kikipedia~鬼奇ぺディア~(御二版)

KISIN RIDER GⅡ_2

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2006年10月30日、「あったら嫌な妖怪」にGeorge氏によって書き込まれた短編劇。(あったら嫌な妖怪 0181)
KISIN RIDER GⅡのつづき。

ドデスカンドデンッ!!
ダダスカントダンッ!!

チャララァ~ラ~ラ~ラ↓~♪
チャララァ~ラ~ラ~ラ↑~♪
(さあ…いつものように、ター○ネー○ーのメロディーで !!)




バンッ!!

バーの扉を荒々しく開け入って来た妖怪がいた。
無機質な瞳で、テレビのモニターを見る…。

「……George!!」

そう、そいつはあの光の球体とともに現われた全裸の妖怪だった。

バーの空気が張り詰める…。
そんな中、マスターのnanakiは顔色一つ変える事なく、その妖怪(全裸)に向かって
言い放つ。

「お客さん、ウチはヌーディストお断りだよ…」

その言葉が聞こえているのかいないのか、その妖怪(全裸)は、黙って
TVのモニターの前へと歩み寄る。

「……George!!」

nanakiの表情が一瞬曇る。
店内の妖怪客は、誰一人口を開かない…。

「ご注文は? 何も飲まないんだったら帰んな…」
「お、おいマスター…ヘタに刺激しない方がいいぜ!!」

どう見ても普通ではない妖怪(全裸)に不安を覚えたyou-chanは
関わりをもたない方が得策と判断しnanakiを止める。
すると、モニターから視線を外した妖怪(全裸)は静かにカウンターに向き直り
こう言った…。

「……服……服をよこせ……」




一方その頃…。

ここはメガロポリス「怪」の中心地から、数キロ離れた場所にある旧市街地。
今、ここに住む妖怪はほとんど無く、ただ瓦礫の山と無数の屍が転がる
まさに「あの世」である…。
その古びた倉庫街に漆黒のバイクが一台、薄っすらと不気味な妖気を
発しながらとまっていた。
倉庫の中から話し声がする…若い少女のモノだ。

「なぜ…こんな事をするの…?」
「…………」
「…ごめんなさい……」

無機質なパイプが張り巡らされた天井から、時折水滴がピタピタと
床に落ちる…全身黒一色のライダースーツに身を包み
地獄の鬼を想わせるデザインのヘルメットを被った鬼神と
一人の少女の妖怪shionがそこにいた…。

「…でも…この数日間、あなたを見ていて…何だかとても悲しそう…」
「…………」

shionの言葉は鬼神の耳に入っているのであろうか?
ここへ来て、もう2時間になろうとしていた。

「私、思ったの…あなたは悪い妖怪じゃないって…」
「…………」
「だってあの時…妖怪ポリスから逃げていた時…急に飛び出して来た
猫又を避けて通ったでしょ!?」
「…………」

その時、倉庫の外が急に明るくなったかと思うと、聞き覚えのある声が
旧市街地に響き渡った。

鬼神ライダー!! お前は完全に包囲されている…無駄な抵抗はやめて
おとなしく少女を解放しろ!!!!」

妖怪ポリス特殊高機動武隊「AKATHUKI」の隊長Akathukiである。

「隊長…突入準備OKです!! …いきますか!?」
「まて…もう少し様子を見る…」

倉庫の中から返事は無い…ただ漆黒の闇だけがそこにあるだけだ…。

「どうした鬼神ライダー!! 臆したか?!!! お前の力を見せてみろ!!!!」

フシュルルゥ~~ッ!!

鬼神の口から吐き出された妖気が、ヘルメットの隙間から噴出される。

「…乗れ…」

一言shionに言うと、鬼神はshionの腕を掴みバイクに乗せた。

「…教えた通りにやればいい…」
「え…?」
「いくぞ…ショーの始まりだ…」

ヴゥオオオン ヴゥオオオォーン!!!!

バイクのエンジン音が唸る…それと同時に叫ぶAkathuki。

「対ショック付喪神防壁用意 !! 総員、戦闘配置!! 鬼神の言霊攻撃に備えよ!!!!」

けたたましい音をたて、鬼神のバイクが倉庫の中から姿を現した。
鬼神の後ろにはshionが乗っている…。

「いいか!! 少女に傷一つつけるな!!」
「了解 !!!!」

ヴァアアアン ヴァアアアァーン!!!!

いぃ~くぅ~ずぉ~ッ…
「えっ? あ、はいっ!!」
こおォ~ええェ~があァ~
小ぃ~せェ~ぞォ~ッ!!!!
「はっ、はいっ!!!!」

shionが今出せるだけの精一杯の大声で叫ぶ。
鬼神のバイクが走り出す、迎え撃つAkathuki!!!!

バオオォ――――ンッ!!!!






古庫裏婆が
 こっこくり…
  咥えているのは
         えている…
   ラーメン!!!!!!!!
         えっ…と…   めェん!!!!







ドゴオオォ――――ンッ!!!!


「ぐはッ…ウブっ…ど、どうしたッ…何がおこった!!!?」
「はッはい…ゴホっ…付喪神防壁がッ…」
「!!!?」

Akathukiが正気を取り戻したときには、すでに鬼神の姿はそこに無かった…。

「ま、まさか気のせいか? …たしかに少女も一緒に言霊アタックを
使っていたように見えたが…!?」

そう言うとAkathukiは、鬼神の消え去ったであろう方角を見つめた。
そう…メガロポリス「怪」のメインタワーを…。






もう、ゴメンなんて言いません(笑)


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