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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/2スレ目短編/698 - (2010/03/13 (土) 15:16:39) のソース

*美琴と美咲
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御坂美琴は優雅に紅茶など飲んでいた。
湾内絹保と浮泡万彬との3人で、寮内のテラスでおしゃべりしていたのだ、が。
突如鳴り出した携帯に、「ゴメン、ちょっと…って!」
携帯の表示画面を見ながら固まってしまった美琴に、2人は首を傾げる。

「も…もしもし…」
『御坂、お前今ヒマか?今から出てこれねえ?』

御坂美琴は携帯を取り落としそうになった。
2人の前だ。落ち着け、落ち着け…
「何よいきなり。また変なお願いじゃないでしょーね」
『遊びのお誘いですよ。』
「なっ、なっ、ななな…」
『ダメ?』
「ダ…ダメじゃない、けど!わ、分かったわよ、どこにいけばいいの?」

ファミレスで落ち会う約束をし、携帯を閉じる。
「ゴメン、急用ができちゃった。また今度続きしましょ。」
「はーい」
「いってらっしゃいませ~」

慌てて走り去る美琴の姿を見ながら。
「顔が真っ赤で…非常に動揺されてましたわ。」
「デートのお誘い…でしょうか?あの御坂さんに殿方が?」
2人は顔を見合わせ、(これは…大スクープ?)という思いで一致したことを確信した。


上条当麻は携帯を閉じ、ふぅとため息をつく。
(ま、後でアイツに迷惑掛けるぐらいなら、今から掛けといた方が被害は拡大せんだろう)
美琴は2人デートだと思い込んでいる、とは上条は気が付いていない。気付く男ではない。
上条は後ろにいる人物を振り返る。

「やはり双子はセットでご購入ということですか、とミサカは貴方を指さします」


時は30分前にさかのぼる。
平和な日曜は御坂妹によって終わりを告げた。上条の寮へ突然の乱入である。
「リハビリのため、貴方と一日遊びまわりたいです、とミサカはお願いにきました」

インデックスが当然応酬したが、
「貴方は毎日束縛している」「あなたが恋人というのなら諦めますが」等と正論で攻め込まれ、
ただ感情だけでダメだよダメなんだよと言っていたインデックスは撃沈した。
そうして引きずり出されてきた上条である。
(帰ったら、俺死ぬんだね)
ドアが閉まる瞬間、インデックスの歯が光っていた…


「…あの方も遊びたかったのですかね、とミサカは疑問を口に出します」
「ま、アイツはいつだって遊びたがってるが」
「それならば、一緒に遊べばいいです、とミサカは首をかしげます」
「…へ?お前俺と2人で遊びたい、とかじゃないのか?」
「ミサカは色々と遊びたいのです。でも知り合いがいないのです、とミサカは寂しく答えます」

なるほど、コイツは俺か御坂しか知り合いはいないだろう。
しかし御坂と2人でいては、ハタから見れば何かと問題がありすぎる、ということか。
そこまで考えて、上条もハッとする。
(俺が御坂妹と一緒に遊んでると…まちがいなく「御坂とデートしてた」という噂が立つ!)
少なくとも中学生に手を出したスゴイ奴という噂が避けられなくなる!2人はマズイ!

もう一人いれば。
インデックス再召喚も考えたが、さっきの口ゲンカもどきで、あまり雰囲気良くならないだろう。
御坂妹の存在に驚かない他の人間…アイツしかいねえじゃねえか。
そして上条は携帯を手にとる。「み…み…御坂、っと」


上条はファミレスに向かう前に、有名洋服店に立ち寄ることにした。
「そういやリハビリってなんだ?」
「免疫力の強化です。病院では無菌すぎるのです、とミサカは説明します。」
「なるほどな」
「様々な人がいる場所が望ましいですね、とミサカは付け加えます」
(目立ちたくないからといって、人気のない場所は逆にNGってことか)

店に入ると、カラーバリエーションの多いセーターのコーナーに向かった。
「また見分けつかねえとやりにくいから、好きなセーター選びな。」
「買っていただけるのですか、とミサカは喜びを隠して問いかけます」
頷いた上条を見て、御坂妹はさーっと見渡してすぐ、ピンク色の薄手のセーターを手にとった。

御坂美琴は思いっきりドキドキしながら、ファミレスの扉をあける。
(な、なんて声かけよう…)
そのドキドキは、1分後に砕け散った。


(当たり前だが、ほんと似すぎだよなこの2人。セーターで見分けは問題ないが…)
上条の目の前には、不機嫌そうな美琴と、無表情の御坂妹が座っている。
「ま、事情は分かったけどさ…」
美琴は(やっぱコイツに期待した私がバカだった)と思いつつ、ジュースをちゅ~と飲む。
「そのセーターはどうしたの?」
「買っていただきました、とミサカは自慢げに答えます」
「アンタまた妹にだけ!?何で私にいつもなにもないのよ!」
「オマエは貧乏人に何を求めているんだ」
「気持ちの問題よ!」
「お姉様はいつものパターンでよく飽きないですね、とミサカは呆れながらつぶやきます」
ファミレスの一角に、騒々しいスペースができてしまった。

「んでさ、どこ行くかは今から決めるとして」
上条は携帯に何やら打ち込んだと思うと、それを2人に見せた。

『御坂美咲(みさか)、御坂美琴の双子の妹。病弱で久々に病院から1日退院』

「とりあえずそういう設定で動き回らねえ?誰かに会った時用、だけどさ」
「この子一人称が『ミサカ』だしねえ。そーいうことにしておきましょうか」
「ミサカの名前が『美咲』ですか?とミサカは問いかけます」
「本来この当て字だと『みさき』って呼ぶけどな。問題ないならこれでいこーぜ」
「美咲…美咲…」
何やら御坂妹はブツブツ言ってるが、嫌がってはいない様子だ。

「というわけで、今日はオマエを美琴って呼ばせてもらうけど、いいよな?」
「えっ…えええー?」
「なんで驚く。2人をイントネーションは違えど、ミサカって呼んでたら紛らわしいだろ」
「しょ、しょうがないわね。じゃあ私もアンタの事、と、当麻って呼ぶ!」
「…?」
「み、皆、下の名前同士で呼び合う方が、自然、じゃない?」
「まあ何でもいいけど。じゃあそれでいこう」

(み、美琴と当麻って呼び合うなんて…な、なんて展開!)
「お姉様、心の声が丸聞こえです、とミサカはお姉様の表情をスキャンしながら指摘します」
「う、うるさいわね!」

「さてと、まあそう呼び合うのも遊びの一つってことで。それでドコいこうかねー」
「美咲…は行きたいところないの?」
まだ美琴は呼びにくそうだ。
「可愛いものが愛でられるところに行きたいです、とミサカは申告します」
「可愛いもの…ねえ?」
上条と美琴は顔を見合わせる。
見合わせた途端、美琴はちょっと赤くなって俯く。

(確か、あのデパートの特設コーナーがファンシーグッズ特集だったはず…!)
美琴はそのあたりチェックは欠かさないが、一人では恥ずかしくて行けず、
また黒子にバカにされるので連れ立っても行けず、で毎回悶々としていたのだ。
「そ、そーいえば…」
「んじゃあペットランドでも行くか」
美琴が切り出そうとすると、上条があっさりアイデアを出した。

ペットランドとは。
学生寮は基本的にペットは飼えない。上条のようにこそこそ飼うので精一杯である。
飼いたくても飼えない学生達のために生まれた商売がペットランドであり、
犬猫をはじめとした小動物とたわむれることができる。
しかし…

「行きたいけど、この子を含め、エレクトロマスターは、電磁波のせいで入店お断りなのよね…」
入り口に万引き防止装置のようなモノがあり、一部の能力者は入ることができない。
無意識にでもペットを怯えさせる人は、ここで止められる。
美琴は今まで、入りたくても外から眺めるしかできなかったのである。

上条は右手を軽く前に出し、ワキワキと指を動かす。
「俺の右手でお前らの電磁波止めるよ。二人同時がやっかいだが、まあ何とかなるだろ」
思わず美琴は上条の右手を両手でガシイ!と掴み、
そのまま引き込んで、そのまま頬ずりしそうな形になった所で…我に返った。
固まっている美琴に、冷ややかな声が飛ぶ。

「お姉様は今日の主役が誰なのか完全に忘れておられますね、とミサカはまた呆れながら指摘します」
「俺はムツゴロウに触られる動物の気分が分かったような気がした」
2人は、人間の顔がこれ以上ないぐらい真っ赤に変わっていく様子を観察することができた。

ペットランドは第六学区にあるらしく、モノレールで移動することになった。
上条は携帯で地図などを確認しつつ、前を歩いている。
姉妹はその後ろをヒソヒソと話しながら付いて行く構図である。

「…お姉様は相変わらず素直になられていないようですね、とミサカは指摘します」
「だから私はいつも素直って言ってるでしょ!」
「では今から前のように、ミサカは当麻さんの右腕に抱きつきますと高らかに宣言します」
「なっ!」
「お姉様と当麻さんの反応が楽しみです、とミサカは小悪魔になったことを自覚します」
「素直だと…言ってんでしょうがぁ!」

さながら、それは2匹の肉食動物が哀れな草食動物に飛びかかる、の図であった。
ちょうど上条は携帯をポケットに直した所で、両腕にスキができていた。
左腕を美琴に、右腕を御坂妹に一瞬で捕らえられた上条は、硬直する。
というより、動けるわけもない。2人は体重をかけて掴み、にらみ合っている。
「…お前らは一体何を…」
「お姉様にしては積極的ですね、とミサカは挑発してみます」
「妹は姉の一歩後ろ歩いてなさい!美咲にできることは私には余裕!」

「何張り合ってんだか知らんが、行こうぜ。もうちょっと緩めてくれねえと歩けん」
2人は流石同じDNAというべきか、同時に腕を緩めて、歩き始める。
なまじ緩めたがために。
歩く振動に伴い、2人の胸の感触が、上条に襲いかかる。

「ちょーーーっとストップ。胸、胸あたってる!上条さん落ち着いて歩けねえ!」
「…腕組んでんだからしょーがないでしょ。気にしないでいいわよ」
「ミサカの方が大きいです、たぶん分かると思いますが、とミサカは強く押し付けてみます」
「まてやコラ!」
(不幸だ…いや、不幸じゃない…? いや、不幸だ…)


モノレールに乗るまでで、もう既に体力の大半を使ってしまった気がしている上条である。
中は空いていて、上条が座ると、両脇をきっちり御坂姉妹に押さえられる。
「…美琴も美咲も俺を過労死させる気か…」
初めて名前を呼んでくれ、美琴はちょっとキュンとする。こっちもあえて呼んでみようと瞬時に決意する。
「と、当麻には悪いけどさ、姉の威厳ってもんがありますからね!」
「そんな即席の威厳など、すぐにメッキがはがれますよ、とミサカはせせら笑います」
「はぁ~、…ん、あれ常盤台の制服じゃねえか?」

上条が顎で指し示した方向に、2人の女の子が、遠くではあるが居心地悪そうに座っている。
「うっ…知らない子だけど、このシチュエーションは、格好のネタだわね…」
「頑張ってくださいお姉様、とミサカは明日不純異性交遊で冷やかされるお姉様を想像します」
「アーンーターねー!」

「ま、ある程度、噂になるのは覚悟の上だしな。お前ら2人揃うと目立ちすぎる」

モノレールを降り、ペットランドに向かう。
今度は上条を真ん中に、手をつないだ状態だ。
「何だって今日はこんなベタベタするんだ2人とも。何か変じゃねーか?」
「わかりやすく言うと、おもちゃの取り合いですよ、とミサカは我ながら冴えた例えだと自画自賛します」
「…否定できないわね」
言いながら、何かと理由をつけて上条に触れられる状況に、美琴はヘブン状態である。

ペットランドに到着し、まず能力者チェックの関門が待ち構える。
美琴の超えられない関門。
「んじゃ、俺の手を、美琴は上から右手で、美咲は下から左手で握れ。」
入り口自体は狭いわけでないので、このトライアングル作戦でも通るのは問題ない。

クリア!
ブザーは鳴らなかった。鳴れば警備員が飛んでくる。
中へさらに進んでから、おそるおそる手を離す…入ってしまえばチェックはないのか、異常なし。
「おっし!」
「きゃー、やったー!」
「肝心のペットに触る問題はどうするのですか、とミサカは首をかしげます」
「そりゃ当麻にずっと触ってて貰うしかないんじゃない?」
「腕、つるな…間違いなく」

もう一度入り口があり、そこで料金を払って中に入る。
犬猫やハムスター等に直接触れられるブロックや、ゲージの中を眺めるだけのブロックなど、
色々楽しめる趣向のようだ。
美琴は目をキラキラ、御坂妹も口許が緩んでいる。

「2人同時にイマジンブレイカー発動させるのは、体勢的に難しいから、
 20分ずつ交互に回るか。相手されてない方はついてきてもいいし、ゲージ見て回ってもいいし」
「そうね、それでいきましょう…ま、美咲が主役なんだから、先に当麻とまわってきたら」
「初めてお姉様の愛情を感じた気がします、とミサカは感謝の意を表します。」
「…」

美琴はゲージを見て回る方を選んだ。
しかし、あまり趣味にあうペットがいない…カメレオンやヘビ・トカゲコーナーはスルー。
鳥は近づくと騒がれてちょっと凹む。
(カナリアとか間近で見たいのにー!)
魚系は近づいても逃げず、ゆっくりと眺めて行く。
『電気ウナギ』の前で立ち止まってしまったのは、サガというものか。

どうもゲージコーナーは感性に合うものは無い、と判断した美琴は、
上条たちと合流すべく、道を戻る。
見つけた。
御坂妹は、上条に背中を触って貰いながら、ハムスターを手の上に乗せたりしている。
美琴は、邪魔しないよう、離れたイスに座って眺めることにした。

「ああ、いいなあ…」
思わずつぶやく。不思議と、仲良さそうにしている上条と妹の姿を見ても、ヤキモチの感情が湧いてこない。
自分が満たされていると、心が広くなるってことかなあ、と自己分析する。
そうか、と気付く。
大覇星祭の罰ゲームでは、常に後ろめたいような気分に追われており、心に余裕が全くなかった。
だから妹がペンダントを買って貰っただの、抱きついただので感情が爆発した。
(今日はホント、あの子に感謝しなくちゃね…)

満たされすぎたのか、ちょっとうつらうつらしかけたところで、上条と御坂妹が戻ってきた。
「またせたな…ん、美琴どうした?疲れたのか?」
「あ、大丈夫大丈夫。気が緩んで眠くなっただけよ。」
「ではお姉様交代です。ミサカはここで感触を思い出しつつ、幸せに浸ります」

美琴は積極的に上条の右手を左手で掴むと、引っ張っていく。
「ずっと右手を背中に置いてたんじゃ疲れてるでしょ?右手は力抜いてていーわよ」
「はは、お前がそんな気を使える女の子だと、初めて気づいたぞ」
「なによそれ!」
美琴は笑いながら返す。


(…なんだ?御坂がやたら可愛いというか…素直すぎて落ち着かねえ)
落ち着かないのに、何か心にはしっくり来る。
(スキンシップが多いせいか?何か、壁みたいなのが全て取り払われているような…?)
その時。
別の客と遊んでいたゴールデンレトリバー(大型犬)が、何かに興奮したのか、美琴の前に飛び出した!
美琴は小さく「きゃっ」と叫ぶと、後ろに下がった。
ジグソーパズルのピースがはまるが如く、上条の胸元に美琴が背中からすっぽり収まった。

上条は美琴を後ろから包み込むように抱きしめるような形になって硬直している。
美琴も犬への驚きが冷め、現状を把握するやいなや、さーっと赤くなる。
美琴の髪の香りが上条の鼻腔をくすぐり、美琴の温もりが上条の脳を思考停止させる。

(…?)
美琴は、上条が動かないため、ちょっと身をずらして振り向いた。
上条は至近距離で美琴と見つめ合う形になり―――
(まずいっ!)
上条の目は、美琴の目、そして唇へと視線が移り、固定される。

美琴も、脳の芯に、「何か」が来た。
目を瞑りなさい、そして、受け入れなさい、という信号が―――


美琴が目を瞑ったと同時に、上条は―――彼女の吐息に、自分の吐息を、重ねた。


美琴がガクンと力が抜け、体重が腕にかかってきたことで、上条は我に返った。
「み、美琴?だ、大丈夫か?」
「ふにゃ~~」
介抱しようと一旦、右手を離そうとすると、美琴の体に青白い光が走った。
(やべっ、放電してる!)
慌てて、右手で握り直し、へたりこんでいる美琴を支える。


ゴールデンリトリバーの動きにつられ、実際のところキスシーンを見た客はいなかった。
しかし、その後の美琴の放電による青白い光で動物たちはパニックに陥り、中は騒然となっていた。
(これはマズイ)
上条は御坂妹を招き寄せると、2人で美琴を支え、ペットランドから脱出を図る。
能力者チェックの門も右手でしのぎ、何とか落ち着ける所まで逃げ出せた。

落ち着くと、上条は、自分のしでかした事に愕然とする。
(な、なんてことを。理性飛んじまった…)
御坂妹は何を考えているのか、脱出の時から一言もしゃべらない。

「ごめん…ね。力がはいんない」
美琴がつぶやいた。放電は既にとまっており、上条の右手も不要な状態だ。
「す、すまん美琴。いや、謝ってすむ問題じゃないよな、本当に」
「キスってさ…なんかこう、徐々に盛り上がって、雰囲気がそうなって、するもんだと思ってた」
上条は返す言葉も無い。

「キスの味はどんなものですか、とミサカは、ミサカは、非常に、興味を持ちます」
急に御坂妹が喋りだした。
「…例えられない。でも、でも、一生、あの味は忘れられない、と、思う…」
美琴は上条を見上げて、続けた。
「当麻はいま何かんがえてるの…?」

「すまないと思ってる。が、あの時の俺は、自分の心に従った。後悔はしていない」
「…良かった。後悔してたら、フルパワーで電撃いっちゃうとこだったわ」
「え…」
「私のファーストキスがアレかあ…んふふ、上出来だわ♪」
「!」

「これが蚊帳の外というものですか、とミサカはしょんぼりします」
「まだまだ時間あるわよ。せっかく『美咲』って設定してるのに、活用できてないし。
 じゃあ第七学区戻りましょう。知り合いに会えそうだから、設定使ってみよ!」

「行こっ、当麻!」
走り出した姉妹を見て、上条もようやく走りだす。
「ははっ、俺全然心の整理できてねえのに。」

御坂美琴を見つめつつ、上条当麻は小さくつぶやく。
「本気になって、いいんかよ?」



fin.

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