OOOがほしい
「ねえ、当麻……」
「ん? どうした?」
「……が欲しいんだけど」
「すまん美琴、良く聞こえなかった」
「……が欲しいって言ってんのよ!」
「だから何が欲しいんだってんだよ! 大事なとこだけ聞こえないんだって」
「ゆ…び…わ…が欲しいの」
「指輪? そんなに高くない物なら買ってやってもいいぞ?」
「普通のじゃないわよ……」
「ま、まさか…数百万するやつ……とか言わないよな」
「ううん、け…」
「け?」
「結婚指輪」
「…………」
数日後、少女の指には可愛らしい指輪があったとかなかったとか。