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海辺の賞金稼ぎ」を以下のとおり復元します。
#contents()

*海辺の賞金稼ぎ
-着用アイドレス:高位西国人+パイロット+海辺の賞金稼ぎ+ウォードレスダンサー
[[高位西国人を継承>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/171.html]]


L:海辺の賞金稼ぎ(職業 = {
 t:名称 = 海辺の賞金稼ぎ(職業
 t:要点 = ウェットスーツ、銃、潜水
 t:周辺環境=海辺

-評価値
||体格|筋力|耐久力|外見|敏捷|器用|感覚|知識|幸運|
|高位西国人|1|1|1|1|1|0|1|2|0|



**設定文

 キノウツン男子名物、[[ドラッガー+パイロット+ウォードレスダンサー>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/7.html#id_fe1e5314]]
 それの継承として搭乗したのが[[ドラッガー+WDダンサー+甲殻型ウォードレスダンサー>高位西国人+ドラッカー+ウォードレスダンサー+甲殻型ウォードレスダンサー]]であった。
 しかし、それと時と同じくして、同様の継承を持つ派生として開発された部隊があった。
 今回はそんな海の男達の物語である。

 ワケではないが。
 ある日、摂政アシタスナオは[[水着のふみこ>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/168.html]]にこう聞いたのだった。

「[[資源ください>http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?%A4%D5%A4%DF%A4%B3%A4%AB%A4%E9%A4%CE%C2%A3%A4%EA%CA%AA]]」

 なお、直後に雷撃を受けている。
 さておき、ふみこはこう続けた。

「欲しいなら自分で掘れ。どうせ、その辺に埋まっている」
「んなむちゃな。だいたいその辺ってどの辺ですか」

 ふみこが指をさしたのは――海だった。


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 舞台背景。

 T11・内省的にドラッガー対策として、ドラッグ要素を消す職業が求められる。
 廃墟もどんどんと取り払われて、難民対策用に改築されているというのに、軍人がいっちゃった目の人ばっかりだと困るのだ。
 ドラッガーを消してさわやかさをアピールするため、海辺の賞金稼ぎを取り入れることにした。
 パイロット復権である。
 飛行場で待機命令を10T近く受けていた、うだつの上がらないパイロット達はここぞとばかりに喜んだ。
パイロットスーツとマフラーを掲げて叫ぶが、次の公示を請けてひっくり返った。

 海を目指せ。
 宝(資源)を見つけた奴には賞金を出す。
 時代はまさに、大海中時代である。

 一方、内政担当官は、これで管やらあれな感じの人がいなくなると喜びもひとしおだったが、実はWDダンサーの要点に表情の欠落した顔がまだ残っていた。
 危うしキノウツン藩国。


/*/


 開発。

「海ってどうやって潜るんだ」
「しらん、宇宙と同じだろ」

 水圧以外はだいたい正解かもしれない。
 活動領域は、水中及びちょっと深海までということになった。
 ウェットスーツは甲殻型WDDのインナースーツ開発を流用する形となっている。
安くても良いので既存の技術でなんとか海に挑戦しようという意気込みである。
 WDコネクタをなにかに利用できないかとも試行錯誤したが、結局見送ることにした。
 そんなわけで、ウェットスーツなのに、ちょっとだけ水圧に耐えられる。

 同時に水中用銃の開発も開始。
 水中では丸みのある普通の弾丸だと、すぐに減速してしまうため、細長い針のような弾丸を放つ銃、小銃が開発された。
 ちなみにモデルはSPP-1Mである。特殊部隊万歳。

 さらなる潜水用に水中装備も同時に開発。
 こちらもWDの要領で、重装備ながらも人体のバランスを損なわない研究が行われた。


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 訓練。

「いーちにーさーんしー」
「ごーろっくひっちはっち」

 海辺で潜水訓練(の前の準備体操)をしている男ども。
 最初プライベートビーチでやっていたのだが、ふみこに叩き出された。

「よーし、それじゃつぎは名乗りの練習だ! 俺に続け!!」
『イエッサー』
「ちがーう。アイアイサーだっ!」
『アイアイサー』

 訓練用に急遽設けられた海辺の訓練場である。
 といっても、砂浜と仮設の[[メイド喫茶>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/376.html]]があるだけだが。

 ちなみにメイド喫茶にかかるのれんには

「うみのいえ」
 
 と書かれていた。

「潜水ナンバーワン! 海辺の賞金稼ぎ!!」
『潜水ナンバーワン! 海辺の賞金稼ぎ!!』

「海賊キラー! 海辺の賞金稼ぎ!!」
『海賊キラー! 海辺の賞金稼ぎ!!』

「資源狩りの男! 海辺の賞金稼ぎ!!」
『資源狩りの男! 海辺の賞金稼ぎ!!』

「声が小さーい!! もう8セット!!」
『アイアイサー!!』


 ざぱーん。

 一人だけできりもりしているのは麦わら帽子のメイドさんである。
 メイド喫茶は、おみやげ物屋とガイドも兼ねているのだが、さすがにここまでやってくる暇人もいない。
 折りたたみいすに座りこみ、アイスクリンをなめながら訓練を見学している。
 この海の家もかくやという簡素なメイド喫茶と、彼女こそが、未知の領域に挑戦させられる羽目になった男達の支えであった。

 夏の太陽に汗を流すメイドさんは、ふと空を見上げてから、のれんになにかを書き加えた。
 
「めざせ[[大かんこうち>http://www23.atwiki.jp/kinoutun/pages/104.html]]いり」





 無理だと思う。

(はる)

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