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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/23スレ目短編/357 - (2013/04/21 (日) 10:58:37) の1つ前との変更点

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*超電目録こぼれ話 絶対能力進化実験 #asciiart(){{{ 前編 上条 「はいどーも! 毎度お馴染み上条当麻です!」 美琴 「お世話になってます! 御坂美琴です!」 上条 「つー訳で、またこれをやるんだな」 美琴 「本当に一回で終わると思ってたわ……」 上条 「今回は3巻の話をやんのか?」 美琴 「そうなんだけど……正確には3巻の話っていうより、『絶対能力進化実験編』なのよね」 上条 「? どう違うんだ?」 美琴 「何かね、超電磁砲の方も見たいっていうリクがあったみたいなのよ。     そこで前編後編に分けて、前編は超電磁砲の4巻と5巻の内容。     で、後編は超電磁砲の6巻と7巻も交えつつ、禁書目録3巻の話をするみたい」 上条 「あー、それでタイトルが超電目録なのか。     てかこれ何て読むんだ? 『ちょうでんもくろく』? それとも『レールデックス』か?」 美琴 「え……さぁ?」 上条 「あともう一つ。この企画って俺と美琴の絡みが基本だろ?     超電磁砲の4巻5巻って俺出てないけど…いいのか?」 美琴 「んー…まぁ多分大丈夫なんじゃない?     4月からアニメ2期(禁書も含めれば4期)が始まるから、その予習だと思えば」 上条 「……2回目にして早くも企画の主旨がブレブレだな。     前回出番をバッサリカットされたインデックスがこのことを知ったら、俺また噛みつかれるんだろうな……」 美琴 「ご愁傷様」 上条 「はぁ…まぁいいや。とりあえず始めようぜ」 美琴 「じゃあまずは前編のゲストのご紹介です。ゲストさん、いらっしゃ~い!」 ミ妹 「こんにちは、とミサカは挨拶をします」 上条 「おっ! ゲストは御坂妹か。よろしくな」 ミ妹 「はい。よろしくお願いします、とミサカはここぞとばかりに手を握ります」 美琴 「……ドサクサに紛れて何やってんのよ」 上条 「何って…ただの握手だろ?」 ミ妹 「そうですただの握手です、とミサカは彼の温もりを感じつつさらに手をニギニギします」 美琴 「だぁぁかぁぁらぁぁ!! いつまで握ってんのよ!!!」 上条 「うおっ! 何で急に不機嫌に!?」 美琴 「うっさい!!」 ミ妹 「どうやらこのミサカにもまだまだチャンスはあるようです、とミサカはガッツポーズをとります」   「君のDNAマップを提供してもらえないだろうか」 上条 「これが全ての始まりって訳か……」 美琴 「私も子供だったからね…まさか自分のDNAがあんな実験に使われるだなんて、気付きもしなかったのよ……     私はただ、筋ジストロフィーの治療に役立てればいいなって思っただけなんだけどね……」 上条 「美琴……」 ミ妹 「ですがそのおかげでミサカ達は生まれました、とミサカはお姉様に感謝の気持ちを伝えます」 美琴 「そう…よね……」 上条 「……………」 美琴 「……………」 ミ妹 「『しゃべれよ!』、とミサカはシリアスな空気に耐え切れずモヤさま風に大声を上げます」 上条 「……台無しだな」   「人の温もりを感じたかっただけですの~~~~」 上条 「白井っていつもこんな感じなのか?」 美琴 「まぁ、しょっちゅうね」 ミ妹 「このまま百合ルートなどいかがですか、とミサカはライバルを一人減らそうとします」 美琴 「嫌に決まってんでしょ!! 需要があるのは理解してるけど、ここはそういうスレじゃないし!」   「あちこちでマネーカード拾ったという報告がきてるんです」 上条 「ちょちょちょちょっと待て!! 何この話! 俺知らないんだけど!     ぐあ~~~チクショウ不幸だ!! 俺も気付いてりゃ良かったぁぁぁぁ!!!」 美琴 「たとえ知ってても、アンタの不幸力じゃマネーカードなんて見つけられないんじゃない?」   「何かあたし 金目のものに対して鼻が効くみたいで…」 上条 「……俺も幻想殺しがなければ、こんな能力が欲しかった………」 美琴 「…いや、佐天さんのコレは能力とかじゃないから……」 ミ妹 「いえ、これは収穫【ハーヴェスト】と呼ばれる能力です。     この能力があれば小銭やクーポン券などを見つけることが容易です、とミサカは解説します」 美琴 「それ重ちーのスタンド!!!」   「『寿命中断【クリティカル】』 一度触れてしまえばどこへ逃げようと必ずその命を絶つ事ができるの」 上条 「おっそろしい能力もあるもんだなぁ……」 美琴 「まぁコレは布束さんのハッタリだったけどね。けどアンタなら打ち消せるんじゃない?」 上条 「いや…どうかな。右手以外の部分に触れられたら危ないかも」 ミ妹 「ではミサカがあなたの右手以外をこのようにガードします、とミサカは後ろから抱き締めます」 美琴 「またアンタはそうやって……」 上条 「いやいやいや! 俺が発注した訳じゃないからね!?」 ミ妹 「羨ましいのであればまだ彼の前半身が空いていますが、とミサカは敵に塩を送ります」 美琴 「えっ!!? じじじじゃあその! お、お、お、お言葉に甘えて!!///」(ムギュッ!) 上条 「え、ちょ、何!? 何コレ!?」   「あなたは高校生 私 高校生 長幼の序は守りなさい」 上条 「ホントそう思う。上条さんに対しても」 美琴 「だってアンタに畏敬の念を持てったってムリだもん」 上条 「ひどい!」 美琴 「アンタの長所は、どっちかって言うと親しみやすさだしね」 上条 「それって、悪く言えば誰にでも舐められるって事じゃねぇか……」 ミ妹 (それゆえにフラグを乱立させたとも言えますが、とミサカは心の中で複雑な心境を告白します)   (学校の教師陣が使う情報端末は“ランクB”だけど 私の能力を使えば…) 上条 「これはつまりハッキングというヤツではないかと……」 美琴 「大丈夫。慣れてるから」 上条 「何一つ大丈夫じゃねーよ! 慣れてるって何!? いつも何調べてんの!?」 美琴 「えっ!!? そ、それは……その………だ、だだ、だから……アンタの書庫を……///」 上条 「俺!!? 何で!? 弱みでも握ろうとしてんのか!?」 美琴 「!!! そ、そうよ! アンタの弱点を調べてんの!!!」 上条 「やだ怖い!!!」 ミ妹 「お姉様…どんだけ素直じゃねーんだよ、とミサカは他人事ながら若干イライラします」   コインロッカー代わりにホテル一室借りるお嬢様 美琴 「これそんなに驚く事? 普通よね」 上条 「……………」 美琴 「どしたん?」 ミ妹 「衝撃的過ぎて言葉も出ないようです、とミサカは表情から感情を汲み取ります」 美琴 「えっ!? そんなに!?」 上条 「……………」 ミ妹 「『これだけ金銭感覚が違うんじゃあお姉様とはやっていけない。      やっぱり妹であるミサカの方がいいお嫁さんになりそうだ』だそうです、とミサカは通訳をします」 美琴 「いやいやいやいや!! それはアンタの願望でしょ!」   「溢れる木漏れ日がまぶしいわね…」   (こんな気色悪いお姉様は始めて見ますの) 美琴 「まさか黒子にこんな事思われてるなんてビックリだわ……」 上条 「いや…実際気持ち悪いよ……」 美琴 「何でよ! 爽やかでいいじゃない!」 ミ妹 「お姉様のキャラではありません、とミサカは顔をしかめます」 美琴 「どんだけ不評なのよ……きれいな私……」 上条&ミ妹 「「いえ、もっときたないの」」   「き…今日の下着は薄黄色のお子様ブランド」 ミ妹 「いやいやコレはねーだろ、とミサカはお姉様の趣味の悪さにツッコまざるを得ません」 美琴 「べ、べべ、別にいいでしょ!! 人に見せるモンでもないし!!」 ミ妹 「ちなみにミサカは、いつでもある人に見られてもいいように常に勝負下着を着けています、     とミサカはチラリとスカートをめくります」 上条 (ある人って誰だろ?)   「後五・六人呼んでくるからアレを 次の実験までに片しちゃってもらえるかしら」 美琴 「……………」 上条 「………ひでぇな……」 ミ妹 「この時のミサカ達にとってはこれが当たり前でした、とミサカは思い出します。     ですが確かに見ていて気持ちのいいモノではありませんね。     申し訳ありません、とミサカはお目汚しさせた事について謝罪します」 上条 「そんな事言ってんじゃねえよ!!」 ミ妹 「……そう…ですね、とミサカは………」 美琴 「……………」 上条 「……………」 ミ妹 「『だからしゃべれよ!』、とミサカは再び三村ツッコミをします」 美琴 「……台無しね」   「先週が合併号だった時のガッカリ感たらないわねぇ」 上条 「完っ全にジャンプ読んでるな、コレ」 美琴 「ちなみに、私の最近のオススメは『暗殺教室』と『ハイキュー!!』ね」 ミ妹 「サンデー派のミサカとしては『銀の匙』と『マギ』が今現在のフェイバリット漫画です、     とミサカは鼻息を荒くします」 上条 「俺はマガジンだな。『フェアリーテイル』とか『生徒会役員共』が特に好きかな」 美琴&ミ妹 「「エロスが!!」、とミサカは白い目で見つめます」 上条 「何で!?」   ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン 上条 「……………」 ミ妹 「……………」 美琴 「い、言いたい事があるならハッキリ言いなさいよ!!!」   「あんた何者?」 ミ妹 「これがミサカ『達』とお姉様の出会いですね、とミサカはしみじみと感じます」 美琴 「そうね…遠い昔のように感じるわ。ほんの3ヶ月前の話なのに」 上条 「多分、俺達のスケジュールがきっつきつだからそう感じるんじゃねぇかな……」   (ミャーっていう名前? ミャーっていう組織に属してるって事?) ミ妹 「そんな組織ある訳ねーだろ、とミサカは呆れながらツッコミます」 美琴 「アンタが紛らわしい事言うからでしょ!?」 上条 「けど暗部だって『スクール』とか『メンバー』とか『新入生』とか変な名前がある訳だし、     『ミャー』があっても………いや、やっぱないな」   「ウチのカーチャンも稼がないと 赤の他人になっちまうかも……」 上条 「世のお父さんは大変だなぁ……」 ミ妹 「あなたもいずれは一家の大黒柱になる【けっこんする】のではないのですか、とミサカは探りを入れます」 美琴 「!!!」 上条 「いや~、どうかな~? 俺モテないし、多分一生独身だと思うぞ」 美琴 「……………」 ミ妹 「……………」 上条 「…? 何この空気」   (一緒に猫とじゃれて 一緒にアイス食べて 缶バッジ取り合って これじゃあまるで本当に…) ミ妹 「まるで何ですか、とミサカはニヤニヤしながら質問します」 美琴 「べ、別に何でもないわよ!」 ミ妹 「ミサカに対してまでツンデレ技術を駆使しなくても良いのでは、とミサカは提案します」 美琴 「そんな技術、ハナっからないし!」 ミ妹 「ではいつものアレは天然なのですね、とミサカは仰天します」 美琴 「アレって何!? 私いつもどんな感じなの!?」 上条 (どう見ても、仲のいい姉妹だよな)   二万体の『妹達』と戦闘シナリオをもって絶対能力者への進化を達成する。 上条 「…今思い出しても、ムナクソ悪くなる話だよな」 美琴 「そうね……これ知った時の絶望感ったらなかったわ……」 ミ妹 「『しゃべれって!』、とミサカはシリアスになる前にフライング気味に叫びます」 上条 「うん、まぁ、ストーリー自体がシリアスだからな。どうしてもそんな空気になっちまうよな」 美琴 「本当は、こんなふざけた企画でやる話じゃないのよね」   「はっはァ 逃げろ逃げろ その分だけ長生きできっからよォ」 上条 「一方通行の初台詞はこれか」 ミ妹 「そうですね。あくまでも『超電磁砲』での話ですが、とミサカは補足します」 美琴 「……………」 上条 「あ、いや、ほら、色々と複雑だとは思うけど、今はもう和解した訳だし―――」 美琴 「……コイツ、このTシャツどこで買ってんのかしら………」 上条 「そこ!? ずっと真剣な顔してると思ったら!!」   「終わりにしてやンよ」   「うそ うそっ そんな… やめっ…」 上条 「ここは……何度見ても辛いな………」 美琴 「…うん……」 ミ妹 「しゃ…しゃ…」 上条 「けどこの子は、最後にお前に会えて良かったんだと思うぞ…?」 美琴 「そう…だといいな……」 ミ妹 「しゃ…しゃべ…」 上条 「……………」 美琴 「……………」 ミ妹 「……………」 上条&美琴 「「言えよ!!! せっかく黙ってあげたのに!」」   「ふーン 磁力を砂鉄で操ってンのか」 上条 「へぇ…電撃使いってこんな事もできんだな」 美琴 「あっ、そっか。アンタあの時の記憶ないもんね」 上条 「? どゆこと?」 美琴 「アンタにもやったことあんのよ。コレ」 上条 「……マジで?」 美琴 「マジで」 上条 (…ふ、深くは聞かないでおこう……)   「絶対的なチカラを手にするため」 上条 「う~ん…そんなに欲しいモンかねぇ。最強の力なんて」 美琴 「さぁ…? 少なくともこの時のコイツにはそれが全てだったんじゃない?」 上条 「けど神話にもあるだろ? 蝋で固めた羽で太陽に近づきすぎて…って話」 美琴 「ああ、あとBUMPのハンマーソングにもあるわね。高くしすぎて誰にも見えなくなっちゃったってヤツ」 ミ妹 「ハガレンにも真理の扉を開けた者は等価交換で体の一部を失うという描写があります、     とミサカは解説します」 美琴 「ワンパンマンのサイタマ先生も、『圧倒的な力ってのはつまらない』って言ってたしね」 ミ妹 「『もし悟空が子供の頃にベジータが襲来していたら、地球は終わっていたかもしれない』     というようなものですね、とミサカは分かりやすい例を挙げます」 上条 「……何の話してたんだっけ?」   「単価にして一八万円の 実験動物ですから」 ミ妹 「どうですか。18万でミサカを買う気はありませんか、とミサカは誘惑します」 上条 「いやいやいやいや……」 ミ妹 「遠慮する事はありません。     18万という驚きの低価格でオリエント工業でも実現不可能なリアルダッチワ」 美琴 「言わせねぇよ!!?」   「世界とは…こんなにもまぶしいものだったのですね」 ミ妹 「あの時の感動は忘れられません、とミサカは遠い目をします」 美琴 「アンタにもある? 忘れられない出来事とか」 上条 「感動とはちょっと違うけど……(今の俺と)美琴との出会いは忘れられないかな」 美琴 「えっ!!? どどどどういうこと!!?///」 上条 (いきなり自販機にハイキックだったもんな……忘れたくても忘れられん)   (ここ数日 昼夜ぶっ通しで動いてるから無理もないか) 上条 「おいおい…さすがに無茶しすぎなんじゃないか?」 美琴 「この時はもうガムシャラだったからね」 上条 「そうかもしれないけど、あまり自分の体を苛めすぎんなよ? お前だけの体じゃないんだからさ」 美琴 「!!! ちょ、ちょちょ、まま待って!!! い、い、今のどういう意味!!!?///」 ミ妹 「おそらくお姉様の期待するような意味ではないかと思われます。     『くにへ かえるんた゛な。 おまえにも かそ゛くか゛いるた゛ろう・・・』     的な意味ではないか、とミサカは推測します」   「製薬会社からの依頼~~~?」 上条 「アイテム初登場か」 ミ妹 「後の『はまづら団』ですね、とミサカは笑いを堪えます」 美琴 「…それ麦野に言ったら、多分殺されるからやめときなさい」   (キタキタキタぁ~~~? 結局日頃の行いな訳よ!!) 上条 「……今思うと、何て虚しい台詞なんだろうな………」 美琴 「…うん……この2ヶ月後くらいには『フレ/ンダ』になっちゃうもんね……」 ミ妹 「きっと日頃の行いのせいなのでしょう、とミサカは毒を吐きます」   「うわ すっごい形相 捕まったら八つ裂きにされちゃうかも」 美琴 「そ、そんなに怖い顔してる?」 ミ妹 「まるで般若のようです、とミサカは戦々恐々します」 美琴 「そこまで!?」 上条 「いや、まぁ…仕方ないって。気ぃ落とすなよ」 美琴 「フォローになってない!」   「私を落としたいなら 鉄分を抜いて施設ごと建て直しとくべきだったわね」 上条 「おおう! こんな事もできんのか! ホントお前の能力って汎用性高いよな」 美琴 「そ、そう…? そこまででもないわよ///」 上条 「照れんな照れんな」 美琴 「だ…だって……アンタに褒められると……やっぱり嬉しいっていうか………///」 ミ妹 「ミサカがいる事をお忘れではないですか、とミサカは二人だけの空間にさせないために邪魔をします」  「私くらいになると電磁波で空間把握ができるのよ」 上条 「おおう! お前もう、何でもアリか!」 美琴 「だだ、だからそんな大した事じゃないってば!///」 上条 「照れんな照れんな」 美琴 「ア、ア、アンタの……せい…でしょうが……///」 ミ妹 「おーいミサカがここにいるぞー、とミサカは妨害工作を諦めません」   (なーんちゃって んなワケないっての) 美琴 「…一瞬でも罠にハマっちゃった自分が情けないわ……」 上条 「まぁ、相手【フレンダ】も必死だからな」 美琴 「何よ、あっちの肩を持つつもり?」 上条 「いや、そういう訳じゃないんだけど……俺もハッタリとかよく使うから、気持ちは分かるかなって」 美琴 「ああ、そういえばそうね」 ミ妹 「青く尖った弁護士と同じ戦法ですね、とミサカは冷や汗をダラダラ流すあなたを想像します」   「危うく自分の罠で下半身吹っ飛ばすとこだったわ」 上条 「……今思うと、これは未来を予知した台詞なのかな………」 美琴 「…うん……この2ヶ月後くらいには『フレ/ンダ』になっちゃうもんね……」 ミ妹 「きっと日頃の行いのせいなのでしょう、とミサカはもう一度毒を吐きます」   「そう 仲間は売れないって訳ね」   (違うの! 電撃で身体の自由が…ッ) 美琴 「ま、まぁたまにはこういう事もあるわよね!?」 上条 「たまには…ねぇ」 ミ妹 「基本的にお姉様はやり過ぎなのでは、とミサカは疑問を投げかけます」 美琴 「そっ! そんな事ないわよ!」 上条 「いや~…美琴って、意外と短気で猪突猛進な所があるからな」 美琴 「そ…そんなイメージが…?」   「滝壺 使っときなさい」 上条 「体晶だっけか? 詳しくはしらないけど、危険なモンなんだろ?」 美琴 「簡単に言えば能力を暴走させる薬品だからね。     テレスティーナはこれを使って絶対能力進化実験をしようとしてたし」 ミ妹 「ちなみに暗部すらも禁忌とされる研究の産物らしいです、とミサカは補足します」 上条 「へぇー……………ってそんだけ? 何か情報薄っぺらくないか?」 美琴 「仕方ないわよ。このSS書いてるヤツの技量が足りないんだもん。     せっかくの禁書の壮大な設定を理解しきれてないのよ。アホだから」 上条 「あ、なるほど」 ミ妹 「メタ中のメタですね、とミサカは呟きます」   「ま あのクモ女を捉えるのも時間の問題かしら」 美琴 「クモ女て……」 ミ妹 「レベル1から努力してレベル5に上り詰めた女、スパイダーウーマッ!、とミサカはポーズを取ります」 上条 「レベル0を相手に超電磁砲をぶっ放しただと!? 許せる!!」 美琴 「えっ!? ここ広げんの!? てかまた危険なネタを……」   (いつの間にこんなセキュリティが…!!) 上条 「打ち止めか」 ミ妹 「……何故上位個体の裸体をまじまじと凝視しているのですか、とミサカはロリコン疑惑を抱きます」 美琴 「…アンタ幼女好きだったの…?」 上条 「し、失敬な! 俺のタイプは年上のお姉さんだっつの!」 ミ妹 「それはそれで……」 美琴 「困るんだけど……」   「命以外何もかも失った 超クソッタレな人生がお待ちかねですけどね」 上条 「……この後、布束【このひと】はどうなったんだ?」 ミ妹 「もしかしたら脳を三分割されてネバネバした容器に収められたのではないでしょうか、     とミサカは予測します」 美琴 「そしたら次は冷蔵庫と合体させられるわね」 上条 「じゃあ何? 最後はカブトムシになって脱皮すんの? 美琴 「そして仲からきれいな布束さんが……」 上条&ミ妹 「「いえ、もっときたないの」」 美琴 「ジャイアンはもういいわよ!」   (アイツの能力は根っこの所では私と同種のもの…!) 上条 「原子崩しって電撃使いに分類させるのか?」 美琴 「まぁ正確にはちょっと違うんだけどね。     電撃使いは電流や電磁場を観測し操る能力なんだけど、     原子崩しは電子を粒子と波形の中間の状態で操る能力なの。だから―――」 上条 「うん、ごめん。質問しといてアレだけど、もうおなかいっぱいです」 美琴 「………アンタねぇ…一応、学園都市の学生でしょ!?」   「今からテメェにやられた分 兆倍にして返してやるんだから よォ!!!」 上条 「こ、怖ぇ……美琴も浜面も、よくこれを戦えたよな」 美琴 「いや、アンタのがすごいのと戦ってるから」 ミ妹 「むしろあなたはチートばかり相手にしている印象があります、とミサカは意見を述べます」 上条 「え…いやまぁ…一応これでも主人公なんで……」   「学園都市の闇の底に………ね?」 美琴 「不吉な事言ってくれるじゃないの、このオバサン」 上条 「ま、美琴なら大丈夫だろうけど、何かあったら俺に言えよな? いつでも守ってやっから」 美琴 「なななな何よ急に!!!///」 上条 「約束しちまったからな。あ、これは5巻の話だっけ」 ミ妹 「……何でしょう。全然イチャイチャしてないから最後だけちょっと上琴にしてやろうとする     何者かの力を感じます、とミサカは説明口調で分析します」   「あれーッ!? おっかしーなぁ」 上条 「やぁーっと俺の出番かよ」 美琴 (な、長かった……けどこれで次からイチャイチャできる!///) ミ妹 (と、お姉様は思っているでしょうがそう簡単にはいかないでしょう、とミサカは推測します) 上条 「って事で前編終了だな」 ミ妹 「ミサカの出番も終了のようです、とミサカは溜息を漏らします」 上条 「え? 何で?」 美琴 「ああ、後編はまたゲストが代わるらしいのよ」 上条 「へぇ、そうなんだ。誰が来んの?」 美琴 「さぁ? 私も知らないけど」 ?? 「クックック……」 上条 「…? 何だこの笑い声」 ?? 「さァてここで問題だァ。後編のゲストことこの俺は、一体どこのどちらさンでしょォかァァァ!?」 上条&美琴&ミ妹 「「「いや、バレバレだよ!!!」」、とミサカはツッコミます」 }}} #exk(){#include(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/23スレ目ログ/23-844)} #exp(){[[続き>上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/23スレ目ログ/23-844]]} #exk(){#include(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/24スレ目ログ/24-525)} #exp(){[[続き>上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/24スレ目ログ/24-525]]} #back(hr,left,text=Back)
*超電目録こぼれ話 絶対能力進化実験 #asciiart(){{{ 前編 上条 「はいどーも! 毎度お馴染み上条当麻です!」 美琴 「お世話になってます! 御坂美琴です!」 上条 「つー訳で、またこれをやるんだな」 美琴 「本当に一回で終わると思ってたわ……」 上条 「今回は3巻の話をやんのか?」 美琴 「そうなんだけど……正確には3巻の話っていうより、『絶対能力進化実験編』なのよね」 上条 「? どう違うんだ?」 美琴 「何かね、超電磁砲の方も見たいっていうリクがあったみたいなのよ。     そこで前編後編に分けて、前編は超電磁砲の4巻と5巻の内容。     で、後編は超電磁砲の6巻と7巻も交えつつ、禁書目録3巻の話をするみたい」 上条 「あー、それでタイトルが超電目録なのか。     てかこれ何て読むんだ? 『ちょうでんもくろく』? それとも『レールデックス』か?」 美琴 「え……さぁ?」 上条 「あともう一つ。この企画って俺と美琴の絡みが基本だろ?     超電磁砲の4巻5巻って俺出てないけど…いいのか?」 美琴 「んー…まぁ多分大丈夫なんじゃない?     4月からアニメ2期(禁書も含めれば4期)が始まるから、その予習だと思えば」 上条 「……2回目にして早くも企画の主旨がブレブレだな。     前回出番をバッサリカットされたインデックスがこのことを知ったら、俺また噛みつかれるんだろうな……」 美琴 「ご愁傷様」 上条 「はぁ…まぁいいや。とりあえず始めようぜ」 美琴 「じゃあまずは前編のゲストのご紹介です。ゲストさん、いらっしゃ~い!」 ミ妹 「こんにちは、とミサカは挨拶をします」 上条 「おっ! ゲストは御坂妹か。よろしくな」 ミ妹 「はい。よろしくお願いします、とミサカはここぞとばかりに手を握ります」 美琴 「……ドサクサに紛れて何やってんのよ」 上条 「何って…ただの握手だろ?」 ミ妹 「そうですただの握手です、とミサカは彼の温もりを感じつつさらに手をニギニギします」 美琴 「だぁぁかぁぁらぁぁ!! いつまで握ってんのよ!!!」 上条 「うおっ! 何で急に不機嫌に!?」 美琴 「うっさい!!」 ミ妹 「どうやらこのミサカにもまだまだチャンスはあるようです、とミサカはガッツポーズをとります」   「君のDNAマップを提供してもらえないだろうか」 上条 「これが全ての始まりって訳か……」 美琴 「私も子供だったからね…まさか自分のDNAがあんな実験に使われるだなんて、気付きもしなかったのよ……     私はただ、筋ジストロフィーの治療に役立てればいいなって思っただけなんだけどね……」 上条 「美琴……」 ミ妹 「ですがそのおかげでミサカ達は生まれました、とミサカはお姉様に感謝の気持ちを伝えます」 美琴 「そう…よね……」 上条 「……………」 美琴 「……………」 ミ妹 「『しゃべれよ!』、とミサカはシリアスな空気に耐え切れずモヤさま風に大声を上げます」 上条 「……台無しだな」   「人の温もりを感じたかっただけですの~~~~」 上条 「白井っていつもこんな感じなのか?」 美琴 「まぁ、しょっちゅうね」 ミ妹 「このまま百合ルートなどいかがですか、とミサカはライバルを一人減らそうとします」 美琴 「嫌に決まってんでしょ!! 需要があるのは理解してるけど、ここはそういうスレじゃないし!」   「あちこちでマネーカード拾ったという報告がきてるんです」 上条 「ちょちょちょちょっと待て!! 何この話! 俺知らないんだけど!     ぐあ~~~チクショウ不幸だ!! 俺も気付いてりゃ良かったぁぁぁぁ!!!」 美琴 「たとえ知ってても、アンタの不幸力じゃマネーカードなんて見つけられないんじゃない?」   「何かあたし 金目のものに対して鼻が効くみたいで…」 上条 「……俺も幻想殺しがなければ、こんな能力が欲しかった………」 美琴 「…いや、佐天さんのコレは能力とかじゃないから……」 ミ妹 「いえ、これは収穫【ハーヴェスト】と呼ばれる能力です。     この能力があれば小銭やクーポン券などを見つけることが容易です、とミサカは解説します」 美琴 「それ重ちーのスタンド!!!」   「『寿命中断【クリティカル】』 一度触れてしまえばどこへ逃げようと必ずその命を絶つ事ができるの」 上条 「おっそろしい能力もあるもんだなぁ……」 美琴 「まぁコレは布束さんのハッタリだったけどね。けどアンタなら打ち消せるんじゃない?」 上条 「いや…どうかな。右手以外の部分に触れられたら危ないかも」 ミ妹 「ではミサカがあなたの右手以外をこのようにガードします、とミサカは後ろから抱き締めます」 美琴 「またアンタはそうやって……」 上条 「いやいやいや! 俺が発注した訳じゃないからね!?」 ミ妹 「羨ましいのであればまだ彼の前半身が空いていますが、とミサカは敵に塩を送ります」 美琴 「えっ!!? じじじじゃあその! お、お、お、お言葉に甘えて!!///」(ムギュッ!) 上条 「え、ちょ、何!? 何コレ!?」   「あなたは中学生 私 高校生 長幼の序は守りなさい」 上条 「ホントそう思う。上条さんに対しても」 美琴 「だってアンタに畏敬の念を持てったってムリだもん」 上条 「ひどい!」 美琴 「アンタの長所は、どっちかって言うと親しみやすさだしね」 上条 「それって、悪く言えば誰にでも舐められるって事じゃねぇか……」 ミ妹 (それゆえにフラグを乱立させたとも言えますが、とミサカは心の中で複雑な心境を告白します)   (学校の教師陣が使う情報端末は“ランクB”だけど 私の能力を使えば…) 上条 「これはつまりハッキングというヤツではないかと……」 美琴 「大丈夫。慣れてるから」 上条 「何一つ大丈夫じゃねーよ! 慣れてるって何!? いつも何調べてんの!?」 美琴 「えっ!!? そ、それは……その………だ、だだ、だから……アンタの書庫を……///」 上条 「俺!!? 何で!? 弱みでも握ろうとしてんのか!?」 美琴 「!!! そ、そうよ! アンタの弱点を調べてんの!!!」 上条 「やだ怖い!!!」 ミ妹 「お姉様…どんだけ素直じゃねーんだよ、とミサカは他人事ながら若干イライラします」   コインロッカー代わりにホテル一室借りるお嬢様 美琴 「これそんなに驚く事? 普通よね」 上条 「……………」 美琴 「どしたん?」 ミ妹 「衝撃的過ぎて言葉も出ないようです、とミサカは表情から感情を汲み取ります」 美琴 「えっ!? そんなに!?」 上条 「……………」 ミ妹 「『これだけ金銭感覚が違うんじゃあお姉様とはやっていけない。      やっぱり妹であるミサカの方がいいお嫁さんになりそうだ』だそうです、とミサカは通訳をします」 美琴 「いやいやいやいや!! それはアンタの願望でしょ!」   「溢れる木漏れ日がまぶしいわね…」   (こんな気色悪いお姉様は始めて見ますの) 美琴 「まさか黒子にこんな事思われてるなんてビックリだわ……」 上条 「いや…実際気持ち悪いよ……」 美琴 「何でよ! 爽やかでいいじゃない!」 ミ妹 「お姉様のキャラではありません、とミサカは顔をしかめます」 美琴 「どんだけ不評なのよ……きれいな私……」 上条&ミ妹 「「いえ、もっときたないの」」   「き…今日の下着は薄黄色のお子様ブランド」 ミ妹 「いやいやコレはねーだろ、とミサカはお姉様の趣味の悪さにツッコまざるを得ません」 美琴 「べ、べべ、別にいいでしょ!! 人に見せるモンでもないし!!」 ミ妹 「ちなみにミサカは、いつでもある人に見られてもいいように常に勝負下着を着けています、     とミサカはチラリとスカートをめくります」 上条 (ある人って誰だろ?)   「後五・六人呼んでくるからアレを 次の実験までに片しちゃってもらえるかしら」 美琴 「……………」 上条 「………ひでぇな……」 ミ妹 「この時のミサカ達にとってはこれが当たり前でした、とミサカは思い出します。     ですが確かに見ていて気持ちのいいモノではありませんね。     申し訳ありません、とミサカはお目汚しさせた事について謝罪します」 上条 「そんな事言ってんじゃねえよ!!」 ミ妹 「……そう…ですね、とミサカは………」 美琴 「……………」 上条 「……………」 ミ妹 「『だからしゃべれよ!』、とミサカは再び三村ツッコミをします」 美琴 「……台無しね」   「先週が合併号だった時のガッカリ感たらないわねぇ」 上条 「完っ全にジャンプ読んでるな、コレ」 美琴 「ちなみに、私の最近のオススメは『暗殺教室』と『ハイキュー!!』ね」 ミ妹 「サンデー派のミサカとしては『銀の匙』と『マギ』が今現在のフェイバリット漫画です、     とミサカは鼻息を荒くします」 上条 「俺はマガジンだな。『フェアリーテイル』とか『生徒会役員共』が特に好きかな」 美琴&ミ妹 「「エロスが!!」、とミサカは白い目で見つめます」 上条 「何で!?」   ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン ガチャコン 上条 「……………」 ミ妹 「……………」 美琴 「い、言いたい事があるならハッキリ言いなさいよ!!!」   「あんた何者?」 ミ妹 「これがミサカ『達』とお姉様の出会いですね、とミサカはしみじみと感じます」 美琴 「そうね…遠い昔のように感じるわ。ほんの3ヶ月前の話なのに」 上条 「多分、俺達のスケジュールがきっつきつだからそう感じるんじゃねぇかな……」   (ミャーっていう名前? ミャーっていう組織に属してるって事?) ミ妹 「そんな組織ある訳ねーだろ、とミサカは呆れながらツッコミます」 美琴 「アンタが紛らわしい事言うからでしょ!?」 上条 「けど暗部だって『スクール』とか『メンバー』とか『新入生』とか変な名前がある訳だし、     『ミャー』があっても………いや、やっぱないな」   「ウチのカーチャンも稼がないと 赤の他人になっちまうかも……」 上条 「世のお父さんは大変だなぁ……」 ミ妹 「あなたもいずれは一家の大黒柱になる【けっこんする】のではないのですか、とミサカは探りを入れます」 美琴 「!!!」 上条 「いや~、どうかな~? 俺モテないし、多分一生独身だと思うぞ」 美琴 「……………」 ミ妹 「……………」 上条 「…? 何この空気」   (一緒に猫とじゃれて 一緒にアイス食べて 缶バッジ取り合って これじゃあまるで本当に…) ミ妹 「まるで何ですか、とミサカはニヤニヤしながら質問します」 美琴 「べ、別に何でもないわよ!」 ミ妹 「ミサカに対してまでツンデレ技術を駆使しなくても良いのでは、とミサカは提案します」 美琴 「そんな技術、ハナっからないし!」 ミ妹 「ではいつものアレは天然なのですね、とミサカは仰天します」 美琴 「アレって何!? 私いつもどんな感じなの!?」 上条 (どう見ても、仲のいい姉妹だよな)   二万体の『妹達』と戦闘シナリオをもって絶対能力者への進化を達成する。 上条 「…今思い出しても、ムナクソ悪くなる話だよな」 美琴 「そうね……これ知った時の絶望感ったらなかったわ……」 ミ妹 「『しゃべれって!』、とミサカはシリアスになる前にフライング気味に叫びます」 上条 「うん、まぁ、ストーリー自体がシリアスだからな。どうしてもそんな空気になっちまうよな」 美琴 「本当は、こんなふざけた企画でやる話じゃないのよね」   「はっはァ 逃げろ逃げろ その分だけ長生きできっからよォ」 上条 「一方通行の初台詞はこれか」 ミ妹 「そうですね。あくまでも『超電磁砲』での話ですが、とミサカは補足します」 美琴 「……………」 上条 「あ、いや、ほら、色々と複雑だとは思うけど、今はもう和解した訳だし―――」 美琴 「……コイツ、このTシャツどこで買ってんのかしら………」 上条 「そこ!? ずっと真剣な顔してると思ったら!!」   「終わりにしてやンよ」   「うそ うそっ そんな… やめっ…」 上条 「ここは……何度見ても辛いな………」 美琴 「…うん……」 ミ妹 「しゃ…しゃ…」 上条 「けどこの子は、最後にお前に会えて良かったんだと思うぞ…?」 美琴 「そう…だといいな……」 ミ妹 「しゃ…しゃべ…」 上条 「……………」 美琴 「……………」 ミ妹 「……………」 上条&美琴 「「言えよ!!! せっかく黙ってあげたのに!」」   「ふーン 磁力を砂鉄で操ってンのか」 上条 「へぇ…電撃使いってこんな事もできんだな」 美琴 「あっ、そっか。アンタあの時の記憶ないもんね」 上条 「? どゆこと?」 美琴 「アンタにもやったことあんのよ。コレ」 上条 「……マジで?」 美琴 「マジで」 上条 (…ふ、深くは聞かないでおこう……)   「絶対的なチカラを手にするため」 上条 「う~ん…そんなに欲しいモンかねぇ。最強の力なんて」 美琴 「さぁ…? 少なくともこの時のコイツにはそれが全てだったんじゃない?」 上条 「けど神話にもあるだろ? 蝋で固めた羽で太陽に近づきすぎて…って話」 美琴 「ああ、あとBUMPのハンマーソングにもあるわね。高くしすぎて誰にも見えなくなっちゃったってヤツ」 ミ妹 「ハガレンにも真理の扉を開けた者は等価交換で体の一部を失うという描写があります、     とミサカは解説します」 美琴 「ワンパンマンのサイタマ先生も、『圧倒的な力ってのはつまらない』って言ってたしね」 ミ妹 「『もし悟空が子供の頃にベジータが襲来していたら、地球は終わっていたかもしれない』     というようなものですね、とミサカは分かりやすい例を挙げます」 上条 「……何の話してたんだっけ?」   「単価にして一八万円の 実験動物ですから」 ミ妹 「どうですか。18万でミサカを買う気はありませんか、とミサカは誘惑します」 上条 「いやいやいやいや……」 ミ妹 「遠慮する事はありません。     18万という驚きの低価格でオリエント工業でも実現不可能なリアルダッチワ」 美琴 「言わせねぇよ!!?」   「世界とは…こんなにもまぶしいものだったのですね」 ミ妹 「あの時の感動は忘れられません、とミサカは遠い目をします」 美琴 「アンタにもある? 忘れられない出来事とか」 上条 「感動とはちょっと違うけど……(今の俺と)美琴との出会いは忘れられないかな」 美琴 「えっ!!? どどどどういうこと!!?///」 上条 (いきなり自販機にハイキックだったもんな……忘れたくても忘れられん)   (ここ数日 昼夜ぶっ通しで動いてるから無理もないか) 上条 「おいおい…さすがに無茶しすぎなんじゃないか?」 美琴 「この時はもうガムシャラだったからね」 上条 「そうかもしれないけど、あまり自分の体を苛めすぎんなよ? お前だけの体じゃないんだからさ」 美琴 「!!! ちょ、ちょちょ、まま待って!!! い、い、今のどういう意味!!!?///」 ミ妹 「おそらくお姉様の期待するような意味ではないかと思われます。     『くにへ かえるんた゛な。 おまえにも かそ゛くか゛いるた゛ろう・・・』     的な意味ではないか、とミサカは推測します」   「製薬会社からの依頼~~~?」 上条 「アイテム初登場か」 ミ妹 「後の『はまづら団』ですね、とミサカは笑いを堪えます」 美琴 「…それ麦野に言ったら、多分殺されるからやめときなさい」   (キタキタキタぁ~~~? 結局日頃の行いな訳よ!!) 上条 「……今思うと、何て虚しい台詞なんだろうな………」 美琴 「…うん……この2ヶ月後くらいには『フレ/ンダ』になっちゃうもんね……」 ミ妹 「きっと日頃の行いのせいなのでしょう、とミサカは毒を吐きます」   「うわ すっごい形相 捕まったら八つ裂きにされちゃうかも」 美琴 「そ、そんなに怖い顔してる?」 ミ妹 「まるで般若のようです、とミサカは戦々恐々します」 美琴 「そこまで!?」 上条 「いや、まぁ…仕方ないって。気ぃ落とすなよ」 美琴 「フォローになってない!」   「私を落としたいなら 鉄分を抜いて施設ごと建て直しとくべきだったわね」 上条 「おおう! こんな事もできんのか! ホントお前の能力って汎用性高いよな」 美琴 「そ、そう…? そこまででもないわよ///」 上条 「照れんな照れんな」 美琴 「だ…だって……アンタに褒められると……やっぱり嬉しいっていうか………///」 ミ妹 「ミサカがいる事をお忘れではないですか、とミサカは二人だけの空間にさせないために邪魔をします」  「私くらいになると電磁波で空間把握ができるのよ」 上条 「おおう! お前もう、何でもアリか!」 美琴 「だだ、だからそんな大した事じゃないってば!///」 上条 「照れんな照れんな」 美琴 「ア、ア、アンタの……せい…でしょうが……///」 ミ妹 「おーいミサカがここにいるぞー、とミサカは妨害工作を諦めません」   (なーんちゃって んなワケないっての) 美琴 「…一瞬でも罠にハマっちゃった自分が情けないわ……」 上条 「まぁ、相手【フレンダ】も必死だからな」 美琴 「何よ、あっちの肩を持つつもり?」 上条 「いや、そういう訳じゃないんだけど……俺もハッタリとかよく使うから、気持ちは分かるかなって」 美琴 「ああ、そういえばそうね」 ミ妹 「青く尖った弁護士と同じ戦法ですね、とミサカは冷や汗をダラダラ流すあなたを想像します」   「危うく自分の罠で下半身吹っ飛ばすとこだったわ」 上条 「……今思うと、これは未来を予知した台詞なのかな………」 美琴 「…うん……この2ヶ月後くらいには『フレ/ンダ』になっちゃうもんね……」 ミ妹 「きっと日頃の行いのせいなのでしょう、とミサカはもう一度毒を吐きます」   「そう 仲間は売れないって訳ね」   (違うの! 電撃で身体の自由が…ッ) 美琴 「ま、まぁたまにはこういう事もあるわよね!?」 上条 「たまには…ねぇ」 ミ妹 「基本的にお姉様はやり過ぎなのでは、とミサカは疑問を投げかけます」 美琴 「そっ! そんな事ないわよ!」 上条 「いや~…美琴って、意外と短気で猪突猛進な所があるからな」 美琴 「そ…そんなイメージが…?」   「滝壺 使っときなさい」 上条 「体晶だっけか? 詳しくはしらないけど、危険なモンなんだろ?」 美琴 「簡単に言えば能力を暴走させる薬品だからね。     テレスティーナはこれを使って絶対能力進化実験をしようとしてたし」 ミ妹 「ちなみに暗部すらも禁忌とされる研究の産物らしいです、とミサカは補足します」 上条 「へぇー……………ってそんだけ? 何か情報薄っぺらくないか?」 美琴 「仕方ないわよ。このSS書いてるヤツの技量が足りないんだもん。     せっかくの禁書の壮大な設定を理解しきれてないのよ。アホだから」 上条 「あ、なるほど」 ミ妹 「メタ中のメタですね、とミサカは呟きます」   「ま あのクモ女を捉えるのも時間の問題かしら」 美琴 「クモ女て……」 ミ妹 「レベル1から努力してレベル5に上り詰めた女、スパイダーウーマッ!、とミサカはポーズを取ります」 上条 「レベル0を相手に超電磁砲をぶっ放しただと!? 許せる!!」 美琴 「えっ!? ここ広げんの!? てかまた危険なネタを……」   (いつの間にこんなセキュリティが…!!) 上条 「打ち止めか」 ミ妹 「……何故上位個体の裸体をまじまじと凝視しているのですか、とミサカはロリコン疑惑を抱きます」 美琴 「…アンタ幼女好きだったの…?」 上条 「し、失敬な! 俺のタイプは年上のお姉さんだっつの!」 ミ妹 「それはそれで……」 美琴 「困るんだけど……」   「命以外何もかも失った 超クソッタレな人生がお待ちかねですけどね」 上条 「……この後、布束【このひと】はどうなったんだ?」 ミ妹 「もしかしたら脳を三分割されてネバネバした容器に収められたのではないでしょうか、     とミサカは予測します」 美琴 「そしたら次は冷蔵庫と合体させられるわね」 上条 「じゃあ何? 最後はカブトムシになって脱皮すんの? 美琴 「そして仲からきれいな布束さんが……」 上条&ミ妹 「「いえ、もっときたないの」」 美琴 「ジャイアンはもういいわよ!」   (アイツの能力は根っこの所では私と同種のもの…!) 上条 「原子崩しって電撃使いに分類させるのか?」 美琴 「まぁ正確にはちょっと違うんだけどね。     電撃使いは電流や電磁場を観測し操る能力なんだけど、     原子崩しは電子を粒子と波形の中間の状態で操る能力なの。だから―――」 上条 「うん、ごめん。質問しといてアレだけど、もうおなかいっぱいです」 美琴 「………アンタねぇ…一応、学園都市の学生でしょ!?」   「今からテメェにやられた分 兆倍にして返してやるんだから よォ!!!」 上条 「こ、怖ぇ……美琴も浜面も、よくこれを戦えたよな」 美琴 「いや、アンタのがすごいのと戦ってるから」 ミ妹 「むしろあなたはチートばかり相手にしている印象があります、とミサカは意見を述べます」 上条 「え…いやまぁ…一応これでも主人公なんで……」   「学園都市の闇の底に………ね?」 美琴 「不吉な事言ってくれるじゃないの、このオバサン」 上条 「ま、美琴なら大丈夫だろうけど、何かあったら俺に言えよな? いつでも守ってやっから」 美琴 「なななな何よ急に!!!///」 上条 「約束しちまったからな。あ、これは5巻の話だっけ」 ミ妹 「……何でしょう。全然イチャイチャしてないから最後だけちょっと上琴にしてやろうとする     何者かの力を感じます、とミサカは説明口調で分析します」   「あれーッ!? おっかしーなぁ」 上条 「やぁーっと俺の出番かよ」 美琴 (な、長かった……けどこれで次からイチャイチャできる!///) ミ妹 (と、お姉様は思っているでしょうがそう簡単にはいかないでしょう、とミサカは推測します) 上条 「って事で前編終了だな」 ミ妹 「ミサカの出番も終了のようです、とミサカは溜息を漏らします」 上条 「え? 何で?」 美琴 「ああ、後編はまたゲストが代わるらしいのよ」 上条 「へぇ、そうなんだ。誰が来んの?」 美琴 「さぁ? 私も知らないけど」 ?? 「クックック……」 上条 「…? 何だこの笑い声」 ?? 「さァてここで問題だァ。後編のゲストことこの俺は、一体どこのどちらさンでしょォかァァァ!?」 上条&美琴&ミ妹 「「「いや、バレバレだよ!!!」」、とミサカはツッコミます」 }}} #exk(){#include(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/23スレ目ログ/23-844)} #exp(){[[続き>上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/23スレ目ログ/23-844]]} #exk(){#include(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/24スレ目ログ/24-525)} #exp(){[[続き>上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/24スレ目ログ/24-525]]} #back(hr,left,text=Back)

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