「上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory/Part4」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory/Part4 - (2010/04/04 (日) 21:27:07) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

---- #navi(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory) 「ここが当麻の学校か・・・」 一端覧祭初日,美琴は上条の高校へ来ていた 上条のクラスの出し物は喫茶店とは名ばかりの半ホストクラブだと聞いていた 「今までスルーしてきたツケを払ってもらうわよ」 美琴は不敵な笑みを浮かべながら校門をくぐっていった 「ねぇ初春,あれって御坂さんじゃない?」 「あっ本当ですね,何でこんなところにいるんでしょう?」 美琴が入っていく姿を見て初春と佐天の二人は足を止めていた 「何やら面白いことが起こりそうな予感・・初春,こっそりついて行こっか!!」 「そうですね,時間はたっぷりありますし行きましょう佐天さん!!」 意気投合した二人は美琴に気付かれないよう距離を保ちながら追いかけていった 「何で上条さんだけ休憩時間がこんなに少ないのでせうか?」 「年に一度ぐらいそのフラグ体質を有効活用しやがれってことだにゃー。  カミやんが居ればホラ,フラグ立てられた女の子が一杯きてウハウハなんだぜぃ」 反論しようとした上条だったがクラス中から 『そうだそうだ!!』『お前の所為で彼女が出来ねーんだ!!』『この旗男め』 と罵倒され精神的にフルボッコにされながら上条はホールに戻っていった 店内は一クラスの出し物とは思えない程完成度の高いものだった,一目で高級だと分かるソファ等の調度品は土御門が調達してきたらしい 飾り付けもこういう時には異様に張り切る吹寄が適確に指示を出し,本物と遜色無い仕上がりになっていた (いや,まぁ本物なんて見たこと無いんだけど・・・) そんな事を考えながら上条は店内を見回していると丁度入店した美琴と目が合った 慌てて目を背ける美琴を見て微笑んだ上条は美琴に近づいていき 「いらっしゃいませお嬢様,席にご案内致します」 綺麗な一礼と共に空いていた奥の座席にエスコートしていった 事前に舞夏に作法を叩き込まれていたのでその振る舞いには一切の淀みは無い 「ご指名は如何なさいますか?美琴お嬢様」 「ア・・アンタでいいわよ・・・」 頬を赤く染めつつ美琴は答えた 「有難うございます」 丁寧に一礼する上条を見て美琴は (いつもこうやってシャキっとしてくれればいいのにねぇ・・) 心臓が高鳴っていくのを自覚しつつ美琴は注文を終え,上条は厨房へ戻っていった (来ることは予想してたがやっぱり落ち着かねぇな・・しかしヲトコ上条当麻,持ち前のステキ演技力で乗り切ってみせるぜ!!) などと考えていると厨房から声が聞こえてきた 「しかしこうなると分かっていても腹が立つんだぜぃ」 『常盤台のお嬢様にまでフラグ立ててやがったのかあの野郎』 「彼は。一度本格的に性根を叩き直す必要が。あるかも。」 「『まぁ何はともあれ,死刑確定だな』」 不穏な言葉は無視してカシスオレンジ(もちろんノンアルコール)を受け取った上条は美琴の元へ戻っていった 「お待たせ致しました,美琴お嬢様」 「あっ・・ありがとぅ・・・周りにあんまり他のお客さんも居ないしいつも通りでいいわよ?」 「そっ・・そうか・・助かったぜ美琴」 ホッと安堵しながら上条はそっと美琴の肩に手を回した 「ふぇっ!!」 急に密着してきた上条に美琴は思わず声をあげた 「一応こういう店だからな。ちょっと我慢してくれよ,美琴」 「う・・うん」 一気に顔が真っ赤になり美琴の頭は真っ白になった 「うわぁ・・私,あんな御坂さん初めて見ました」 「もしやと思ったけどやっぱり彼氏なのかな?これは見逃せないね,初春ッ!!」 「お二人はあの常盤台のお嬢様と知り合いなのかにゃー?」 「カミやんのフラグ体質に不可能は無いんやなぁホンマ」 美琴の後をつけて入店した二人は土御門と青髪ピアスが応対していた しかし男女同士で盛り上がることはなく全員店の奥へと意識を向けていた 「それにしても当麻がしっかり接客できてるのは意外だったわね。  てっきりドジ踏んで迷惑掛けてるかと思ったわよ(主に女の子にね・・・)」 心の中で一言こっそり付け足していたが上条は全く気付かない 「上条さんのステキ演技力を舐めるなよ?まぁ実際は土御門に監督してもらったお陰なんだけどな」 しばらくの間トークで盛り上がりながらもドリンクを飲み終え美琴は 「それじゃあ私はこれで帰るから終わったら連絡してね」 「あぁ。それじゃまたいつもの自販機の前でな」 短く会話を交わすと美琴は支払いをして店から出て行った (ちっとばっか恥ずかしかったけどアイツの笑顔も見れたし結果オーライか) 美琴の笑顔を思い出しながら午後からのデートについて考えていた上条は これからクラス中からの総攻撃が待ち構えていることを知る由も無かった ---- #navi(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory)
---- #navi(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory) 後日談 「ここが当麻の学校か・・・」 一端覧祭初日,美琴は上条の高校へ来ていた 上条のクラスの出し物は喫茶店とは名ばかりの半ホストクラブだと聞いていた 「今までスルーしてきたツケを払ってもらうわよ」 美琴は不敵な笑みを浮かべながら校門をくぐっていった 「ねぇ初春,あれって御坂さんじゃない?」 「あっ本当ですね,何でこんなところにいるんでしょう?」 美琴が入っていく姿を見て初春と佐天の二人は足を止めていた 「何やら面白いことが起こりそうな予感・・初春,こっそりついて行こっか!!」 「そうですね,時間はたっぷりありますし行きましょう佐天さん!!」 意気投合した二人は美琴に気付かれないよう距離を保ちながら追いかけていった 「何で上条さんだけ休憩時間がこんなに少ないのでせうか?」 「年に一度ぐらいそのフラグ体質を有効活用しやがれってことだにゃー。  カミやんが居ればホラ,フラグ立てられた女の子が一杯きてウハウハなんだぜぃ」 反論しようとした上条だったがクラス中から 『そうだそうだ!!』『お前の所為で彼女が出来ねーんだ!!』『この旗男め』 と罵倒され精神的にフルボッコにされながら上条はホールに戻っていった 店内は一クラスの出し物とは思えない程完成度の高いものだった,一目で高級だと分かるソファ等の調度品は土御門が調達してきたらしい 飾り付けもこういう時には異様に張り切る吹寄が適確に指示を出し,本物と遜色無い仕上がりになっていた (いや,まぁ本物なんて見たこと無いんだけど・・・) そんな事を考えながら上条は店内を見回していると丁度入店した美琴と目が合った 慌てて目を背ける美琴を見て微笑んだ上条は美琴に近づいていき 「いらっしゃいませお嬢様,席にご案内致します」 綺麗な一礼と共に空いていた奥の座席にエスコートしていった 事前に舞夏に作法を叩き込まれていたのでその振る舞いには一切の淀みは無い 「ご指名は如何なさいますか?美琴お嬢様」 「ア・・アンタでいいわよ・・・」 頬を赤く染めつつ美琴は答えた 「有難うございます」 丁寧に一礼する上条を見て美琴は (いつもこうやってシャキっとしてくれればいいのにねぇ・・) 心臓が高鳴っていくのを自覚しつつ美琴は注文を終え,上条は厨房へ戻っていった (来ることは予想してたがやっぱり落ち着かねぇな・・しかしヲトコ上条当麻,持ち前のステキ演技力で乗り切ってみせるぜ!!) などと考えていると厨房から声が聞こえてきた 「しかしこうなると分かっていても腹が立つんだぜぃ」 『常盤台のお嬢様にまでフラグ立ててやがったのかあの野郎』 「彼は。一度本格的に性根を叩き直す必要が。あるかも。」 「『まぁ何はともあれ,死刑確定だな』」 不穏な言葉は無視してカシスオレンジ(もちろんノンアルコール)を受け取った上条は美琴の元へ戻っていった 「お待たせ致しました,美琴お嬢様」 「あっ・・ありがとぅ・・・周りにあんまり他のお客さんも居ないしいつも通りでいいわよ?」 「そっ・・そうか・・助かったぜ美琴」 ホッと安堵しながら上条はそっと美琴の肩に手を回した 「ふぇっ!!」 急に密着してきた上条に美琴は思わず声をあげた 「一応こういう店だからな。ちょっと我慢してくれよ,美琴」 「う・・うん」 一気に顔が真っ赤になり美琴の頭は真っ白になった 「うわぁ・・私,あんな御坂さん初めて見ました」 「もしやと思ったけどやっぱり彼氏なのかな?これは見逃せないね,初春ッ!!」 「お二人はあの常盤台のお嬢様と知り合いなのかにゃー?」 「カミやんのフラグ体質に不可能は無いんやなぁホンマ」 美琴の後をつけて入店した二人は土御門と青髪ピアスが応対していた しかし男女同士で盛り上がることはなく全員店の奥へと意識を向けていた 「それにしても当麻がしっかり接客できてるのは意外だったわね。  てっきりドジ踏んで迷惑掛けてるかと思ったわよ(主に女の子にね・・・)」 心の中で一言こっそり付け足していたが上条は全く気付かない 「上条さんのステキ演技力を舐めるなよ?まぁ実際は土御門に監督してもらったお陰なんだけどな」 しばらくの間トークで盛り上がりながらもドリンクを飲み終え美琴は 「それじゃあ私はこれで帰るから終わったら連絡してね」 「あぁ。それじゃまたいつもの自販機の前でな」 短く会話を交わすと美琴は支払いをして店から出て行った (ちっとばっか恥ずかしかったけどアイツの笑顔も見れたし結果オーライか) 美琴の笑顔を思い出しながら午後からのデートについて考えていた上条は これからクラス中からの総攻撃が待ち構えていることを知る由も無かった ---- #navi(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memory)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー