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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/2スレ目ログ/2-540 - (2010/01/24 (日) 12:12:19) の最新版との変更点

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#asciiart(){{{ ……だからお前は笑っていて良いんだよ…… 御坂美琴は芝生の上でまどろんでいた。 まだ残暑が厳しいがこの小高い公園には風が気持ちよく吹いていて木陰で寝そべっていると本当に気持ちがよく…… ほんの数日前まで眠ることすらできなかった……眠ろうとするとあの光景が浮かんできて…… そう、絶望の光景が、彼女を夜の闇へと駆り立てた、 御坂美琴はまどろみながら思い返す。 あんなことしてあそこまで傷ついて……アイツにいったいどんな得があったというの…… その気になれば、全く傷つくことなく御坂美琴を止めれたはず。それだけの力がアイツにはある……なのに、なぜ…… おそらく数少ない友人たち……そうたとえばツインテールの後輩などは御坂美琴の置かれた現状を知れば何も考えずに飛び込んで来てくれただろう。 、「たすけて」とつぶやきさえすれば…… けれど、だからこそ御坂美琴はそうならないように細心の注意を払っていた。 例え一睡もできなくてもベッドに横たわりルームメイトの注意を引かないようにいつも以上に普段どおりに接してきた。 アイツに対してだってそうだ。勝気で自分勝手ないつもの御坂美琴を完璧に演じていたはずだった。 仮に、誰もが笑って誰もが望む、そんな幸せな世界があったとしても、そこにもう自分の居場所はない……ただ、心配をかけないように今までの自分を演じきるだけ…… 見事に演じきったはずだった…… なのに、アイツは御坂美琴の中の絶望をどこかで知り……人の思いなどを踏みにじって、ずかずかと心の中に入り込んで……デリカシーの欠片もなく……無理やり御坂美琴を深い闇の中から引きずり出してくれた。 「……ありがとうって…………いうつもりだったのに…………」 全てが終わったあの日……アイツを訪ねて病室へと入った。身体中傷だらけで、本当の意味でに満身創痍で……ベッドに横たわる少アイツをただじっと見詰めた。 こんなになるまで……と思ったら、その顔が視界の中でぼやけた…… アイツにとってあたしはいったい何なんだろう…… 決して好かれているはずはない……好かれることなんてした覚えがない…… あの馬鹿の前ではあたしはレベル5を鼻にかける高慢な態度しかとってこなかったのだから…… なのに、あたしはアイツに一発も殴られていない……この一ヶ月以上顔を見つければ喧嘩を吹っかけ、追い掛け回し……短い間とはいえ心臓まで止めてしまったのだ…… それだけの事をした人間に……一発も殴り返してこなかった。 女を殴るこぶしを持たないフェミニストなのかと思っていた……絶対的優位に立つ強者の余裕なのかと思っていた。 けれどアイツの覚悟は……そんな浮ついたものじゃあなく…… あたしの小さなプライドや価値観……今まで築き上げてきた「御坂美琴」……その幻想をその右拳だけで見事に破壊した2つ年上の少年。 アイツは起きた途端憎まれ口をたたいて……そう……世の中にはこんな絶望がある事を知らなかった……出会った頃のように……振舞ってくれた。 そのやさしさに甘えて……言い出すきっかけを失ってしまった…… でも、アイツの前で笑えていたはずだった。あたしはもう大丈夫……笑えるんだよって…… いつもの時間にいつもの世界に戻ってきたんだよって…… ……全に演じられたはずだった……  ――だからお前は笑っていて良いんだよ―― 完全に見抜かれていた…… 「かなわないな……ほんとうに……アイツには……」 寝転んだまま目を開ける。 あたしは、笑えるんだろうか…… アイツのまねをしてみる…… 右手を突き出して、その拳を広げて……、  ……だからお前は笑っていて良いんだよ…… あいつの言葉がもう一度心に響く…… アイツはあたしが笑うことを認めてくれた…… アイツの顔が見たい。 なにか、いてもたっても居られないような気持ちになって来る。 身体を起こし、走り出す。 走りながら、右手を前に突き出す。 そして、誓う。 こんどこそ、アイツにありがとうと言おう……  ……御坂美琴は笑っていて良いんだよ…… 終幕 (「、」「・」を「…」に修正してます) }}} #back(hr,left,text=Back) #co(){{{ ・・だからお前は笑っていて良いんだよ・・ 御坂美琴は芝生の上でまどろんでいた。 まだ残暑が厳しいがこの小高い公園には風が気持ちよく吹いていて木陰で寝そべっていると本当に気持ちがよく、、 ほんの数日前まで眠ることすらできなかった、、眠ろうとするとあの光景が浮かんできて、、 そう、絶望の光景が、彼女を夜の闇へと駆り立てた、 御坂美琴はまどろみながら思い返す。 あんなことしてあそこまで傷ついて、、アイツにいったいどんな得があったというの、、 その気になれば、全く傷つくことなく御坂美琴を止めれたはず。それだけの力がアイツにはある、、なのに、なぜ、、 おそらく数少ない友人たち、、そうたとえばツインテールの後輩などは御坂美琴の置かれた現状を知れば何も考えずに飛び込んで来てくれただろう。 、「たすけて」とつぶやきさえすれば、、、 けれど、だからこそ御坂美琴はそうならないように細心の注意を払っていた。 例え一睡もできなくてもベッドに横たわりルームメイトの注意を引かないようにいつも以上に普段どおりに接してきた。 アイツに対してだってそうだ。勝気で自分勝手ないつもの御坂美琴を完璧に演じていたはずだった。 仮に、誰もが笑って誰もが望む、そんな幸せな世界があったとしても、そこにもう自分の居場所はない、、ただ、心配をかけないように今までの自分を演じきるだけ、、 見事に演じきったはずだった、、 なのに、アイツは御坂美琴の中の絶望をどこかで知り、、人の思いなどを踏みにじって、ずかずかと心の中に入り込んで、、デリカシーの欠片もなく、、、無理やり御坂美琴を深い闇の中から引きずり出してくれた。 「、、ありがとうって、、、、いうつもりだったのに、、、、」 全てが終わったあの日、、アイツを訪ねて病室へと入った。身体中傷だらけで、本当の意味でに満身創痍で、、ベッドに横たわる少アイツをただじっと見詰めた。 こんなになるまで、、、と思ったら、その顔が司会の中でぼやけた、、 アイツにとってあたしはいったい何なんだろう、、、 決して好かれているはずはない、、好かれることなんてした覚えがない、、 あの馬鹿の前ではあたしはレベル5を鼻にかける高慢な態度しかとってこなかったのだから、、 なのに、あたしはアイツに一発も殴られていない、、この一ヶ月以上顔を見つければ喧嘩を吹っかけ、追い掛け回し、、短い間とはいえ心臓まで止めてしまったのだ、、 それだけの事をした人間に、、一発も殴り返してこなかった。 女を殴るこぶしを持たないフェミニストなのかと思っていた、、絶対的優位に立つ強者の余裕なのかと思っていた。 けれどアイツの覚悟は、、そんな浮ついたものじゃあなく、、 あたしの小さなプライドや価値観、、今まで築き上げてきた「御坂美琴」、、その幻想をその右拳だけで見事に破壊した2つ年上の少年。 アイツは起きた途端憎まれ口をたたいて、、そう、、世の中にはこんな絶望がある事を知らなかった、、出会った頃のように、、振舞ってくれた。 そのやさしさに甘えて、、言い出すきっかけを失ってしまった、、 でも、アイツの前で笑えていたはずだった。あたしはもう大丈夫、、笑えるんだよって、、 いつもの時間にいつもの世界に戻ってきたんだよって、、 、、、完全に演じられたはずだった、、、  ーだからお前は笑っていて良いんだよー 完全に見抜かれていた、、 「かなわないな、、、ほんとうに、、、アイツには、、」 寝転んだまま目を開ける。 あたしは、笑えるんだろうか、、 アイツのまねをしてみる、、 右手を突き出して、その拳を広げて、、、  ・・だからお前は笑っていて良いんだよ・・ あいつの言葉がもう一度心に響く、、 アイツはあたしが笑うことを認めてくれた、、 アイツの顔が見たい。 なにか、いてもたっても居られないような気持ちになって来る。 身体を起こし、走り出す。 走りながら、右手を前に突き出す。 そして、誓う。 こんどこそ、アイツにありがとうと言おう、、  ・・御坂美琴は笑っていて良いんだよ・・ 終幕 }}} #back(hr,left,text=Back)
*小ネタ 美琴さんのイマジンブレイカーのマネ #asciiart(){{{ ……だからお前は笑っていて良いんだよ…… 御坂美琴は芝生の上でまどろんでいた。 まだ残暑が厳しいがこの小高い公園には風が気持ちよく吹いていて木陰で寝そべっていると本当に気持ちがよく…… ほんの数日前まで眠ることすらできなかった……眠ろうとするとあの光景が浮かんできて…… そう、絶望の光景が、彼女を夜の闇へと駆り立てた、 御坂美琴はまどろみながら思い返す。 あんなことしてあそこまで傷ついて……アイツにいったいどんな得があったというの…… その気になれば、全く傷つくことなく御坂美琴を止めれたはず。それだけの力がアイツにはある……なのに、なぜ…… おそらく数少ない友人たち……そうたとえばツインテールの後輩などは御坂美琴の置かれた現状を知れば何も考えずに飛び込んで来てくれただろう。 、「たすけて」とつぶやきさえすれば…… けれど、だからこそ御坂美琴はそうならないように細心の注意を払っていた。 例え一睡もできなくてもベッドに横たわりルームメイトの注意を引かないようにいつも以上に普段どおりに接してきた。 アイツに対してだってそうだ。勝気で自分勝手ないつもの御坂美琴を完璧に演じていたはずだった。 仮に、誰もが笑って誰もが望む、そんな幸せな世界があったとしても、そこにもう自分の居場所はない……ただ、心配をかけないように今までの自分を演じきるだけ…… 見事に演じきったはずだった…… なのに、アイツは御坂美琴の中の絶望をどこかで知り……人の思いなどを踏みにじって、ずかずかと心の中に入り込んで……デリカシーの欠片もなく……無理やり御坂美琴を深い闇の中から引きずり出してくれた。 「……ありがとうって…………いうつもりだったのに…………」 全てが終わったあの日……アイツを訪ねて病室へと入った。身体中傷だらけで、本当の意味でに満身創痍で……ベッドに横たわる少アイツをただじっと見詰めた。 こんなになるまで……と思ったら、その顔が視界の中でぼやけた…… アイツにとってあたしはいったい何なんだろう…… 決して好かれているはずはない……好かれることなんてした覚えがない…… あの馬鹿の前ではあたしはレベル5を鼻にかける高慢な態度しかとってこなかったのだから…… なのに、あたしはアイツに一発も殴られていない……この一ヶ月以上顔を見つければ喧嘩を吹っかけ、追い掛け回し……短い間とはいえ心臓まで止めてしまったのだ…… それだけの事をした人間に……一発も殴り返してこなかった。 女を殴るこぶしを持たないフェミニストなのかと思っていた……絶対的優位に立つ強者の余裕なのかと思っていた。 けれどアイツの覚悟は……そんな浮ついたものじゃあなく…… あたしの小さなプライドや価値観……今まで築き上げてきた「御坂美琴」……その幻想をその右拳だけで見事に破壊した2つ年上の少年。 アイツは起きた途端憎まれ口をたたいて……そう……世の中にはこんな絶望がある事を知らなかった……出会った頃のように……振舞ってくれた。 そのやさしさに甘えて……言い出すきっかけを失ってしまった…… でも、アイツの前で笑えていたはずだった。あたしはもう大丈夫……笑えるんだよって…… いつもの時間にいつもの世界に戻ってきたんだよって…… ……全に演じられたはずだった……  ――だからお前は笑っていて良いんだよ―― 完全に見抜かれていた…… 「かなわないな……ほんとうに……アイツには……」 寝転んだまま目を開ける。 あたしは、笑えるんだろうか…… アイツのまねをしてみる…… 右手を突き出して、その拳を広げて……、  ……だからお前は笑っていて良いんだよ…… あいつの言葉がもう一度心に響く…… アイツはあたしが笑うことを認めてくれた…… アイツの顔が見たい。 なにか、いてもたっても居られないような気持ちになって来る。 身体を起こし、走り出す。 走りながら、右手を前に突き出す。 そして、誓う。 こんどこそ、アイツにありがとうと言おう……  ……御坂美琴は笑っていて良いんだよ…… 終幕 ("、"と"・"の連続を"…"に変換しました by まとめ人) }}} #co(){{{ ・・だからお前は笑っていて良いんだよ・・ 御坂美琴は芝生の上でまどろんでいた。 まだ残暑が厳しいがこの小高い公園には風が気持ちよく吹いていて木陰で寝そべっていると本当に気持ちがよく、、 ほんの数日前まで眠ることすらできなかった、、眠ろうとするとあの光景が浮かんできて、、 そう、絶望の光景が、彼女を夜の闇へと駆り立てた、 御坂美琴はまどろみながら思い返す。 あんなことしてあそこまで傷ついて、、アイツにいったいどんな得があったというの、、 その気になれば、全く傷つくことなく御坂美琴を止めれたはず。それだけの力がアイツにはある、、なのに、なぜ、、 おそらく数少ない友人たち、、そうたとえばツインテールの後輩などは御坂美琴の置かれた現状を知れば何も考えずに飛び込んで来てくれただろう。 、「たすけて」とつぶやきさえすれば、、、 けれど、だからこそ御坂美琴はそうならないように細心の注意を払っていた。 例え一睡もできなくてもベッドに横たわりルームメイトの注意を引かないようにいつも以上に普段どおりに接してきた。 アイツに対してだってそうだ。勝気で自分勝手ないつもの御坂美琴を完璧に演じていたはずだった。 仮に、誰もが笑って誰もが望む、そんな幸せな世界があったとしても、そこにもう自分の居場所はない、、ただ、心配をかけないように今までの自分を演じきるだけ、、 見事に演じきったはずだった、、 なのに、アイツは御坂美琴の中の絶望をどこかで知り、、人の思いなどを踏みにじって、ずかずかと心の中に入り込んで、、デリカシーの欠片もなく、、、無理やり御坂美琴を深い闇の中から引きずり出してくれた。 「、、ありがとうって、、、、いうつもりだったのに、、、、」 全てが終わったあの日、、アイツを訪ねて病室へと入った。身体中傷だらけで、本当の意味でに満身創痍で、、ベッドに横たわる少アイツをただじっと見詰めた。 こんなになるまで、、、と思ったら、その顔が司会の中でぼやけた、、 アイツにとってあたしはいったい何なんだろう、、、 決して好かれているはずはない、、好かれることなんてした覚えがない、、 あの馬鹿の前ではあたしはレベル5を鼻にかける高慢な態度しかとってこなかったのだから、、 なのに、あたしはアイツに一発も殴られていない、、この一ヶ月以上顔を見つければ喧嘩を吹っかけ、追い掛け回し、、短い間とはいえ心臓まで止めてしまったのだ、、 それだけの事をした人間に、、一発も殴り返してこなかった。 女を殴るこぶしを持たないフェミニストなのかと思っていた、、絶対的優位に立つ強者の余裕なのかと思っていた。 けれどアイツの覚悟は、、そんな浮ついたものじゃあなく、、 あたしの小さなプライドや価値観、、今まで築き上げてきた「御坂美琴」、、その幻想をその右拳だけで見事に破壊した2つ年上の少年。 アイツは起きた途端憎まれ口をたたいて、、そう、、世の中にはこんな絶望がある事を知らなかった、、出会った頃のように、、振舞ってくれた。 そのやさしさに甘えて、、言い出すきっかけを失ってしまった、、 でも、アイツの前で笑えていたはずだった。あたしはもう大丈夫、、笑えるんだよって、、 いつもの時間にいつもの世界に戻ってきたんだよって、、 、、、完全に演じられたはずだった、、、  ーだからお前は笑っていて良いんだよー 完全に見抜かれていた、、 「かなわないな、、、ほんとうに、、、アイツには、、」 寝転んだまま目を開ける。 あたしは、笑えるんだろうか、、 アイツのまねをしてみる、、 右手を突き出して、その拳を広げて、、、  ・・だからお前は笑っていて良いんだよ・・ あいつの言葉がもう一度心に響く、、 アイツはあたしが笑うことを認めてくれた、、 アイツの顔が見たい。 なにか、いてもたっても居られないような気持ちになって来る。 身体を起こし、走り出す。 走りながら、右手を前に突き出す。 そして、誓う。 こんどこそ、アイツにありがとうと言おう、、  ・・御坂美琴は笑っていて良いんだよ・・ 終幕 }}} #back(hr,left,text=Back)

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