して下さい。
変なもの置きまーす。
変なもの置きまーす。
昔々あるところに割れ鍋と綴じ蓋とひょうせんさんが住んでいました。
ある時、近所の畑で葱を拾った割れ鍋さんと近所の山でキノコ(ワライダケ)を拾った綴じ蓋さんと近所の田んぼで米を見つけたひょうせんさんは序でにしょーじさんの家から春菊と白滝も拾ってきて鍋パーティをする事にしました。
五年ぶりの鍋に、一同大喜び。
もう一回しょーじさんの家から味の素と醤油を拾ってきて準備万端です。
鍋から水が漏れますが、気にしない気にしない。
材料をぶっこんで味付けをして
「マグロが無い!!」
と、ひょうせんさんが気付きました。
ひょうりんてい家の家訓では
「鍋をする時はマグロを入れる事」
「マグロのカマは仏壇に供える事」
という厳しい掟があり、それを破った者にはもれなくカラスの呪いが降り注ぐのです。
「マグロを買いに行かなくては!」
と、ひょうせんさんは魚市場に旅立ちます。
ある時、近所の畑で葱を拾った割れ鍋さんと近所の山でキノコ(ワライダケ)を拾った綴じ蓋さんと近所の田んぼで米を見つけたひょうせんさんは序でにしょーじさんの家から春菊と白滝も拾ってきて鍋パーティをする事にしました。
五年ぶりの鍋に、一同大喜び。
もう一回しょーじさんの家から味の素と醤油を拾ってきて準備万端です。
鍋から水が漏れますが、気にしない気にしない。
材料をぶっこんで味付けをして
「マグロが無い!!」
と、ひょうせんさんが気付きました。
ひょうりんてい家の家訓では
「鍋をする時はマグロを入れる事」
「マグロのカマは仏壇に供える事」
という厳しい掟があり、それを破った者にはもれなくカラスの呪いが降り注ぐのです。
「マグロを買いに行かなくては!」
と、ひょうせんさんは魚市場に旅立ちます。
ちゃーららーちゃらーららーちゃーらーらーららー
白馬に乗って辿り着いたのはとある魚市場。
さっそくマグロを競り落としにかかりましたが
白馬に乗って辿り着いたのはとある魚市場。
さっそくマグロを競り落としにかかりましたが
マグロ:50万円
予算:5円
予算:5円
で、惜しくも競り落とす事ができませんでした。
そこでひょうせんさんは考えました、ただでマグロを手に入れる方法を。
そうしてマグロ漁船に乗る事にしました。
そこでひょうせんさんは考えました、ただでマグロを手に入れる方法を。
そうしてマグロ漁船に乗る事にしました。
カラスの呪い(死?)>マグロ漁船
という図式な訳ですね。
波は高く馬肥ゆるマグロ漁船。
船長は七狐さん。
「テメエ等しっかりゆんぼを動かしやがれ!!」
と威勢よく怒鳴ります。
ナナキさんと呼ばれる船長さんはひょうせんさんをよくこき使い(ああ~すみません)鯖を獲っています。
さばさばさばさば~
ぴちぴちの鯖です。
鯖を獲り続けて三ヶ月。
ようやく自分が色々と間違えた事に気付いたひょうせんさんは
「親方、おいらァ鯖漁船はこれっきりにしたいんでさァ」
と直訴しました。
「じゃあ、とれじゃー氏に頼んでみるわ」
とあっさりOK
もう一ヶ月鯖を獲ったところで(因みにこれまでの鯖は全部塩漬けになりました)港へ帰ります。
だがしかし、駄菓子菓子
海賊船幽霊の襲撃
ぴーひょろろろろろろろ
ひょうせんさんは
「助けてーとむよしさーん!」
と守り神を召喚しました。
ひょうせんさんが守り神のとむよしさん、しかしてその正体は
ゴッド・オブ・シスター・トム
を召喚すると空を黒雲が覆い雷が落ちまくり。
どんどこどんどこ
どこどこどこどこどこどこどこどこ
船幽霊の海賊達は
「とむよしだーー!!」
と叫んで逃げ出しました。
「にーがーすーかー#☆?ё▽¶」
ととむよし大魔神は海に着地しようと降り立ちました。
が、失敗して鯖漁船に着地(やったね♪)、漁船は真っ二つ。
ナナキさんは海に放り出されましたがお狐様パワーで鯖を取って帰還。
しかしひょうせんさんは教室丸ごとと共に漂流(あーやっちゃった)。
とむよしさんは
「ぼんー!ぼんー!お外はばい菌だらけなんだぞー!」
と叫んでひょうせんさんを探しますが、見付かりませんでした。
波は高く馬肥ゆるマグロ漁船。
船長は七狐さん。
「テメエ等しっかりゆんぼを動かしやがれ!!」
と威勢よく怒鳴ります。
ナナキさんと呼ばれる船長さんはひょうせんさんをよくこき使い(ああ~すみません)鯖を獲っています。
さばさばさばさば~
ぴちぴちの鯖です。
鯖を獲り続けて三ヶ月。
ようやく自分が色々と間違えた事に気付いたひょうせんさんは
「親方、おいらァ鯖漁船はこれっきりにしたいんでさァ」
と直訴しました。
「じゃあ、とれじゃー氏に頼んでみるわ」
とあっさりOK
もう一ヶ月鯖を獲ったところで(因みにこれまでの鯖は全部塩漬けになりました)港へ帰ります。
だがしかし、駄菓子菓子
海賊船幽霊の襲撃
ぴーひょろろろろろろろ
ひょうせんさんは
「助けてーとむよしさーん!」
と守り神を召喚しました。
ひょうせんさんが守り神のとむよしさん、しかしてその正体は
ゴッド・オブ・シスター・トム
を召喚すると空を黒雲が覆い雷が落ちまくり。
どんどこどんどこ
どこどこどこどこどこどこどこどこ
船幽霊の海賊達は
「とむよしだーー!!」
と叫んで逃げ出しました。
「にーがーすーかー#☆?ё▽¶」
ととむよし大魔神は海に着地しようと降り立ちました。
が、失敗して鯖漁船に着地(やったね♪)、漁船は真っ二つ。
ナナキさんは海に放り出されましたがお狐様パワーで鯖を取って帰還。
しかしひょうせんさんは教室丸ごとと共に漂流(あーやっちゃった)。
とむよしさんは
「ぼんー!ぼんー!お外はばい菌だらけなんだぞー!」
と叫んでひょうせんさんを探しますが、見付かりませんでした。
教室ごと漂流していたひょうせんさんでしたが、教室からも放り出されてある島に流れ着きました。
「何だべこのワラスは」
とひょうせんさんを見つけたのは、二人の子あずきを連れて散歩していたあずきずきさんでした。
「とりあえず、診療所に運ぶべェ」
と子あずきちゃん達と協力してバケツリレーの要領で診療所へ。
途中で銀の龍の背に乗せてもらったりしたので、まあまあ快適に診療所に着きました。
「せんせー、漂着物だべー」
「どらどら」
せんせーことジョージさんと娘さんのナナキさんはひょうせんさんを地下室に運び込み色々と治療を施しました。
(きゅいーんきゅいーん・・・ががががきゅるきゅるぽんっ)
「これでもう大丈夫、明日か、遅くとも三年以内に目を覚ますでしょう」
と、せんせーは言います。
「そら良かっただー」
あずきずきさんと子あずきちゃん達は散歩に戻りました。
「何だべこのワラスは」
とひょうせんさんを見つけたのは、二人の子あずきを連れて散歩していたあずきずきさんでした。
「とりあえず、診療所に運ぶべェ」
と子あずきちゃん達と協力してバケツリレーの要領で診療所へ。
途中で銀の龍の背に乗せてもらったりしたので、まあまあ快適に診療所に着きました。
「せんせー、漂着物だべー」
「どらどら」
せんせーことジョージさんと娘さんのナナキさんはひょうせんさんを地下室に運び込み色々と治療を施しました。
(きゅいーんきゅいーん・・・ががががきゅるきゅるぽんっ)
「これでもう大丈夫、明日か、遅くとも三年以内に目を覚ますでしょう」
と、せんせーは言います。
「そら良かっただー」
あずきずきさんと子あずきちゃん達は散歩に戻りました。
さて、目を覚ましたひょうせんさんは自分がどこにいるのか分かりませんでしたが、とりあえず腕にロケットランチャーが装備されているのにとても驚きました。
こんなものは今まで無かった筈ですので試しに発射ボタンを押してみると108連発。
診療所の壁が壊れて、それに気付いたせんせーと娘さんが
「やったー目を覚ましたぞー」
と、大喜び。
たまたま近くを通り掛かったあずきずきさんと子あずきちゃん達も
「んだば今日は赤飯炊くべ」
と大喜び。
ひょうせんさんは島の久し振りのお客さんとして、たいそうもてなされジョージ先生とナナキさんの診療所にお世話になる事になりました。
こんなものは今まで無かった筈ですので試しに発射ボタンを押してみると108連発。
診療所の壁が壊れて、それに気付いたせんせーと娘さんが
「やったー目を覚ましたぞー」
と、大喜び。
たまたま近くを通り掛かったあずきずきさんと子あずきちゃん達も
「んだば今日は赤飯炊くべ」
と大喜び。
ひょうせんさんは島の久し振りのお客さんとして、たいそうもてなされジョージ先生とナナキさんの診療所にお世話になる事になりました。
一週間経過後のひょうせんさんはとっても元気になって人の畑から茄子やキュウリや明太子を拾い、元気に暮らしておりました。
「これひょうせん、おめえはまった野菜拾ってきただか!」
と、あずきずきさんが怒ります。
子あずきちゃんが怒られているところに診療所に戻ってきてしまい、藪蛇で怒られているのです。
「まあまあ、そう怒らずに。妖怪だからしょうがない。」
と、ジョージ先生が止めます。
「妖怪だもの」
とナナキさんも庇います。
そうしているうちにまた一週間。
ひょうせんさんは島を歩いていましたがふと黒雲が漂い始め
「おまんは何やっとるがか!早うマグロば取って来んしゃい!」
と、雷が落ちました。
比喩じゃなくて、本当に雷です。
仏壇の守護神、カラスです。
カラスは待てど暮らせどマグロが届かないのでキレていました。
「すすすすみません~!!」
「おまん、次やりよったら本気で呪いばかけるぜよ。覚えとき!」
じゃあ今のは本気じゃなかったのかと思いつつ
「今すぐ発ちます!」
とひょうせんさんは逃げ出しました。
「これひょうせん、おめえはまった野菜拾ってきただか!」
と、あずきずきさんが怒ります。
子あずきちゃんが怒られているところに診療所に戻ってきてしまい、藪蛇で怒られているのです。
「まあまあ、そう怒らずに。妖怪だからしょうがない。」
と、ジョージ先生が止めます。
「妖怪だもの」
とナナキさんも庇います。
そうしているうちにまた一週間。
ひょうせんさんは島を歩いていましたがふと黒雲が漂い始め
「おまんは何やっとるがか!早うマグロば取って来んしゃい!」
と、雷が落ちました。
比喩じゃなくて、本当に雷です。
仏壇の守護神、カラスです。
カラスは待てど暮らせどマグロが届かないのでキレていました。
「すすすすみません~!!」
「おまん、次やりよったら本気で呪いばかけるぜよ。覚えとき!」
じゃあ今のは本気じゃなかったのかと思いつつ
「今すぐ発ちます!」
とひょうせんさんは逃げ出しました。
「それでは、お世話になりました・・・」
がたがたぶるぶると震えるひょうせんさんは皆を心配させましたが、それでも出て行くと言い張って聞かないので快く送り出しました。
五日に一本と言う連絡船に乗ってまたまた築地へ。
そして乗せてくれるマグロ漁船を探していると
「オイ坊主、おめえ、ひょうせんてェのかい?」
と声を掛けてくる妖怪がありました。
「どなたでござんす?」
ひょうせんさんが問うと
「ナナキからおめえの事を任された。マグロ漁船に乗りたいんだろ?うちは正真正銘マグロ漁船だ。乗りてえなら付いてきな。」
謎の妖怪はそう言うとすたすたと歩き出しました。
「待っておくんなせェ!」
何だか分からないが彼に付いて行った方がいいのだろうと判断した意外と計算高いひょうせんさんはその妖怪を追いました。
がたがたぶるぶると震えるひょうせんさんは皆を心配させましたが、それでも出て行くと言い張って聞かないので快く送り出しました。
五日に一本と言う連絡船に乗ってまたまた築地へ。
そして乗せてくれるマグロ漁船を探していると
「オイ坊主、おめえ、ひょうせんてェのかい?」
と声を掛けてくる妖怪がありました。
「どなたでござんす?」
ひょうせんさんが問うと
「ナナキからおめえの事を任された。マグロ漁船に乗りたいんだろ?うちは正真正銘マグロ漁船だ。乗りてえなら付いてきな。」
謎の妖怪はそう言うとすたすたと歩き出しました。
「待っておくんなせェ!」
何だか分からないが彼に付いて行った方がいいのだろうと判断した意外と計算高いひょうせんさんはその妖怪を追いました。
続く。