2006年10月13日、「あったら嫌な妖怪」にGeorge氏によって書き込まれた短編劇。(あったら嫌な妖怪 0141)
(謎のライダー)に続くもので、KISIN RIDER GⅡ 予告を受けて書込まれた鬼神ライダーの本格登場作第一弾。
製作時点での同スレッドへ書込みをしていた怪人たちの名や、書き込まれた提案が折込まれている。
(謎のライダー)に続くもので、KISIN RIDER GⅡ 予告を受けて書込まれた鬼神ライダーの本格登場作第一弾。
製作時点での同スレッドへ書込みをしていた怪人たちの名や、書き込まれた提案が折込まれている。
ドデスカンドデンッ!!
ダダスカントダンッ!!
(さあ…いつものように、ター○ネー○ーのメロディーで !!)
ダダスカントダンッ!!
(さあ…いつものように、ター○ネー○ーのメロディーで !!)
メガロポリス「怪」の西エリアにあるバー「NANAKIYA」…。
その前の通りを、さらに西へと真っ直ぐ進むと袋小路になる。
その前の通りを、さらに西へと真っ直ぐ進むと袋小路になる。
そこで、先程から何やら怪しい二人組がゴチャゴチャと何かを言い合っていた。
「だからぁ…悪い話じゃねぇだろ? 好きな酒呑んで金が稼げんだからよ!?」
「ああ? グビッ…別に俺はよォ、金が欲しくて酒呑んでんじゃねぇんだよ!!
…ただ好きだから呑んでるだけだ…グビッ!!」
「ったあ~ッ、わかんねぇヤツだな、アンタ!! いいか?儲かりゃ酒だって
いくらでも呑めるんだぜ!?」
「ああ? グビッ…別に俺はよォ、金が欲しくて酒呑んでんじゃねぇんだよ!!
…ただ好きだから呑んでるだけだ…グビッ!!」
「ったあ~ッ、わかんねぇヤツだな、アンタ!! いいか?儲かりゃ酒だって
いくらでも呑めるんだぜ!?」
バー「NANAKIYA」に居た、suparutanとPocopenだ…。
話を持ちかけて来たのはsuparutanである。
どうやらPocopenの酒豪ぶりに目をつけて、一儲けするつもりらしい。
話を持ちかけて来たのはsuparutanである。
どうやらPocopenの酒豪ぶりに目をつけて、一儲けするつもりらしい。
「それでも俺はイヤなんだよ!! そんな身にならない金で呑んだって
美味くともなんともねぇ。」
美味くともなんともねぇ。」
意外と一本筋の通ったPocopenに、少し驚いた様子のsuparutanであったが
簡単に引き下がるつもりは無いらしく、また説得を始めた……その時。
簡単に引き下がるつもりは無いらしく、また説得を始めた……その時。
バリバリバリッ!!!!
急に辺りが暗くなったと思う間もなく、青い光の球体が雷鳴とともに
二人の目の前に現われた。
二人の目の前に現われた。
「うわっ、なんだぁっ!!!?」
叫ぶsuparutan…やがて、光の球体が縮小するかのように消えると
そこに一人の妖怪がひざまづくようにして佇んでいた…。
死人のような瞳、青白い肌…そして何よりも驚くべきは
まったく何も身に着けていない、全裸なのだ。
そこに一人の妖怪がひざまづくようにして佇んでいた…。
死人のような瞳、青白い肌…そして何よりも驚くべきは
まったく何も身に着けていない、全裸なのだ。
「ああ~っ…うん? 少し呑みすぎたかな!?」
その様子をみてPocopenが数回瞬きをした後、ゴシゴシと
目をこすってみせた。
二人とも、あまりに突然の事で身動きが出来ない。
目をこすってみせた。
二人とも、あまりに突然の事で身動きが出来ない。
「…………」
無言のまま、その妖怪(全裸)はゆっくり立ち上がると、無機質な瞳で
二人を嘗め回すように見る…まるで猛獣が獲物を物色するかのように。
二人を嘗め回すように見る…まるで猛獣が獲物を物色するかのように。
「……George」
その妖怪(全裸)が初めて発した言葉…誰かの名前らしい。
「はっ? …じょお…じぃ…!?」
何の事だかサッパリのsuparutanが呟く。
二人を数回往復するように見つめた後、妖怪(全裸)は、何事も無かった
かのように、その場を去って行った…。
二人を数回往復するように見つめた後、妖怪(全裸)は、何事も無かった
かのように、その場を去って行った…。
バー「NANAKIYA」…ここには今日も、餓えた狼達が集っていた。
盗みや闇取り引き、殺しの仕事まで請け負うような連中が
不思議と揉め事をおこす事なく集まっていた。
バーのマスター妖怪狐のnanakiは、いつものようにグラスを
磨いている。
盗みや闇取り引き、殺しの仕事まで請け負うような連中が
不思議と揉め事をおこす事なく集まっていた。
バーのマスター妖怪狐のnanakiは、いつものようにグラスを
磨いている。
「どうしたマスター、珍しくテレビなんかつけて?」
そう話しかけたのは、メガロポリス「怪」に流れ着いてから
すっかりココの常連になった妖怪you-chanである。
すっかりココの常連になった妖怪you-chanである。
「静かに…黙って見な…」
「うん?」
「うん?」
そうnanakiに言われ、you-chanがモニターに目を移す…。
後ろに座っていたKARASUが、一瞬顔を上げたかのような気がした。
殺しの仕事を専門に請け負う「賞金稼ぎ」と噂される妖怪だ。
後ろに座っていたKARASUが、一瞬顔を上げたかのような気がした。
殺しの仕事を専門に請け負う「賞金稼ぎ」と噂される妖怪だ。
『皆さんご覧下さい!! このメガロポリス「怪」の都市伝説と言われている
あの、鬼神!! そう鬼神ライダーです!!!! すべてが謎に包まれた妖怪
あのヘルメットの中には、いったいどんな素顔が隠されているのでしょうか?
また、彼の目的とはいったい何なんでしょうか!!!? この度私達は…』
あの、鬼神!! そう鬼神ライダーです!!!! すべてが謎に包まれた妖怪
あのヘルメットの中には、いったいどんな素顔が隠されているのでしょうか?
また、彼の目的とはいったい何なんでしょうか!!!? この度私達は…』
「へえ~、マスターこいつに興味があるのかい? 意外だなぁ…」
「……そんなんじゃないさ…ただ…」
「…ただ?」
「……ふん、いいから黙って見てなよ…」
「……そんなんじゃないさ…ただ…」
「…ただ?」
「……ふん、いいから黙って見てなよ…」
テレビのモニターには、今メガロポリス「怪」を騒がせている謎の妖怪と
それを追う、妖怪ポリス特殊高機動武隊の激しい攻防が映し出されていた。
通称AKATHUKIと言われるこの特殊高機動武隊は、妖怪ポリスが悪化する
凶悪犯罪を取り締まるため、有能な妖怪だけを選別し特殊な訓練を経て
結成させた、精鋭中の精鋭武隊である…。
にもかかわらず、先程から映し出されている映像には、その精鋭武隊の
追跡を悉くかわし暴走する鬼神の姿があった。
それを追う、妖怪ポリス特殊高機動武隊の激しい攻防が映し出されていた。
通称AKATHUKIと言われるこの特殊高機動武隊は、妖怪ポリスが悪化する
凶悪犯罪を取り締まるため、有能な妖怪だけを選別し特殊な訓練を経て
結成させた、精鋭中の精鋭武隊である…。
にもかかわらず、先程から映し出されている映像には、その精鋭武隊の
追跡を悉くかわし暴走する鬼神の姿があった。
「…鬼神ライダーか、確かに凄ェ~やな…何たって、あのAKATHUKIと
ここまでやりあうんだから…まったく、素顔を拝んでみてェよな!?」
「……見たって…別にどうって事ないさ…」
「?…気にならないのかい、マスター!?」
「…………」
ここまでやりあうんだから…まったく、素顔を拝んでみてェよな!?」
「……見たって…別にどうって事ないさ…」
「?…気にならないのかい、マスター!?」
「…………」
『ああぁーっと、大変です!! ご覧下さい、上空からの映像です!!
よく見ると、鬼神が妖怪を一人!! …あっと、少女です!! 少女を一人
抱きかかえて暴走しております!!!! 何と言う事でしょうかっ!!!!』
よく見ると、鬼神が妖怪を一人!! …あっと、少女です!! 少女を一人
抱きかかえて暴走しております!!!! 何と言う事でしょうかっ!!!!』
ヴゥオオオン ヴゥオオオォーン!!!!
≪隊長!! ダメですっ、このままでは速すぎて追い着けませんっ!!!!≫
「諦めるな!! 乙小隊、散開して鬼砲弾を射ちこめっ!!!!」
≪り、了解っ!!≫
「諦めるな!! 乙小隊、散開して鬼砲弾を射ちこめっ!!!!」
≪り、了解っ!!≫
ドゴオオォ――――ンッ!!
≪うわああぁ――ッ!!!!≫
「ど、どうした!? 乙小隊!!!? 応答しろっ、おいっ!!!!」
「ど、どうした!? 乙小隊!!!? 応答しろっ、おいっ!!!!」
特殊高機動武隊、AKATHUKIの隊長Akathukiは怒りと恐怖で
震えていた…鬼神ライダー発見の通信を受け、追跡を始めてから
もう、2小隊分の部下を失っていたのである…。
まがいなりにも妖怪ポリス内で超精鋭部隊と言われた
自分の隊が、たった一人の妖怪によってモノの5分で潰された
のである…ここまでの屈辱を味わった事はなかった。
そして、その討ち取るべき相手の強大さに、今まで味わった
事のない恐怖も感じていたのだ…。
震えていた…鬼神ライダー発見の通信を受け、追跡を始めてから
もう、2小隊分の部下を失っていたのである…。
まがいなりにも妖怪ポリス内で超精鋭部隊と言われた
自分の隊が、たった一人の妖怪によってモノの5分で潰された
のである…ここまでの屈辱を味わった事はなかった。
そして、その討ち取るべき相手の強大さに、今まで味わった
事のない恐怖も感じていたのだ…。
「う…おのれェ~っ、鬼神ライダーッ!!!!」
ヴゥオオオン ヴゥオオオォーン!!!!
「きゃあああっ、助けてっ!! お願い、助けてよおーっ!!!!」
恐怖に泣き叫ぶshion!!
だあァ~れェ~もォ~ッ…
おォ~れェ~をォ
止められないずゥええェ~ッ!!!!
止められないずゥええェ~ッ!!!!
ううるるるゥああああァ~~ッ!!!!
セーラー服と野鉄砲!!!!
タァ~イム リイ~~ッ★
タァ~イム リイ~~ッ★
ドゴォ――――ン!!!!!!
「……何だかよく解んねェ~な…コイツ…」
「…………」
「…………」
モニターを見つめyou-chanが呟くと、nanakiは黙ってテレビの電源を
切ろうとした…その時…。
切ろうとした…その時…。
バンッ!!
バーの扉を荒々しく開け入って来た妖怪がいた。
無機質な瞳で、テレビのモニターを見る…。
無機質な瞳で、テレビのモニターを見る…。
「……George!!」
そう、そいつはあの光の球体とともに現われた全裸の妖怪だった。
…ああ、もう「嫌な妖怪」じゃなくなってるゥ…(爆)
あ、それからnanakiさん…
おめでとうございます。
何が「おめでとう」なのかは、ココでは申し上げられませんが…
とにかく、おめでとうございます。
とにかく、おめでとうございます。
アナタにこの物語を捧げます。(いらねェ~ッ爆)