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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある学園の執事喫茶/Part4 - (2010/02/28 (日) 15:50:41) のソース

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#navi(上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある学園の執事喫茶)

とある男女の一端覧祭


一端覧祭最終日の今日、空はあいにくの曇り空だ。
吐く息の白さが11月の終わりにしては空気が冷たいことをうかがわせる。
そんな中、御坂美琴は一端覧祭のために開放されている常盤台の学校案内をしていた。
ただの学校紹介に近いのだが、LV5が案内するとあってかなりの賑わいを見せている。
単に御坂美琴にあこがれてます!って女の子もわんさかきているが。
そろそろ頬が固まるんじゃないかな、と思うくらい愛想笑いを振りまきまくったせいか
「疲れた……」
これが客寄せパンダかとしみじみと感じる。
しかし疲れた。今日の学校案内だけが理由ではないのもわかっている。
一昨日の写真の一件で学生寮の生徒全員に追いかけられるわ
昨日は黒子につきあったら一日中つれまわされるわと体力がさすがに持たない。
休憩をもらい、かえるの様に両足を開くというお嬢様らしからぬ格好で椅子にどっかりと座っていると
突然土御門舞夏がやってきた。そして
「御坂ー。上条当麻を後夜祭に誘わなくていいのかー」
意味不明なことを言ってきた。
「な、何よ突然!誰が誰を何に誘うのよっ!」
顔が一瞬で真っ赤になった。自分でも顔が熱いのがわかるので
恥ずかしさから土御門舞夏から視線をはずして明後日の方向を向く。
土御門舞夏はそんなことをみじんも気にしないで続けた。
「知らなかったのかー?一端覧祭の後夜祭に雪が降る時に告白すると成功するっていう伝説があるんだぞー。」
「マジで!?」
明後日の方向を向いていた顔がグリンと土御門のほうへと向けられる。
「マジだぞー。」
(その伝説を流したのは私だけどなー)
今度は土御門舞夏が目だけを明後日の方向へと泳がせた。
まさか去年の悪ふざけがここまで広がるとは思ってなかった。
同じ中学の友達が好きな人が出来た。といってきたので
11月の終わりに雪が降るなんてめったにないことをいいことに
勇気付かせるために言った適当な嘘をついたら雪こそ降らなかったのになぜか彼女は大成功。
その結果、この噂はいつの間にかとても広がっていた。
まあ、せっかくなので御坂にも教えてみたのだが、
案の定、御坂美琴は携帯をとりだし天気予報を念入りに確認し始めた。
(さてー、カメラまた手入れしておくかー)
決定的瞬間を手に入れるべく土御門舞夏は準備を始めた。


「不幸だー。」
上条当麻はいつものセリフを呟いた。
朝起きたら食事がなかった。この一端覧祭ずっと忙しく、買い物を忘れていたのだ。
朝食抜きなのとこの数日の大騒ぎで上条当麻はげっそりしていた。
三日前はは初の執事で緊張の度合いがかなり高かった。
一昨日6階から飛び降りた。
昨日は常盤台のお嬢様からいろいろ質問攻めにあった。
休憩時間はほとんど誰に声をかけられ、その都度クラスメートから殴られる一日だった。
おまけに最後はクラス会議というなの魔女裁判だ。
初日の美琴についてから昨日の常盤台お嬢様大襲来についてまでいろいろと聞かれるわ
土御門と青髪ピアスから連携攻撃を何度も食らうわ吹寄から頭突きされるわ姫神に延々とスタンガンで殴られるわと散々だった。
おかげで体力ゼロの状態で最終日の朝を迎えてしまったわけだ。
「てか、寒いな……雪でも降るのか。」
空を見上げる。見事に厚い雲に覆われていた。
予定も相手もいないのに外にでる必要もなかった気がしてきた。
が、なんとなく外にでたかったのだ。もしかしたら
「美琴の奴に会えるかもしれないしな。」
思い出される日々。ビリビリして怒って騒いで追っかけてきて。
「……上条さんはMなのでしょうか。」
なんか頭痛くなってきた。
だが、それでも御坂美琴の近くにいると心地いいのだ。
その心地いい、が最近その場所にいたい、に変わってきたのも自覚している。
ふと携帯を見る。御坂美琴の番号は登録されているのだから会いたいならボタン一つで連絡が取れるのだが
会うためだけに電話をかけるのはどうもためらわれる。
「はぁ」
一度軽くため息をつき、また一人で街へ向かって歩き始めた。

街は思ったよりもお祭り騒ぎだった。
一端覧祭最終日、どのクラスも最後の出し物に気合を入れているようだ。
と、思ったのだがなんだかそれ以上に
「何でみんな後夜祭に人を誘ってるんだ?」
意識をしなくても後夜祭、という単語が耳に入ってくる。
そのあまりの頻度に頭から?マークを出しながら歩いていると電話が鳴る。相手は土御門。
不幸な予感を感じつつも、電話に出ると
「カミやーん、すまんが学校まで着てにゃー」
「なんでだよ!俺は昨日一日仕事した上に宗教裁判も真っ青の一方通行裁判でもうへとへとですよ!」
「でもなあ、常盤台の生徒がいっぱい来てカミやんを探してるんだにゃー。責任取るぜよ」
なんか不幸が加速している予感がした。

さすがに、会えるかどうかもわからない美琴よりもクラスメートのご機嫌でもとろうと思い学校へとやってきたのだが
「……増えてねーか……」
自分のクラスの前に出来る行列にうんざりとする。
しかも大半が常盤台中の制服を着ている。常盤台の制服がこんな特徴のない廊下に並んでいる姿は正直異常だ。
半目で行列を眺めていると、一人の少女がこちらに気づいた。
「上条様!」
一昨日の少女だ。
「たしか湾内さん?」
「はい、覚えていてくだっさて、光栄です。」
彼女は輝くような笑顔をこちらに向けてきた。
正直、ちょっとまぶしい。彼女はその笑みを崩して口を開いた。
「そういえば上条様、御坂様とはお知り合いなのですか?」
「ん?ああ、まあ友達みたいなものだよ」
「友達……ですか。」
彼女はなんか真剣に考えこんでしまった。
どうしたものかな、と考えていると
「とっとと入ってこい!」
吹寄の怒鳴り声が聞こえた。
「ま、またな!」
頭突きが怖いので適当にきりあてげ教室に入っていった。

「どうしましょう」
湾内は考えていた。
御坂様の友達だと上条様はおっしゃった。
気にしている点は一つ。後夜祭。
(私が誘ってもよいのでしょうか……)
少女は一人悶々としていた。
そして自分が入店する番が回ってきた。
都合よく、自分を案内してくれたのはあのツンツン頭の高校生。
「あの、上条様!」
気弱な少女は精一杯の勇気を振り絞った。

「あともう一踏ん張りか……」
お嬢様の相手を延々とし続けていると時刻は午後4時30を回っている。
5時にこの執事喫茶も終わりとなる。
そして5時半から後夜祭というスケジュールだ。
今日もいろんなことがあった。常盤台のお嬢様達はなんだか興味深々で美琴との関係を聞いてくるわ
土御門舞夏がニヤニヤしながら乱入してくるわそのせいで土御門が役に立たなくなるわ
姫神が執事になったりと盛りだくさんな一日だった。
そういや、舞夏が面白いことを言っていたな、と考えていると
「カミやーん、誰を後夜祭に誘うんだにゃー」
店もさすがに人が減ってきたので手持ち無沙汰にしていたところに土御門が声をかけてきた。
「あー、そういや今日常盤台の子に誘われたな。でも」
まだ言葉の途中なのに土御門からグーで殴られた。
ごぱぁん!と景気のいい音が鳴り響いた。かなり痛い。
「お嬢様から誘われてるだと!モテる男は余裕だにゃー!?」
「そうだそうだ!ボクにもわけて!カミやん病を!」
唐突に青髪ピアスが現れた。こいつは女の子の話をすると必ずいるのはなんでだろう。
そんなわけでぎゃあぎゃあといつもどおりの3馬鹿行動をしていると
「貴様ら!ちゃんと最後までやりなさい!」
いつもどおり吹寄が制止する。
が、今日の3人はそのまま止まらない。ついにはお客がいないのをいいことに
アクション映画のクライマックスシーンを開始したそのときだった。
上条の目に入り口にいるお嬢様の姿が映った。
「あれ?」
「ちょろっと、何無視してるのよ。」
お嬢様は電撃姫だった。
「えっと、どうしましたお嬢様」
「べ、別に後夜祭までちょっと暇だったからちょっとケーキ食べようとおもって着てみただけでたいした意味なんてないわよ!ただちょっとアンタに話があるの!」
一気にまくし立てられた。もじもじしてるようにも見えるし、心なしか顔が赤い気もするのはこの部屋が多少暑いからか?
「俺に話?ならあと10分もすればお店終わりだしそれからでいいか?」
「え、うん、じゃあ待ってる。」
というと御坂美琴は走って出て行ってしまった。
「あれ?ケーキを食べにお客としてきたんじゃないのか?」
頭に?マークを浮かべている上条当麻にクラス全員の怒りが炸裂した。

「ど、どうしよう」
とりあえず教室から出てきたものの御坂美琴はテンパってしまっていた。
10分後にはアイツと会って、この後のことを話さないといけない。
(う、うまく誘えるのかな)
乙女モードになっているお嬢様は教室の中の惨劇には気づいていない。
(雪の降る中で、こ、告白して!花火がバーンでふにゃー)
と、妄想で溶け始めている脳に衝撃的な一言が飛び込んできた。

「大体、カミやん今日別の女の子に後夜祭に誘われてたんじゃないのかにゃー!」

思考が停止する。目が大きく開いた。
頭が動き出すと色んな考えが浮かぶ。がそのどれもがうまくまとまらない。
表情は虚ろだが頭の中はパニック状態の美琴の前に、上条当麻が現れた。
「美琴。待たせた。で話ってなんだ?」
アイツは平然とやってきた。いつもどおりの顔で、いつもどおりの態度で。
なぜかそれに無償に腹が立った。血が出るんじゃないかというくらいに手を強く握っている。
ぶるぶると体の中心が震える。口がうまく開かない。顔の筋肉に無理やり力を込めて
そして
「ふーん。アンタ女の子に誘われてたんだ。よかったわね。とっとと行きなさいよ。」
さっきまで考えていたこととはまったく別の言葉が口から出た。
「美琴?どうした?」
「なんでもないわよっ。馬鹿!」
顔もろくに見れない。見たくない。
自分の中の感情がまったく抑えることが出来ない。ただの嫉妬という黒い感情を認めたくない。
だからそこから走って逃げ出してしまった。

「待て、御坂!」
唐突に走り出した御坂に走りながら声をかける、
が彼女はこちらを振り向かない。必死に追いかける。
走って走って、必死に追いつこうとするが距離はなかなか縮まらない。
それでも走る。絶対にあきらめるわけには行かない。

(何やってるんだろう。私)
一昨日にも似たようなことがあった。
自分以外の女の子が上条当麻を後夜祭に誘っていた。ただそれだけだ。
別に告白でもなんでもない。
なのに自分は思いっきり暴言を吐いて逃げ出した。
しかも、アイツが追ってきてくれたことをどこか喜んでいる。
勇気を振り絞った女の子のことも考えないで。
(ひどい女だ。私……)
だからこそ、つかまるわけには行かない。
それに走ってるうちに気づいてしまった。嫉妬をするということは
(アイツに自分しか見てほしくないんだ。私は)
人に嫉妬して、感情を抑えることも出来ずに
人を傷つける言葉も吐き出して。御坂美琴という自分がこんな醜いと気づいてしまった。
目に涙が浮かぶのがわかる。
その涙が零れるのだけはこらえて必死に、ただ必死に走った。
学校を飛び出し、わき目も振らずにがむしゃらに走った。
人に何度もぶつかった。けど謝りもしないでただ必死に走った。

気づけばあの橋に来てしまった。ふらふらと欄干に寄りかかる。
冬の空気に晒されている鉄は服を通してもとても冷たく感じられた。
一息ついて、気が緩んだのだろうか。唐突に涙がぽろぽろと落ち始めた。
上を向いて堪えようとするが自然と頬を伝って道路の染みになり、消えていく。
目に映るのは真っ暗な空。雲がかかり星どころか月すら見えない。
そういえば、ここは昔からアイツを追っかけたりするとたどり着く場所ね。
いつもいつもアイツは

「やっと追いついたぜ。」

やっぱり来た。なんでかわからないけど絶対来るって確信はあった。
でもそっちを見ることが出来ない。上を向いたまま口を開く。
「何でここにいるのよ。誘ってくれた子に悪いと思わないの?」
「何でって、確かに誘ってくれた子には悪いけど俺は最初から断ったんだぜ?」
予想外の返事に思わずきょとんとしてしまう。
コイツは人の頼みを断らない奴だから絶対にその子のところに行くと思っていた。
ゆっくりとアイツは歩いてくる。そして何も言わずに隣にやってきて同じように欄干に寄りかかった。
「そりゃ、上条さんだって女の子に誘われれば嬉しいですよ?健全な男子高校生ですから。」
いつもの軽口のようだが、どこか引っかかる。なんかいつもと違う。
「アンタ、何か隠してない?」
そういうと目の前の少年は少々驚いたようだ。が、すぐに小さく微笑んだ。

目の前の少女はさっさと吐け、といった表情で睨み付けて来る。
「隠し事、か」
学園都市は後夜祭の真っ最中となった。ここは静かだが
街の中心からはとても煌びやかなネオンの光、時期外れの花火が見える。
そして、その光を受けて雪が夜空に白く輝き始めた。
「……降ってきたな」
上条当麻は雪の舞う空を見上げた。そしてその雪を見てもう一度少し微笑むと
顔を正面の御坂美琴に向け、言葉を伝えた。
「今から俺がお前に隠してたことを言うよ」
一度かるくため息をついた。そして

「俺はお前が、御坂美琴が好きだ。付き合ってくれないか?」
御坂美琴の思考が停止した。

目を大きく見開いて固まってしまう。今コイツはなんて言った?
私が好き?え?
頭が動き出すと色んな考えが浮かぶ。がそのどれもがうまくまとまらない。
今日はパニックに陥ってばっかりだ。おまけに状況もめまぐるしく変わる。告白するつもりが告白されるし。
そんな慌てふためいている自分を優しい目で見つめている。
「後夜祭で雪が降ってるときに告白すると成功する、だっけか?優しい幻想だよな。今回は俺も頼らせてもらったよ。」
さすがに何の援護もなしに伝えるほどの勇気はありませんでしたー、というアイツの照れ笑いが目に入る。
その笑顔がどんどん滲んでいく。さっき止めた涙がまた溢れてくる。

「私もアンタが……上条当麻が好き……」

涙とともに言葉をこぼした。
そして走って当麻に抱きついた。思い切り抱きついた。ギュッという擬音はこのためにあるのではないか、というくらい
力いっぱい抱きしめた。
上条当麻も御坂美琴を抱きしめた。こっちは優しく抱きしめた。
「ずっとこうしたかった。抱きしめたかった。抱きしめてほしかった。」
当麻が美琴の優しく髪をなでる。美琴はちょっとみっともなく鼻をぐしゅぐしゅといわせると
「なんだろ。嬉しくっても涙ってほんとに止まらないね。」


「あの、御坂さん」
頬がヒクヒクと音を立ててるんじゃないか、というくらいに動いている。
それは今の状況が正直信じられないからだ。
なぜかというと御坂美琴がものすごい幸せそうな顔で抱きついているからで。
というか橋の上で抱きつかれてから離れていない。
しかも抱きつかれている箇所は腕じゃなくて胴体。
そのため上条当麻の右腕は脇の下に美琴の肩があるため腕が変な方向に伸びている。
そろそろ右腕の筋肉がやばい。
「うふふ~」
上条の引きつった笑顔など物ともせず美琴は鼻歌のようなものを歌いながらご機嫌だ。
「あの、御坂さん」
もう一度呼びかけてみる。すると
「御坂さんじゃなくてみ・こ・と!ちゃんと名前で呼ぶこと!ちゃんとしてよね!当麻!」
口を尖らせてちょっと怒ったように言ってくる。そういえばしっかりと呼び方が名前になっている。
そして言うことを言ったらまた顔を摺り寄せてくる。
「えっと、美琴、あのさ」
「何?とーま。とーまとーま」
可愛らしく何度も名前を呼んでくる御坂美琴。そのためちょっとはなれて、と言うことが出来ない。
頬を赤くし、幸せそうな顔でなんども胸に顔を摺り寄せてくる。
なんか自分の周りの雪だけはすぐに溶けてそうな気がするくらい御坂美琴があったかい。
それと反比例して周囲の視線が冷たく痛い。今は雪の降る後夜祭の真っ最中。
つまり他の学生からはこの二人は今成立したカップルにしか見えないわけで。
やっぱり後夜祭の伝説は本当だったんだ!とか
死ねよとか釣り合ってないとか常盤台のお嬢様可愛いとか色々な声が聞こえてくる。
正直、上条当麻は告白してもあまり今までの関係は変わらないのでは?とか思っていたが
ふたを開けたらびっくりである。
衝撃の度合い的には夏の暑い日、麦茶だと思って一気飲みしたらしょうゆを水で薄めたものだった感じだ。
「当麻、どうしたのよ?」
美琴が顔を胸に摺り寄せたまま聞いてくる。
あまりに美琴が可愛いのでちょっと戸惑ったが意を決して言葉に出す。
「ちょっとだけ離れ」
「いや」
いえーい即答速攻大否定。言い終わる前に言い返されてしまった。
小さくため息をつくといい加減筋肉がしびれ始めた右手を下ろす。自然と美琴の腰の辺りに手が行くので
そのまま腰に手を回した。
それに気を良くしたのか美琴はもっと強く抱きついてきた。
なんか髪からいいにおいがするのでどぎまぎとする。
「なんか、いつもと違いすぎませんか美琴せんせー!」
「でも、これも私なの。」
突然の強い口調。
当麻は少し息をのんだ。
美琴は続ける。
「いつも当麻を雷撃出しながら追いかけてるのも、常盤台のエースって言われるてるのも、お嬢様っぽいのも、
自分でもひどいんじゃないかな、と思ってしまうような醜い嫉妬をするのも、こうして大好きな人に甘えるのも全部本当の私。」
御坂美琴は顔を上げて上条当麻の顔をまっすぐに見据える。その顔はちょっと驚いたような表情を浮かべていた。
「どう思った?」
当麻は笑みを浮かべると
「美琴の事をもっと好きになれそうだな。」
「私はこれ以上当麻を好きになるとさすがにちょっと危険かなー」


雪は静かに降り注ぐ。
一端覧祭はこれで終わりだけど二人の関係はまだプロローグが始まったくらいだ。

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