「上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/1スレ目ログ/1-745」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/1スレ目ログ/1-745 - (2010/01/24 (日) 00:24:51) のソース

#asciiart(){{{
御坂美琴は走っていた
「黒子ー!出てきなさい!」
数分前、彼女の後輩である白井黒子はテレポートで御坂の短パンを外したあげく
『んまぁお姉さま、またこんなものをお召しになって…』
と、美琴の下着センスを全否定し、逃げてしまったのだ。当然怒る御坂美琴。
「ったく…アイツはぁぁぁ!!!」
バチバチと電撃を身にまとうが発射はしない。
たんなる苛立ちからくるものだったらしい。
短パンを奪われてから、全力で白井を追っていた美琴だが
テレポーター相手に普通に追っていては捕まえられるはずもない。
「あっついわねぇ…なんか飲みながらとりあえず落ち着きましょう」
いつものボロボロの自販機のもとへ。
トン、トンと、勢いとリズムをつける。
が、短パンをはいていないことに気づいた。
「危ない危ない…」
公道でパンツを見せびらかすわけにもいかない。
(誰もいないわよ…ね?)
キョロキョロと辺りを見回して、息を整える。
トン、トンとまたリズムをとる。
足を回して、今まさに蹴りが放たれようとしたとき
「ふんふんふんふふんふんふんふ~ん♪」
と、茂みと木の間から誰かがこちらに近づいてきた。
「ちぇい…えっ!?」
蹴りは中断され、美琴の勢いもなくなる。
「お、ビリビリぃ~って…へっ?」
美琴は『あの馬鹿』の登場により、混乱し、体勢を崩し、転んでしまった。
「イッタタタタ…」
「あ…ぁの…御坂…さん…?」
「いきなりなんなのよアンタ!…って…!!?」
大股に開いた脚からやや少女的なパンツが顔を覗かせている。
「み、みみみ見てない!なんも見てないから!」
『あの馬鹿』である上条当麻はいかにも【見てしまった】かのように否定する。
「ちょ、アンタ…!」
顔を真っ赤にして脚を閉じた美琴。
「ふ、ふふふ…不幸だぁぁぁ~!!!」
いつもの展開からして、ビリビリが来ることを恐れたのだろうか。
上条は一目散に逃げ出していた。
「ちょっと待ちなさいよアンタぁ!」
(人のパンツ見ておいて何一目散で逃げてんのよ!追っかけてまずアイツから…)
立ち上がり、あの馬鹿を追おうとしたが、どうやら転んだ際に脚をひねったのかくじいたのか、美琴は転んでしまった。
「キャッ!」
かわいらしい悲鳴に気づいたのか、上条は振り返る。
「…どうしたんだ?ビリビリ…」
転んでいるのを見て放ってはおけないのか、上条は近づいてくる。
「いつつつ…足ケガした…」
「お前って結構ドジだな…」
やれやれ、といった感じで上条は美琴に手を差し出す。
「ホラ、立てるか?」
顔を真っ赤にしながら手を取り立とうとしたが、足に痛みが走る
「ッ!!」
「おいおい大丈夫かよ…」
「う、うるさいっ!アンタが急に出てくるからよ…///」
(まだ怒ってんのかよ!って、どうすりゃいいんだ…?っていうかなんで短パンはいてないんだろ)
適当に考えながら上条はしゃがみこむ。
「立てないんだろ?おぶってやるから、はやく」
「ちょ、ねぇ、待ってって///」
ほぼ強制的におぶられたのだが、どこに向かうのだろうか。と考えていると
「常盤台の寮まででいいか?」
と尋ねられた。しかし寮監に見つかっては、あの馬鹿は助かっても美琴は助からないだろう。
「りょ、寮はダメ!」
「ん~じゃあ、俺の寮しかないか。病院ってほどのケガじゃないし。」
(インデックスはまだ外をブラブラしている時間だから大丈夫かな)
美琴をおぶった【あの馬鹿】はうだうだしながら自分の寮へと向かっていった。



}}}
#back(hr,left,text=Back)
目安箱バナー