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海軍兵站システム - (2010/12/18 (土) 23:44:19) の1つ前との変更点

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*海軍兵站システム #ref(01.jpg) L:海軍兵站システム = {  t:名称 = 海軍兵站システム(技術)  t:要点 = 停泊する補給艦,積荷をデリックで積載中  t:周辺環境 = 海辺に面した補給所  t:評価 = なし  t:特殊 = {   *海軍兵站システムの技術カテゴリ = ,,組織技術。   *海軍兵站システムの特殊効果 = ,条件発動,(海軍兵站システムを運用する国の)戦闘動員による燃料消費を75%。  }  t:→次のアイドレス = 補給士官(職業4),航空機・輸送機の開発(イベント),大規模修理工場(施設) } -HQB継承:[[燃料生産地より継承>燃料生産地]]:[[第1世代>http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/syousyo/2865]]:[[燃料消費75%>http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=12665]] -HQB継承:[[猫妖精2+猫妖精2+猫先生より継承>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/7.html#id_88fe0773]]:[[第2世代>http://p.ag.etr.ac/cwtg.jp/syousyo/2865]]:[[燃料消費75%>http://cwtg.jp/qabbs/bbs2.cgi?action=article&id=12665]] #contents() **プレストーリー 「燃料を使いすぎです」 「じゃ、自前で何とか少なく出来るよう頑張るわ」 経理からそう言われたから作ってみた 30010102 キノウツン藩国は西国である。 燃料を生産する国であったが…それよりも消費量が莫大であった。 「どうしてこんなにうちは燃料使うんだっけ?」 試算を聞いて青狸は頭を抱えている。 「対空ミサイルにレーザー用のエネルギー、増槽用燃料にウォードレスの各種オプション。その他諸々だな。ちなみに歩兵編成でも相当量」 見積もりを書いた本人―はるが呟く。 「えー、これ何とかならないの。重編成組んだら国庫吹っ飛んじゃうよ」 「何とか出来ないわけでもないがー。」 「なるの!?」 言っておいて驚く青狸。 「兵站システム、自前で建てればいいんだ。燃料だけならそれでたぶん」 「うーん…今までだと他の国のをずっと使わせてもらってたもんねえ」 「まあ、だからうちで使う分くらいを賄えば輸出にも少しは余裕が出るだろ」 事も無げに言うはる。 「まあ確かにそうだね。市場にもある程度は燃料が出せるようになるし、作ってみようか」 ぽん、と肉球の形をしたにゃんにゃん共和国共通の認証印が押される。 この日、キノウツン藩国の海軍兵站システム作成が始まった。 **技術解説  海軍兵站システムの長として羅幻王国では、軍全体の戦闘消費を1/5にまで削減することができるという。  彼らの卓越した後方支援ロジスティックス――補給技術に頼り切りのキノウツンではあったが、おそらくそれは今後も同様であろう。  ただし、やはり支援だけ受けていて自国で補給技術が確立されていないというものも考え物である。  今後、彼らの支援に頼れないシーンというのはどうしても増えてくる。  歩兵一人で24万t、ラビプラス一機で61万t。  燃料生産国ではあるが、それよりも消費が多いのがキノウツンであった。 ・後方支援部隊の設立 #ref(02.jpg)  キノウツンにも後方支援部隊は存在したが、今までは兵站システムの技術供与を受ける聯合国の要請に応じて緊急派遣する人員として機能していた。 これを常設の補給部隊とし、通常運営時は独自の兵站システムを構成することとした。  この独自システムは羅幻・宰相府・FEGなどの主な兵站システム享受国の方式を包括した上で大雑把にしたものであった。 大雑把というのは、細かい部分は真似しないということであり、これには二つの利点があった。 一つは、割と少ない人数で対応できること。 そして、もう一つは聯合国の兵站システムの力を借りる際に円滑に業務引き継ぎが行えることであった。 ・輸送手段の再構築  キノウツンの燃料供給はパイプラインを主としている。  そのため、道路交通はあまり使われてはいなかったが、これを見直し燃料供給施設から戦地後方までの道路網を整備しなおした。  海上運輸に至っても民間から大型輸送船を買い取り、補給船として改装しなおし、この際に民間から補給船乗組員を応募した。 ・補給施設の超大型化  併せて、湾岸の補給施設を超大型化している。  港は存在したが補給戦用の軍用港はなかったのであった。  もちろんメイド喫茶も併設されている。 ・燃料の軽量化  これは、キノウツンの得意技術である。  逆にキノウツン以外では使用する局面が限られてしまうが、主立った戦闘燃料をキノウツン製地熱電池「[[飛梅雷球>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/409.html]]」に変更した。  「飛梅雷球」と既存の液体燃料では、通常に用いた場合の質量燃費比は2倍以上の効率が出るため、キノウツン兵站システムの根幹とも言えるポイントであった。  **海辺に面した補給所「メイドマガジン」 「補給所にもメイド喫茶あるの?」 「HAHAHA」  冗談だと思ったらしい。 「ないわけないじゃないか」 「だよねー。え?」 「え?」 #ref(05.jpg)  メイドさんの弾薬庫の名前どおり、弾薬庫を改装して作られたのがこの喫茶店である。  こんなところにも経費削減...というわけではなく、速やかに経営を開始するために、軍設営の弾薬庫を一個大目に作ってそこにメイド喫茶を建ててるのであった。  軍だけあって仮設ガレージなら、一日もあれば作れてしまうのである。  もっとも本当にガレージしか作られないため、倉庫が出来てからはメイドさん達の仕事である。  水道、ガス設備の構築、インテリア、エクステリアの配置、食器、食材その他の搬入、仕込み、準備。  それを一夜のうちに終了させて、次の日には開店してしまうのがメイドさんだった。 「まあ、さすがに天井とか壁とかガレージのままですけど」  打ちっ放しのコンクリ、むき出しの鉄骨。  逆にそれが雰囲気となっているという意見もあるのだが、メイド喫茶としては華やかさが欲しいところと苦笑する。  まあ、そんなメイドさんも場所がら、ツナギの上からエプロンを着込んだスタイルと荒っぽい雰囲気である。  マッチしていると言えばマッチしているのだろう。 **アフターストーリー 「しかし、T16になって兵站システムとはなあ」  メイドマガジンでテキーラをあおる高原。  この店、夜には酒も出るが、さすがに軍の膝元で不貞を働くものもいない。  はるはウィスキーをちびちび飲んでいた。  沢邑はなにやらメイドに指導している。  兵站ライン作成班のメンツだった。 「そだなあ、俺は――ここにいる奴の命なら預かれるけど」 「さよか」  皆まで聞かなかった。  今まで世話になっておきながら、結局取得するのかという思いはある。  できれば最後まで、頼り頼られるそんな国でいたい。  しかし、それでも――  キノウツンはピーキーな職業を有する国である。  危険も多く、限定的な場所に出向くことも多い。  そう言う場所に他国から派遣された方を連れていく気には、どうしてもなれなかった。  編成上の都合もある。  降下能力の特殊制限が100%制限になったのが決定的だった。  ムラマサ3の対抗能力も、同様だろう。  キノウツンが最大限の性能を発揮するには、100%キノウツンの国民で編成する必要がある。  ここからの戦いは、仲間の生き死にに許可を取る暇はない。  だから、俺たちだけで編成するのだ。 「これで自由に戦えるってことだろ」 「危険な戦場に出る機会が増えるってことだけどな...」 「なあに、いつものことだ」 「...かもなあ」  ぼやいてウィスキーを煽るはるに苦笑して、高原は追加でウーロン茶を頼んだ。 **おまけ #ref(03.jpg) #ref(04.jpg) イラスト(はる・沢邑勝海) 文章(高原鋼一郎)

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